お赤飯が大好きな筆者は、特別な日ではなくてもお赤飯を食べます。以前は小豆を購入して時間をかけて作っていましたが、井村屋『お赤飯の素 3合炊き』に出会ってからこの商品一筋です。お米を研いで、「お赤飯の素」を加えて、炊飯器のスイッチを押すだけなのですから! 今回はお正月も近いので、ハレの日にもおすすめ・時短&簡単に彩りよくお赤飯が作れるアレンジレシピ「さつまいもお赤飯」を作ってみました。
おめでたい日に食べるお赤飯

季節の行事や人生の節目など、特別なお祝いの日(ハレの日)に食べられる「お赤飯」。もち米に小豆やささげを加えて蒸す、日本の伝統的なご飯です。小豆を煮る下準備が必要で、蒸し器などを使うため調理には時間がかかります。お赤飯は、小豆の煮汁で炊くことでお米が赤くほんのりと色づくので、慶事などのおめでたい席のご飯として定着していきました。古代の日本では、赤色に災いや邪気を払う力があると信じられており、赤い色のごはんは神聖な食べ物とされていたという背景もあります。
お赤飯は特別な日だけにしか食べてはいけないの?
筆者は子どもの頃からお赤飯が大好きでした。ふっくらとしたもち米、小豆のホクッとしたおいしさ。そこにごま塩をパラパラとかけて食べると最高です。
子どもの頃は「おめでたいことがないとお赤飯は食べられない!」と思い込んでいたのですが、大人になったある日、「好きな時に食べていいのでは!」と急にひらめき、それ以来、自分で食べたい時に作るようになっていきました。
その当時も「お赤飯の素」という商品はあったのですが、そのほとんどがもち米と小豆がセットになっているもの。計量しなくてもいいだけで、小豆の下準備などにかかる手間は変わらないものでした。しかし、今回ご紹介する商品と出会ってから、お赤飯が圧倒的に身近なごはんになったのです。
もうすぐ発売25周年のロングセラー商品『お赤飯の素』!

井村屋『お赤飯の素 3合炊き』(230g・参考価格 税込204円・発売中)
「あずきバー」をはじめとする小豆商品を得意とする井村屋の商品です。2001年発売ということで、来年で25周年を迎えるロングセラー商品に成長しました。
既に活用している人も多いと思うのですが、筆者の周りには「知らなかった!」という人がなぜか多かったりします。「お赤飯をよく食べる」という話をすると、「時間がかかって大変でしょ?」という答えが返ってくることが多いのです。
そこで、「お赤飯の素を使えば、炊飯器のスイッチ押すだけだから簡単だよ!」と説明すると「えっ、そんな商品があるの?」と返ってくるのです。たくさんの商品が並んでいる中で、商品の使い方まで把握するのはなかなか難しかったりしますよね。
白米と一緒に炊飯器で炊くだけという便利さ

この商品のイチオシポイントは、何と言っても白米と一緒に炊飯器で炊くだけでおいしいお赤飯ができる点にあります。小豆を煮たり、煮汁と分けたりする必要は一切ありません。白米と混ぜるだけだから、混ぜご飯の素と同じような感覚です。つけ置きも必要ありません。

中身を器に出してみました。北海道産小豆100%とまろやかな塩味が特徴の赤穂の天塩を使用して作られています。
白米・もち米、自分の好きな配合で作れる!

あけ口が小豆のイラストになっています!
白米だけでも作れるのはもちろんのこと、白米ともち米のブレンド、もち米のみ、どの炊き方でもOK。その時に注意するのは、水加減のみです。3合のラインまで水を入れた後、水を追加する量が変わってきます。白米と混ぜてシンプルに炊くことが多いのですが、今回は筆者おすすめのアレンジレシピをご紹介します!
【アレンジレシピ】「お赤飯の素」を使うから手軽に作れる! さつまいもお赤飯

さつまいもの甘さと小豆の風味がおいしく、彩りも美しい「さつまいもお赤飯」を作ってみましょう。これも『お赤飯の素』を使うからこそ簡単に仕上がります。
用意した材料
・お赤飯の素 3合炊き 1袋
・白米 2合
・もち米 1合
・さつまいも(シルクスィート) 1本(250g)
・塩 小さじ1/2
※今回ご紹介している「さつまいもお赤飯」は著者オリジナルで、公式推奨のレシピとは異なります。
さつまいもを水に浸しましょう

まずはよく水洗いしたさつまいもを、皮つきのままカットして水に浸けます。ゴロッとした存在感になるように、やや大きめにカットしてみました。水に浸けるのは5分程度で大丈夫です。
白米2合+もち米1合をブレンド!

今回は白米2合ともち米1合のブレンドで炊いていきましょう。いつも通りにお米を研いで水切りをしておきます。
お赤飯の素は煮汁ごとすべて入れましょう

炊飯器に水切りした白米・もち米と『お赤飯の素 3合炊き』の中身を煮汁ごとすべて入れましょう。
白米の3合ラインまで水を入れてよく混ぜる

次に、白米3合炊きのラインまで水を入れて、全体をよく混ぜ合わせます。ここで炊飯器のスイッチを押せば、通常のお赤飯が炊きあがります。
さつまいも+水を入れましょう

水気を切ったさつまいもを入れて、100㏄のお水を追加しました。

さらに筆者は塩小さじ1/2もプラスしてみました。これはお好みでいいと思います。
いつものように白米メニューで炊飯スタート!

あとは「白米メニュー」のスイッチを押すだけ! 炊きあがるまで炊飯器にお任せです。ちなみに、我が家の年季の入った炊飯器では50分で出来上がりました。
甘くていい香り漂うキッチン、「さつまいもお赤飯」は彩り華やか

彩り鮮やかなさつまいもお赤飯!
いい感じに炊きあがりました! ほんのりと色づいたお米の色合いも綺麗です。

炊きあがったら、下からすくうようにして全体を軽く混ぜ、10分蒸らしをしてみました。10分後、保温機能を切って出来上がりです。
【ここもポイント】おいしさキープのために保温機能は使わないで!

商品パッケージには「品質保持のため、タイマー予約での炊飯、及び保温は避けてください」と記載があります。保温しておいた方が、蒸らしがきいておいしくなるようなイメージがあるかもしれませんが、「保温はしない」というのがおいしさを保つ秘訣でもあります。圧力鍋での炊飯も推奨していません。
お好みでごま塩をかけて頂きましょう!

大きめにカットしたさつまいもと、小豆色に染まったごはんのコントラストは見た目にも美しいですよね。色合いが綺麗に炊けるのもうれしいポイントです。着色料、保存料、化学調味料を使っていないので、小豆の持つ自然な色合いと風味も楽しめます。
こんなに手軽でおいしく炊けるなんて!

白米ともち米のブレンドですが、もち米だけで作ったようなおいしさです。小豆のホクッとした食感もちょうど良く残っており、風味が全体によく馴染んでいます。さつまいもの甘みも引き立っており、贅沢なおいしさに大満足!

さつまいもの品種はシルクスィートを使ってみました。甘みが強くしっとり滑らかな食感のお芋で、ふっくらとしたもち米と相性抜群です。ホクッとしたお芋の食感が好きな人は、紅あずまなどの品種を選んでみるといいかもしれません。
冷めてもおいしいからお弁当の一品に!

冷めてもおいしいので、お弁当の一品にするのも華やかでおすすめです。
まとめ:お赤飯好きを虜にさせる便利さとおいしさ! 常にストックしていつでもお赤飯を!

レトルトパウチ食品なので、常温で保存できる点もうれしいですね。筆者は「今日はお赤飯にしよう!」と急に思う立つので、常に2~3個ストックしています。

公式サイトにはアレンジレシピとして、小豆粥なども紹介されていました。今回はさつまいもで作りましたが、栗入りお赤飯もいいですよね! お赤飯が炊きあがってから栗の甘露煮を加えればいいので、こちらも簡単に作れると思います。

今回は「3合炊き」をご紹介しましたが、レトルトパウチ「2合炊き」、缶詰「赤飯用あずき水煮」もあります。お赤飯好きの筆者を満足させてくれる『お赤飯の素』。特別な日はもちろんのこと、何でもない日常にもおいしいお赤飯はいかがでしょうか。一般的なスーパーなどで手軽に購入できます。
●関連記事
















