〈イワタニ〉焼肉プレート(L)を実際に使ってみた!煙が出ない? 後片付けは簡単? 自宅でもおすすめ!

レビュー

「アウトドアといえば焼肉!」。そう思っているのは筆者だけではないでしょう。しかし、筆者のキャンピングカーには、焼肉用の装備はありませんでした。理由は、後片付けが面倒くさいから、これに尽きます。これに業を煮やした妻が「焼肉のないアウトドアには付き合えない!」という、いわば「No Yakiniku,No Outdoor」を宣言。これに応じるために、購入したイワタニの「焼肉プレート(L)」がアウトドアだけでなく、自宅でも便利なことに驚いたので、ぜひみなさんに紹介したいと思います。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

イワタニ純正カセットこんろ用プレート

安全設計のカセットフー専用アクセサリー

キャンプや車中泊、キャンピングカー生活を楽しむアウトドア好きでなくても、自宅で鍋をするためなどにカセットコンロを持っている人は多いでしょう。このカセットコンロの国内シェアの60%以上を持つといわれているのがイワタニです。意識していなくても、ご自宅のカセットコンロがイワタニという方も多いと思います。

筆者も自宅用、キャンピングカー用と複数のイワタニのカセットコンロを所有。アウトドアでの焼肉も、カセットコンロでなんとかしたいと考えたわけです。理由は簡単! 炭火やたき火なんて燃料の確保はもちろん、後片付けも面倒。どこのうちでもアウトドアでの焼肉の後片付けを行う人は同じだと思います。

そんな条件で探し出したのが、イワタニのカセットこんろ用プレートシリーズの「焼肉プレート(L)」。イワタニの「カセットフー」シリーズの専用アクセサリーとして用意されており、底面のくぼみがコンロのごとくにはまる設計。これにより、プレートがずれにくく、より安全に調理が行えるという点も小さな子どもがいる筆者には刺さったのです。対応するコンロはイワタニのホームページなどから確認いただけます。

箱に入った状態で縦横約34cm、厚さは約5.5cmしかありません。この薄さもキャンピングカーなどに収納する際に便利です。

フッ素加工で後片付け簡単!約2,000円と安価!

さらに筆者の心を引きつけたのが、パッケージに踊る「フッ素加工 お手入れカンタン」のキャッチコピー。自宅など暖かい室内で温水を使って、ゆっくりとできるなら、後片付けや洗い物をいといません。しかし、キャンプ場やRVパークでの冬キャンの最中、屋外の洗い場で、比喩ではなく凍るような冷水で後片付けをすることを考えると、簡単に汚れが落ちることは非常に重要。プレートだけではなく、水受皿まで汚れの落ちやすいフッ素樹脂加工がされているのは非常に魅力的です。

しかも、このイワタニの「焼肉プレート(L)」はかなり安価。筆者は地元のホームセンター・イエローグローブで税込2,178円で購入しました。純正アクセサリーとは思えないコストパフォーマンスの高さにも満足です。

パッケージの中身は「プレート」「水受皿」「補助取っ手」の3つ。「補助取っ手」以外はすべてフッ素樹脂加工がされています。

「焼肉プレート(L)」を使ってみた!

冬キャン!アウトドアで使ってみた

最低気温がマイナス6度程度のある日「千歳翼の杜オートキャンプサイト」で冬キャンを楽しみました。その際にイワタニの「焼肉プレート(L)」を登場させたのです。

使い方といっても、安定したテーブルの上にカセットコンロを置く、「焼肉プレート(L)」の水受皿のくぼみがごとくにしっかりはまるようにセット、水受皿の2/3(260ml)程度水を入れ、プレートを水受皿の上に乗せて、コンロを着火。プレートの上で食材を焼いて楽しむだけです。注意点としては、コンロの火は中火以下で使用することくらい。

気温は低かったのですが、風もなかったためか、ガスの着火などにも問題なく、なんの不満もなく焼肉を楽しむことができました。それどころか、少人数なら、さらにコンパクトな「焼肉プレート(S)」でも十分ではと思ったほど。

テーブルを出して、カセットコンロと「焼肉プレート(L)」をセットするだけ。数分で準備が完了するので、冬場でも焼肉の準備は簡単です。

自宅で「焼肉プレート(L)」を使ってみた

先にオートキャンプサイトで使ったのですが、その際の感想のひとつが、思ったよりも煙が出ないという印象。炭火の上に焼き網といった本格的なアウトドアでの焼肉に比べれば、当たり前なのかもしれません。しかし、これなら自宅での焼肉でも十分活躍してくれるのではと考えました。

そこで、実際に自宅でも「焼肉プレート(L)」を使って、焼肉を行ってみました。カセットコンロは「焼肉プレート(L)」に対応する「達人スーパースリム(CB-SS-1)」なので、しっかりと安定しています。

ホットプレートでの焼肉に比べると煙などは多くなりますが、元々自宅で焼肉をする派の方ならば、問題なしといった印象です。十分に自宅でも使えると感じました。

実はイワタニのホームページをみると「焼肉プレート(L)」のキャッチコピーは「ご家庭での焼肉に!」「焼肉プレート(S)」は「お手軽に焼肉を!」、そして「本格的な焼肉を!」と書かれた「焼肉グリル」という製品があるのです。どのくらい煙が出るのか? も含め、実はこちらも気になっています。

思ったよりも煙が出ない印象の「焼肉プレート(L)」。イワタニのカセットコンロでも一部モデルは対応しないので、しっかり確認するのがおすすめです。

「焼肉プレート(L)」の後片付け

「焼肉プレート(L)」を使用した「千歳翼の杜オートキャンプサイト」の洗い場。真冬に水が出るだけでもありがたいのですが、とても冷たい。

焼肉を行った後の「焼肉プレート(L)」。プレート部分は油や焦げ付き、水受皿も油が付着して、あまり洗いやすいものではありません。とはいえ、どちらもフッ素樹脂加工がされているので、汚れはかなり落ちやすい印象です。

普通に自宅などの室内でお湯を使って、柔らかいスポンジと中性洗剤で洗うならば、さほどの苦労のない洗い物といえます。

ただし、筆者が冬キャンを楽しんでいたマイナス気温での屋外の洗い場で、凍るような冷水を使って、洗うのは結構たいへん。フッ素樹脂加工で汚れは落ちやすくなっているのですが、ある程度洗ってしまった後、持ち帰って自宅などでもう一度洗う方が楽かもしれません。

ただし、焼肉の後始末としては、かなり楽というのが素直な印象です。

フッ素樹脂加工を傷つけないように柔らかいスポンジに中性洗剤を付けて洗います。汚れは落ちやすく後片付けはかなり楽です。

まとめ

アウトドアでも、自宅でも使える

製品自体になんの欠点もなく、素晴らしくよくできているのに「これって、オレ年に何回使うのだろう?」とあまりの使用頻度の低さにちょっとブルーになるアウトドアアイテムは意外にあるように思っています。というか、筆者も実際そういうアイテムをたくさんを保有しているわけです。

それに対して「焼肉プレート(L)」は素晴らしい。自宅の室内、ちょっと庭でバーベキュー(焼肉)、キャンプ場やRVパークに持って行ってと、さまざまな場所で活躍してくれるでしょう。「焼肉はしない」という方には向きませんが、「焼肉好き」ならかなり頻繁に活躍してくれると思います。

価格もリーズナブルですし、対応するイワタニのカセットコンロをお持ちなら、ぜひ使ってみていただきたい逸品です。外でも、内でも焼肉は好きだけど、炭火の後片付けはしたくないといった筆者のような不精者にもぴったりです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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