【徹底比較】ダイソー・スタンダードプロダクツvsキャンドゥ:価格もサイズも同じ耐熱ガラス計量カップなのにキャンドゥを推す理由は?

レビュー

どっちのアイテムを買ったらよいのか、わからなくなることがありませんか? 今回は「耐熱ガラスの計量カップ」ダイソー・スタンダードプロダクツのものか?キャンドゥのものか? どっちを買うのがよいのか、筆者もわからなくなったので、両方買って使い比べてみました。

売り切れ続出! 超人気のスタンダードプロダクツの「耐熱計量カップ」

500mLと250mLの両方が並んでいたのは2度目に行った際

ダイソー・スタンダードプロダクツ「耐熱計量カップ(500mL)」。見た目だけでも売れている理由がわかるかっこよさです

筆者のまわりでも最近大人気のダイソーブランドのスタンダードプロダクツ。自宅からいちばん近い店舗もいつ行っても賑わっています。そして、多くの場合、人気の商品では、すでに売れ切れていることも珍しくありません。

 

そんな人気の商品の1つが、今回紹介するスタンダードプロダクツ「耐熱計量カップ(500mL)」です。価格は税込550円。極めてスタンダードな形状の耐熱ガラス製の計量カップで、透明なガラスに赤い文字で「Standard」「Measuring Cup Heat Resistant Glass」の文字が高いデザイン性で配置されています。かなりかっこいい。

「耐熱計量カップ(500mL)」はカップ表面の赤色の印字もしっかりと計算されたデザインとなっているのがわかります

なおスタンダードプロダクツの「耐熱計量カップ」には250mLのタイプ(税込330円)もあるのですが、筆者が初めてスタンダードプロダクツのショップに行ったときには、品切れが、2度目に行ったときに大、小の2つのサイズがあることに初めて気が付いたくらい、人気のアイテムです。店舗でみつけたら確実におさえておきましょう。

スタンダードプロダクツの「耐熱計量カップ(500mL)」(以下「SP耐熱計量カップ」)は、そんな人気でおすすめのアイテムなのですが、100均好きの筆者は気付いてしまったのです。キャンドゥにもほぼ同じアイテムがラインアップされていることを。

キャンドゥの「耐熱ガラス計量ボウル500mL」も税込550円

キャンドゥで購入した「耐熱ガラス計量ボウル500mL」。スタンダードプロダクツの計量カップに比べてもシンプルなデザイン

透明ガラスに黒字で目盛りのみの地味なデザイン

100均好きの方なら、筆者と同じように気付いているかもしれませんが、実はキャンドゥの店舗でも耐熱ガラス製の計量カップが販売されています。その名も「耐熱ガラス計量ボウル500mL」(以下「CD耐熱ガラス計量ボウル」)。価格は税込550円です。

不思議なことに、スタンダードプロダクツのアイテムを扱うダイソーネットストアにも、キャンドゥの商品を扱うCan★Doネットショップにも、なぜか、この2つのアイテムは、ラインアップされていません。店頭で出会うことができれば、幸運ということでしょう。

必要最低限の計測目盛りしかない「CD耐熱ガラス計量ボウル」。素っ気ないレベルの装飾性のなさです

そんな「CD耐熱ガラス計量ボウル」ですが、デザインは「SP耐熱計量カップ」よりもシンプル。装飾的な英字の記載もなく、100mL単位のmL目盛り(50mL単位は数値表記なし)で100mLから500mLまでを表記。

そのとなりに、1/2cupから2 1/2cupまでの表記が1/2、1、1 1/2、2、2 1/2と表記され、50mL単位はラインのみの数値表記なしとなっています。なお、mLとcup以外の文字表記は「APPROX(およそ、約)」のみです。

この「SP耐熱計量カップ」と「CD耐熱ガラス計量ボウル」は買ってきて、実際に隣に並べてみても、ガラス面の表記以外に違いがわからないほど似ているので、より細かく比較してみました。

ダイソー・スタンダードプロダクツvsキャンドゥ:大きさも重さもほぼ同じ!

実際に隣同士に並べてみても、本体表面に印字された目盛りや英字以外の違いをみつけることはかなり困難です

持ち手の長さと形が若干違うくらい

それぞれ購入して自宅に持ち帰った後、並べておいてみたのですが、違いはほとんどみつけられません。仕方ないので、大きさや重さを測定してみたのですが「SP耐熱計量カップ」が直径約13cm、高さが約9cm、注ぎ口から柄の部分までの長さが約17cm、重さが約505g。これに対して「CD耐熱ガラス計量ボウル」は直径約13cm、高さが約9cm、注ぎ口から柄の部分までの長さが約17cm、重さが約506gでした。

重さが約1g違うという結果ですが、この1gも秤の誤差かもしれないレベルです。重ねたり、並べたりして、わずかに取っ手の部分の長さが並べてると少し違う点とカーブの仕方が「CD耐熱ガラス計量ボウル」のほうがややきつい点が違いとして発見できました。ほとんど違いとはいえないレベルでしょう。

ダイソー・スタンダードプロダクツvsキャンドゥ:実際に水を計ってみた

筆者は赤で目盛りなどが印字されている「SP耐熱計量カップ」の方が少し見やすく感じます。とはいえ、大きな差とは思えません

目盛りの赤い「SP耐熱計量カップ」のほうが少し見やすい

大きな違いがみつからないので、実際に水を計ってみました。当たり前ですが、ここでも差異はほとんどありません。強いて違いを述べるなら、筆者にとっては透明なガラス面にはっきりとした赤で目盛りが印字されている「SP耐熱計量カップ」のほうが少し見やすい点でしょうか。大きな性能差とはいえませんが……。

後片付けに洗ってみた

考えても違いがよくわからなかったので、手を動かしてみようと考えて、実際に2つの計量カップを手洗いしてみました

洗いやすさや手触りが違うのでは、と考えた

あまりにも違いが感じられない2つの計量カップを前に筆者は、後片付け、洗いやすさに差がないかと、実際にスポンジを使って洗ってみたわけです。洗ってみると、さらに違いのなさを痛感しました。

目をつぶって洗ったら、どちらがどちらか完全にわからなくなるレベルで形状も肌触りにも差はありません。ですが、ここでふと気が付きました。食器洗い機は使えるのだろうか? といった点をチェックし直すべきだと。

「CD耐熱ガラス計量ボウル」はオーブン・電子レンジにも対応

食器洗い機には「SP耐熱計量カップ」、「CD耐熱ガラス計量ボウル」ともに対応する仕様です。この点は便利です

「SP耐熱計量カップ」はオーブンと電子レンジでは使用不可

付属の注意書きなどを再度チェックすると「CD耐熱ガラス計量ボウル」は食器洗い機はもちろん、オーブンや電子レンジにも対応するのに対して、「SP耐熱計量カップ」は食器洗い機には本体表面のアイコン表示上対応するようですが、オーブンと電子レンジで使用できないことが明記されています。

なお、どちらのアイテムも直火は禁止で耐熱温度差は120度です。最初にもっとしっかりチェックすべきでしたが「SP耐熱計量カップ」は耐熱ガラス製品ではありますが、熱湯用でオーブンや電子レンジには対応しません

電子レンジでの加熱はもちろん、オーブンでの使用にも対応する「CD耐熱ガラス計量ボウル」。これは大きなアドバンテージといえます

これに対して「CD耐熱ガラス計量ボウル」は同じ耐熱ガラス製器具でも使用区分がオーブン用、電子レンジ用となっているのです。残念ながら、耐熱計量カップとして、この差は大きいと言わざるを得ないでしょう。

両方買った筆者のおすすめは「CD耐熱ガラス計量ボウル」

筆者は電子レンジやオーブンにも対応するキャンドゥの「CD耐熱ガラス計量ボウル」をおすすめします

まとめ:オーブンや電子レンジは使わず、デザイン買いするなら「SP耐熱計量カップ」

ほぼ同じ大きさ、デザイン、同価格のダイソーのスタンダードプロダクツの「SP耐熱計量カップ」とキャンドゥの「CD耐熱ガラス計量ボウル」をどうしても気になって、2つも必要ないのに両方買って比べてみた筆者のおすすめはいうまでもなく「CD耐熱ガラス計量ボウル」です。

ほぼおなじ商品の色違いといってもいいほど、よく似た2つですが、耐熱ガラスの計量カップにおいて、オーブンと電子レンジ、特に電子レンジが使えないという差は大きいといえるでしょう。計量した材料をそのまま電子レンジで加熱できるメリットは大きい

「CD耐熱ガラス計量ボウル」の底に貼られていたシールには、使用区分がオーブン用・電子レンジ用と明記されていました

そのため、両方すでに買った筆者が言うのは矛盾しているようですが、買うならキャンドゥの「CD耐熱ガラス計量ボウル」です。ただし、キャンドゥの店舗でもあまり見かけない気がするので、入手難易度が少し高いかもしれません。

また、絶対にオーブンや電子レンジでは使わないというのであれば、目盛りの視認性やデザイン性の高さという点ではスタンダードプロダクツの「SP耐熱計量カップ」を選ぶのもありでしょう。筆者ははっきりと結論が出て、スッキリしました。ただし「SP耐熱計量カップ」をどうするかは未定です。

 

スタンダードプロダクツ公式サイト

キャンドゥ公式サイト

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

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