処分したい不用品があるなら、メルカリに出品してみましょう。出品の流れをあらかじめ把握しておけば、スムーズに作業を進められます。
※主な操作手順はiOS 15/Android 12搭載端末をもとに動作検証、撮影しています。ほかの端末では、動作や画面表示が異なることがあります。あらかじめご了承ください。
※本文中に記載されている内容は、2022年3月現在の情報です。アプリのサービスや内容、価格などは、お知らせなしに変更される場合があります。
出品の流れを把握しよう
1.商品を撮影して情報を入力
商品を出品する際は、写真や説明文、価格などを自分で設定します。コツを押さえれば、売れやすい商品情報を設定することが可能です。
出品後は、購入希望者からコメントや質問が届きます。快適な取引のために、丁寧で誠実な対応を心がけましょう。
商品が購入されたら、発送作業に移ります。メルカリでは、お互いの個人情報を明かさずに商品をやり取りできる仕組みもあるので安心です。
(1)商品を撮影する
出品する商品をさまざまな角度から撮り、細部も伝わるようにしよう。ポイントを押さえれば、魅力的な商品写真が撮れる。
(2)撮った写真を加工
撮影した商品の写真は、実際の色に近づけたり細部を拡大したりするなどして加工できる。
(3)商品情報を入力
商品の名前やカテゴリー、サイズ、おすすめポイントなどを入力。書くべき情報を知り、手間なく魅力的な説明文を作ろう。
(4)配送方法と価格を設定
商品発送の際に利用する配送サービスを選択し、自分が納得できる価格を設定。販売手数料や配送料など、利益の仕組みも知っておこう。
2.購入者とのやり取りを進める
(1)購入希望者とやり取り
商品に興味を持った人から質問やコメントが届いたら、丁寧な文言で返信。ほかの利用者との交流を楽しもう。
(2)商品を発送
商品が購入されたら、コンビニや郵便局、「宅配便ロッカーPUDO」などから発送。宛名書きが不要で、アプリだけで手続きを進められる場合もある。
3.購入者とのやり取りを進める
(1)購入者を2段階で評価
購入者を2段階で評価したら、取引は終了。
自分も購入者から評価される。評価は「マイページ」から確認可能。
(2)売上金を受け取る
出品で得た売上金は、「振込申請」をすることで、指定した銀行口座に振り込まれる。
出品する商品を撮影しよう
売りたい物を決めたら、まずは商品の写真を撮影しましょう。商品全体のほかに、タグや傷など、細部が伝わる写真などを複数枚撮ることが大切です。
出品するときは、まず商品写真を撮影します。「写真を撮る」をタップしてカメラを起動したら、サイズや細部が伝わるように、複数の角度から撮影しましょう。写真ひとつで売れやすくなる場合もあるので、コツを押さえて見栄えよく撮ることが大切です。
本や化粧品、家電などを出品する際は、スマホでバーコードを読み取るだけで商品情報を自動入力できる「バーコード出品」がおすすめです。
写真を撮影する
(1)「出品」をタップ
画面下部の「出品」をタップし、もう一度「出品」をタップ。
(2)「写真を撮る」をタップ
「出品方法を選択してください」と表示されたら、「写真を撮る」をタップ。
(3)写真を撮影する
カメラが起動したら、商品が画面中央に収まるようにカメラの位置を調整。シャッターアイコンをタップして撮影する。
(4)細部などの写真を複数枚撮る
正面や背面のほかに、素材感や汚れ、傷も伝わるように細部も撮影する。写真は最大10枚まで掲載可能。撮った写真は、画面中央の一覧で確認できる。
(5)「完了」をタップして撮影を終了
「完了」をタップして撮影を完了。「商品の情報を入力」画面に、撮った写真が表示される。
スマホ内の写真を使う
(1)「アルバムから選ぶ」をタップ
スマホですでに商品写真を撮っていた場合は、「出品」画面の「アルバムから選ぶ」をタップ。
(2)掲載したい写真を選ぶ
「写真」アプリが起動したら、使用したい写真を複数タップして選択。画面右上の「完了」をタップしよう。
(3)写真が表示される
選択した写真が入力された。確認したい写真を選んでタップ。
写真が大きな画面で表示された。「完了」をタップして商品情報の画面に戻る。
Point
▶商品の細部がわかる見栄えのいい写真を複数撮影すると売れる確率アップ!
▶本や化粧品、家電は「バーコード出品」で手間なく出品
豆知識
写真を撮る
タップすると、自動でカメラが起動する。今すぐ商品写真を撮影したいときに便利。
アルバム
タップすると、「アルバム」アプリが起動し、あらかじめスマホで撮影しておいた写真を利用できる。
商品ごとの撮るべき写真
洋服
(1)全体の写真
(2)生地のアップ
(3)ブランドロゴやアピールポイント
(4)品質表示タグや問題のある箇所
バッグ
(1)全体の写真
(2)バッグの中の状態やポケット
(3)ブランドロゴやアピールポイント
(4)問題のある箇所
雑貨
(1)全体の写真
(2)角度を変えた写真
(3)サイズや質感が伝わる写真
(4)問題のある箇所
本
(1)表紙の写真
(2)裏表紙の写真
(3)天面や側面の写真
(4)汚れや折れ、書き込みなどのある箇所
家電
(1)全体の写真
(2)説明書や付属品
(3)製造年月日や品番
(4)問題のある箇所
家具
(1)全体の写真
(2)付属品
(3)サイズや質感が伝わる写真
(4)汚れや傷など問題のある箇所
撮影時に押さえておきたい四つのポイント
ポイント(1)自然光を利用する
窓際などの自然光が当たる場所で撮る。商品の色合いをきれいに写せるほか、素材の質感なども伝わりやすくなる。
ポイント(2)商品の全体を収める
洋服はハンガーに掛けて撮影すると、全体のデザインやシルエットが伝わりやすい。組み立て式の家具は、組み上がった状態の全体図を撮ろう。
ポイント(3)傷や汚れも写す
購入後のトラブルを防ぐために、傷や汚れ、経年劣化した箇所などの写真は必ず撮影。商品の状態を正確に伝えよう。
ポイント(4)サイズや使用イメージが伝わる写真に
アクセサリーや時計などは、実際に身に付けて撮ると、サイズや使用イメージを伝えやすい。バッグや衣装ケースは、実際に物を入れて撮影するのがおすすめ。
「バーコード出品」をする
(1)「バーコード」をタップ
画面下部の「出品」をタップし、「バーコード(本・コスメ)」をタップする。
(2)バーコードを読み取る
カメラが起動したら、画面上の白いバーコードを商品のバーコードに重ねて読み取る。続いて「商品写真を撮る」をタップ。
(3)商品の写真を撮影する
全体や細部など、掲載したい商品写真を撮影しよう。撮り終わったら「完了」をタップ。
(4)商品情報が自動入力される
読み取ったバーコードを元に、商品のカテゴリーや名前、説明が自動入力された。内容を確認し、加筆修正したい箇所があればタップして編集しよう。
撮影した写真を加工しよう
商品写真を撮影できたら、次は写真を加工しましょう。明るさや色みを調整したきれいな写真は、購入希望者に注目されやすくなります。
購入希望者が買い物をする際に重視するのが商品写真です。写真を撮ったら、魅力が伝わりやすいように加工してから出品しましょう。
写真が暗いと感じたときは、「調節」をタップして、明度を補正できる「明るさ」を選択。色みを実際の物に近づけたいときは、「彩度」をタップしましょう。細部や傷を見せたいときは、余白をカットして指定した範囲を拡大表示できる「切り抜き」を使います。
写真の明るさを調節する
(1)「出品」をタップ
「商品の情報を入力」画面で写真をタップ。次の画面で、下部の「写真編集」アイコンをタップしよう。
編集メニューが表示されたら、「調節」をタップする。
(2)バーを動かして明るさを調節
画面下部の「明るさ」をタップ。バーを右方向に動かすと、写真に明るさを足せる。
(3)「適用」をタップ
調節が完了したら、画面右上の「適用」をタップ。続いて「完了」をタップすると編集完了。
写真の彩度を調節する
(1)「調節」をタップ
加工したい写真を表示し、「写真編集」→「調節」をタップ。
(2)画面右下の「彩度」をタップする。
画面右下の「彩度」をタップ。
(3)バーを動かして彩度を調節
バーを右方向に動かし、色みを鮮やかにしよう。「適用」→「完了」の順にタップすると加工を保存できる。
不要な部分をトリミングする
(1)「切り抜き」をタップ
加工したい写真を選び、「写真編集」画面を表示。「切り抜き」をタップする。
(2)切り取る範囲を指定する
四隅の白い丸を動かし、不要な部分が写らないように調節。画面右上の「適用」をタップ。
(3)写真がトリミングされた
余白部分がカットされた。「完了」をタップすると編集が終了する。
Point
▶明るさ、彩度を調節して、商品の見栄えをよくする
▶見てほしい部分をトリミングする
撮った写真に文字を追加して、情報量アップ!
型番やブランド名が伝わりにくい場合は、写真に文字を追加するとわかりやすくなります。「写真編集」の「テキスト」をタップすれば、型番やブランドの名前が入力できます。
商品説明を入力しよう
写真の編集が済んだら、商品の状態や名前、説明文を入力しましょう。書くべきポイントを知れば、商品の魅力を伝える文章が時間をかけずに作れます。
商品説明では、商品のサイズや色、魅力を具体的に書きます。傷や劣化の状態も詳しく書くことが大切です。難しい場合は、ほかの利用者の説明文を参考にしましょう。ただし、丸写しは違反行為です。
商品をより注目されやすくしたいときは、「#」の後ろに入力したキーワードをラベル化できる「ハッシュタグ」機能が便利。商品の特徴がひと目でわかるだけでなく、検索にもヒットしやすくなります。
カテゴリーとカテゴリーとブランドを選択
(1)「カテゴリー」をタップ
「商品情報の入力」画面で「カテゴリー」をタップ。
(2)商品のジャンルを選択
商品のカテゴリーを選択。次の画面で、より詳しいジャンルを選択しよう。
(3)「ブランド」をタップ
商品のブランド名がわかる場合は、「ブランド」をタップ。
(4)ブランドを選択
一覧の中から、該当するブランドを選択。検索欄にブランド名を入力すると、素早く見つけられる。
商品の状態を選択
(1)「商品の状態」をタップ
「商品の情報を入力」画面で、「商品の状態」をタップ。
(2)商品の状態を選ぶ
傷や汚れを確認し、商品の状態を正直に選択しよう。
商品名と説明文を入力
(1)商品名を入力
「商品名」をタップし、商品の名前やブランド名をタップ。「新品」や「希少品」など、商品の魅力を表す単語を取り入れてもいい。
(2)商品説明を入力
「商品の説明」の入力欄をタップし、おすすめポイントや注意点、サイズなどを入力する。
Point
▶商品名に検索されやすい単語を取り入れる
▶説明文には傷や汚れなどのデメリットも隠さず書いてトラブル防止
▶商品情報の入力を中断したいときは下書き保存する
商品情報に書くべきポイント
A.商品の種類
最初に、どんな商品なのかをわかりやすく説明する。電化製品などの場合は、本体に記載された型番も書いておこう。
B.使用回数・期間
商品を使った回数や期間、商品の状態を書く。トラブルを防ぐために、傷や汚れなどのダメージがあれば正直に記入しよう。
C.おすすめポイント
商品のおすすめポイントをまとめる。左の例では、具体的な使用例や、持ち運びやすさ、デザイン性の高さなどを明記した。
D.注意点・付属品
注意点がある場合は必ず書く。付属品や、購入者自身が用意する必要がある物、発送にかかる期間などを記載してもいい。
E.サイズや色
商品のスペックやサイズ、色などを明記する。わからない場合は、商品の公式ウェブサイトなどを参照しよう。
売れている商品の説明文を参考にする
(1)「絞り込み」をタップ
「ホーム」画面の検索欄をタップし、出品したい物と同じ商品を入力して検索。ここでは「卓上加湿器」と入力した。検索結果画面で、「絞り込み」をタップ。
(2)「販売状況」をタップ
絞り込みメニューが表示されたら、「販売状況」をタップする。
(3)「売り切れ」をタップ
「売り切れ」をタップし、画面下部の「決定」をタップ。次の画面で「完了」をタップしよう。
(4)説明文を見たい商品を選ぶ
すでに売り切れた商品のみが表示された。一覧の中から、参考にしたい商品を選んでタップ。次の画面を上になぞり、商品説明を見てみよう。
「ハッシュタグ」を利用して閲覧数アップ
(1)半角の「#」を入力
「商品の説明」欄をタップし、「ハッシュ」と入力。変換機能を使い、半角の「#」に変換しよう。
(2)商品の特徴を入力
「#」のあとに続けて、商品名や特徴を入力しよう。今回は「#加湿器」と入力した。
(3)複数のハッシュタグを入力
改行し、別のハッシュタグを記入しよう。5個以内を目安に、商品の色やサイズ、ターゲットとなる年代や性別など、説明文で補足したい内容を入力するのがおすすめ。
無関係のハッシュタグをつけるのは禁止行為
購入希望者の注目を集めるのに便利なハッシュタグ。ついたくさん追加したくなりますが、商品とは無関係のタグをつけるのはやめましょう。購入者が商品検索をする際の妨げとなるため、迷惑行為として通報されたり、ペナルティの対象となったりする可能性があります。
商品情報を途中で下書き保存する
(1)「下書きに保存」をタップ
「商品の情報を入力」画面を上になぞり、「下書きに保存」をタップ。入力した内容を下書き保存できた。
(2)「下書き一覧」をタップ
下書き保存した内容を編集したいときは、画面下部の「出品」をタップ。続いて「下書き一覧」をタップ。
(3)編集したい商品情報をタップ
下書き保存した商品情報一覧が表示されるので、編集したいものを選択しよう。タップすると「商品の情報を入力」画面が表示される。
配送方法と価格を決めよう
商品名と説明文を入力できたら、配送方法と価格を設定しましょう。送料や販売手数料を参考に、自分が納得できる値段をつけることが大切です。
メルカリでは複数の配送方法が用意されています。おすすめは、「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」といった独自サービス。個人情報を伏せて取引できるほか、コンビニや郵便局から気軽に発送できるのが特徴です。
値付けの際は、配送方法に応じた配送料と、販売手数料が差し引かれるのを意識し、赤字にならない価格を設定しましょう。迷った場合は、類似商品の相場を参考にします。
配送方法を選ぶ
(1)「配送料の負担」をタップ
「商品の情報を入力」画面で、「配送料の負担」をタップ。
(2)誰が送料を負担するか選ぶ
送料を負担する人を選択。基本は「送料込み(出品者負担)」をタップしよう。
(3)「配送の方法」をタップ
続いて、「配送の方法」をタップする。
(4)配送方法を選択
商品のサイズや配送料を確認し、最適な配送方法を選択。今回は「らくらくメルカリ便」を選択した。
(5)「発送元の地域」をタップ
「商品の情報を入力」画面に戻り、「発送元の地域」をタップする。
(6)商品を発送する地域を選択
どのエリアから商品を発送するかを選ぼう。
(7)「発送までの日数」をタップ
「商品の情報を入力」画面に戻ったら、「発送までの日数」をタップ。
(8)発送までにかかる日数を選択
発送までの日数を選択しよう。「1~2日で発送」を選ぶと、商品がより早く売れやすくなる。
価格を設定する
(1)「販売価格」をタップ
商品の価格を設定するために、「販売価格」をタップ。
(2)価格を入力
販売したい価格を入力し、「完了」をタップ。
(3)手数料と販売利益が表示される
表示された「販売手数料」と「販売利益」を確認。配送料を含め、値付けの参考にしよう。
Point
▶商品のサイズや重さを参考に、お得な配送方法を選択
▶値付けの際は、販売手数料と配送料が差し引かれることを意識
▶値付けに迷ったら、「売れるかチェック」機能で類似商品の相場を確認(Androidは非対応)
配送方法に迷ったら「配送方法早わかり表」をチェック
どんな配送方法を選べばいいのかわからない、各配送方法の配送料や特徴を確認したいといったときは、「配送方法早わかり表」を確認しましょう。
メルカリの利益の仕組み
(1)10%の手数料がかかる
商品が売れると、販売手数料が発生する。出品者は売上代金の10%をメルカリに支払うシステムで、売上金から差し引かれる。
(2)メルカリ便の送料に注意
らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便を使うと、売上金から配送料が差し引かれる。値付けの際は、配送料を考慮して赤字にならないように注意しよう。
「売れるかチェック」で相場を確認する
(1)「売れるかチェックをする」をタップ
画面下部の「出品」をタップし、「売れるかチェックする」をタップ。
(2)「さっそく撮影する」をタップ
カメラが起動したら、「さっそく撮影する」をタップ。
(3)商品を撮影する
出品する商品の全体が写るようにカメラの位置を調整し、画面下部のシャッターボタンをタップ。
(4)範囲を指定
写真を撮影できた。画面の白い枠を動かし、商品の範囲を指定しよう。続いて画面右上の「完了」をタップ。
(5)類似商品の相場が表示された
似ている商品の相場が表示された。「売り切れ価格」をタップすると、すでに売り切れた類似商品がいくらで売れたかを詳しく確認できる。
(6)「終了する」をタップ
相場を確認したら、画面左下の「終了する」をタップ。次の確認画面で、「いいえ」をタップしよう。
出品を完了する
(1)「出品する」をタップ
「商品の情報を入力」画面で、商品情報に不備や間違いがないか確認。問題なければ、画面下部の「出品する」をタップしよう。
(2)出品が完了した
出品作業が完了した。「×」をタップして「ホーム」に戻り、商品が売れるのを待とう。
※この記事は『メルカリ売り方&買い方完全ガイド』(マキノ出版)に掲載されています。