なんと50ヵ国語以上に対応!
日本を訪れる外国人観光客は激増しており、接客業ならずとも、外国人とコミュニケーションを取る必要に迫られる場面は増えているはずだ。そこに立ちはだかっているのは、言葉の問題である。
多くの日本人は外国語が不得手だし、外国人に日本語を覚えてもらうのは、それ以上に困難。そこで、音声翻訳機の出番となる。
日本語でしゃべると外国語に翻訳され、音声で出力。または、その逆も可能だ。
音声翻訳なら、スマホで「Google翻訳」などを利用している人も多いだろう。しかし、この場合、アプリを起動する手間や、個人情報が入ったスマホを相手に渡さなければならない不安、電池や通信データの消費といった、いろいろな不満が出てくる。これらをすべて解消できるのが、音声翻訳に特化した超小型翻訳機「ポケトーク」だ。
ソースネクスト
ポケトーク
実売価格例:3万2180円(専用SIM同梱モデル)
手のひらに収まるほどのコンパクトサイズで、50ヵ国以上の相互翻訳に対応。最初に2ヵ国(例えば日本語と英語や、日本語と中国語など)を設定すると、本体のカラーパネルに、両国の国旗が表示される。
日本語と英語の場合、日の丸側の「<」「>」ボタンを押して、日本語で「こんにちは」と話しかけると、本体のスピーカーから「Hello」と音声が出力される。パネルにも「Hello」と表示されるので、音声を聞き逃しても、パネルを見せればコミュニケーションは成立する。英語を翻訳する場合は、星条旗側の「<」「>」ボタンを押せばいい。
手のひらに収まるサイズでバッテリーのもちも良好
本機の音声認識/翻訳はクラウドで行われているため、インターネットへの接続が必要だ。
本体にはSIMカードスロットが装備されており、SIMを装着すればWi-Fiが使えない環境でも利用できる(SIMカード同梱モデルも用意)。同梱のSIMは購入から2年間は無料で使え、その後は更新料を支払うことで継続利用できる。
言語ごとに翻訳エンジンを使い分けるようになっているため、精度は良好で、かなり長い会話でも的確に翻訳する。
内蔵バッテリーをフル充電すれば待機5日間、連続翻訳6時間の利用が可能。国内での接客も海外旅行も、これ一台で乗り越えられそうだ。
解説/福多利夫(フリーライター)
※表示の価格は、記事制作時のものです(税込み)。