❶カメラとスマホをつなぐならWi-Fi? ブルートゥース?

カメラで撮影した写真の楽しみ方といえば、現代では、圧倒的に「ツイッター」や「インスタグラム」などのSNS利用が占めるだろう。

デジカメで撮影した写真も、Wi-Fiでスマホに転送してしまえば、簡単に各種SNSへアップロードできる。

また、Wi-Fiの転送速度は意外に速く、動画も短時間で転送できるというメリットがある。

ところが実際は、デジカメとスマホをWi-Fiでつなごうとしたときに、公衆無線LANの電波を拾ってしまって、うまく接続できないことが多かったり、Wi-Fi接続時の消費電力が高く、双方の電池がすぐ消耗してしまったりというデメリットもあった。

そこで最近、注目されているのがブルートゥースだ。

Wi-Fiに比べて、接続時に消費する電力がとても低いという特徴がある。

そのため、バッテリー残量を気にすることなく、デジカメとスマホを無線通信で常時接続しておくことが可能なのだ。

ブルートゥースとWi-Fiの特徴

画像: ブルートゥースとWi-Fiの特徴

ただ、実際の画像転送時は、ブルートゥースで接続したデジカメに、改めてWi-Fiで接続し、その状態で転送を実行することになる。

これは、ブルートゥースのほうがWi-Fiより通信速度が遅いため、大きなサイズの画像データだと、転送に時間がかかってしまうからだ。

両対応モデルが増えてきた

画像: キヤノン・EOS 9000D(左)、PowerShot G9X MarkⅡ(右)など、デジタル一眼/コンデジともにWi-Fiとブルートゥースの両方に対応する機種が増えてきた。

キヤノン・EOS 9000D(左)、PowerShot G9X MarkⅡ(右)など、デジタル一眼/コンデジともにWi-Fiとブルートゥースの両方に対応する機種が増えてきた。

つまり、ブルートゥースはあくまでも「ペアになったカメラとスマホの接続が切れないような仕掛け」であり、スマホへの画像転送には、通常はWi-Fiを利用するのだ。

ブルートゥースが採用されていれば、より簡単・確実に接続作業が行えるということなので、実は、どちらを選ぶかという話ではない。

ブルートゥースは常時接続が基本

画像: 一度ペアリングを行えば、次からはスマホ側の操作だけでカメラとの接続ができる。

一度ペアリングを行えば、次からはスマホ側の操作だけでカメラとの接続ができる。

画像: カメラをバッグに入れたままの状態で、カメラ内の画像の閲覧や転送も可能だ。

カメラをバッグに入れたままの状態で、カメラ内の画像の閲覧や転送も可能だ。

❷撮影画像をスマホに転送するにはどうすればいい?

カメラ内の画像をスマホに転送するには、スマホにカメラメーカー製のアプリをあらかじめダウンロードしておく必要がある。

オリンパスのデジカメなら、同社の「Image Share」というアプリ(iOS/Android用ともに無料)を使う。

カメラ画面のWi-FiアイコンをタッチするとQRコードが表示され、これをスマホアプリのカメラ機能で読み込めば、ペアリング設定が可能。

あとは「写真転送」をタップすると、デジカメで撮った画像がスマホに表示されるので、好きな画像を選択して転送すればいい。

スマホ側で操作して転送する

画像: オリンパスのカメラでは画面のWi-FiアイコンをタッチするとQRコードが表示される。

オリンパスのカメラでは画面のWi-FiアイコンをタッチするとQRコードが表示される。

画像: 上のQRコードをスマホで読み取れば、簡単にペアリングできる(上はペアリングに成功したあとのiPhoneの画面)。

上のQRコードをスマホで読み取れば、簡単にペアリングできる(上はペアリングに成功したあとのiPhoneの画面)。

逆に、デジカメ側の操作で、スマホに画像を送るのが富士フイルムの「CameraRemote」というアプリ(iOS/Android用ともに無料)。

パスワード設定なしにWi-Fi接続が可能で、アプリの起動後、デジカメの再生画面から転送したい画像を選び、スマホに送信できる。

❸デジカメで撮った画像をスマホ経由でクラウドに保存したい!

デジカメで撮影した画像ファイルは、上のような方法でスマホに転送できる。

では、スマホに転送したあとはどうするか。ここでは、無料の「Googleフォト」を紹介しよう。

専用アプリをダウンロードし、Googleのアカウントを登録すれば準備完了だ。

スマホの「アルバム」または「写真」にある画像は、自動的にすべてアップロードされる(設定により、Wi-Fi接続時に限定することも可能)。

ただし、自動的に約1600万画素に縮小され、画質はオリジナルのままではない。

「Googleフォト」へのアップ

画像: 「Googleフォト」へのアップでは、同アプリの「設定」で「バックアップと同期」をオンにする。

「Googleフォト」へのアップでは、同アプリの「設定」で「バックアップと同期」をオンにする。

SNSへの投稿も簡単。iPhoneの場合、「写真」アプリから好みの写真を選び、矢印が上を向いた「アップロード」アイコンをタップ。

すると、自分が登録しているSNSの一覧が表示されるので、そこから目的のSNSを選んでコメントを書き込み、アップロードすればいい。

SNSへのアップ

画像: iPhoneでは「写真」で好きな画像を選び、投稿したいSNSをタップしてアップロードする。

iPhoneでは「写真」で好きな画像を選び、投稿したいSNSをタップしてアップロードする。

主なSNSのサービス内容

画像: 主なSNSのサービス内容

❹スマホでカメラを操作できるらしいけど、どうやるの?

多くのカメラは、Wi-Fiでスマホと接続すれば、スマホ画面を見ながら、十数メートル離れたところからでもリモート撮影が楽しめる。

どの製品も基本操作は同じで、例えばオリンパスのデジカメなら、先述の「Image Share」で「リモコン」を選択すると、スマホ画面にライブビュー映像が写し出される。

このとき、絞りやシャッター速度、感度、ホワイトバランスといった撮影設定を調整することもできるし、電動ズームレンズを装備したデジカメなら、ズーミングも可能。

そして、スマホ画面のシャッターボタンを押せばいい。

犬小屋の中の愛犬の寝顔の撮影や、写り具合を確認しながらの自撮りなど、さまざまな用途に使える。

ライブビュー表示のタイムラグがあるのが欠点だが、素早く動く被写体でなければ、問題ないだろう。

スマホのデジカメ操作画面

画像: オリンパスのアプリ「Image Share」の画面。いちばん上にある「リモコン」をタップする。

オリンパスのアプリ「Image Share」の画面。いちばん上にある「リモコン」をタップする。

画像: スマホ画面にライブビュー映像が表示され、少しタイムラグはあるものの、離れた場所から画面を確認しながら操作と撮影が行える。

スマホ画面にライブビュー映像が表示され、少しタイムラグはあるものの、離れた場所から画面を確認しながら操作と撮影が行える。

❺撮影した場所をスマホの地図アプリで表示できるって本当?

地図アプリに撮影場所を表示するには、まず、写真にGPS情報が書き込まれている必要がある。

最近のデジカメはGPS機能を搭載しなくなってきているが、その場合も、スマホアプリで対応が可能だ。

例えば、オリンパスの場合、あらかじめ「Image Share」で「位置情報付与」をオンにしておく。

すると、スマホ内蔵のGPSにより、時間ごとの位置情報が自動的に記録され始める。

その状態でデジカメとスマホを一緒に持ち歩き、いつもどおりデジカメで撮影する。

このままでは、まだ写真には位置情報が記録されないが、デジカメとスマホをWi-Fi接続し、「位置情報記録」を行えば、写真に記録されている撮影時間とスマホ内の位置情報を照らし合わせ、写真に書き込んでくれるのだ。
 
あとは、その画像をスマホに転送し、写真アプリで「詳細」をタップすれば、撮影場所が地図上で表示できる。

撮影した場所が地図上に表示できる

1

画像: 「写真」アプリで目的の写真を表示し、右上の「詳細」をタップ。

「写真」アプリで目的の写真を表示し、右上の「詳細」をタップ。

2

画像: 撮影した場所のGPS情報に基づいた地図が表示される。

撮影した場所のGPS情報に基づいた地図が表示される。

3

画像: GPS非搭載カメラの場合でも、アプリから位置情報を付与できる。

GPS非搭載カメラの場合でも、アプリから位置情報を付与できる。

4

画像: 「カメラへ転送」をタップすると写真に位置情報が書き込まれる。

「カメラへ転送」をタップすると写真に位置情報が書き込まれる。

解説/吉村 永(カメラマン)

※アプリの機能や仕様は変更になる場合があります。

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