ハイレゾも聴ける究極の高音質CDが誕生!
ユニバーサル ミュージック
ハイレゾCD 名盤シリーズ
価格:各3000円(2枚組は4000円)※6月20日発売
ユニバーサル ミュージックが、「CDの最終進化形」と銘打った「ハイレゾCD名盤シリーズ」を一挙100タイトルもリリースした。
同社では以前から、透明度の高いポリカーボネート素材を用いたCD「SHM-CD」や、SACD「SA-CD〜SHM仕様」、さらに反射膜としてプラチナを使用した「プラチナSHM」などで、各ディスクメディアの規格に準じつつ、マニアの期待にこたえるべく高音質化に向けた取り組みを行ってきた。
今回は、CDと同じ44.1kヘルツ/16ビットのPCM信号に、ハイレゾ品質の音声データを折り畳んで収納可能なMQA技術と高品位CD技術、UHQCDを組み合わせ、「究極のCD」をねらった格好だ。
主な発売タイトル
MQAは、膨大になりがちなハイレゾデータをCD相当のコンパクトサイズに折り畳める、注目の高音質化技術だ。
これには、収録から最終的な再生までの工程で繰り返されるアナログとデジタルの相互変換によって生じる「時間軸を含めた歪み」を低減する技術も盛り込まれており、ハイレゾ配信でも採用事例が増えている。
従来からMQAを使ったCD自体は、発売されていて、専門家からも高い評価を得ている。
ハイレゾCDとは?
今回の「ハイレゾCD」をハイレゾ品質で聴くには、一般的なCDプレーヤーを利用してデジタル信号を出力し、それをMQAに対応したDAC機能内蔵機器でアナログに変換するのがポイント。
また、パソコンでも再生が可能で、MQAに対応したプレーヤーソフトあるいはUSB DACを組み合わせる方法もある。
もちろん、MQA非対応のシステムでも、高品位に製造されたUHQCD(規格的には一般的なCD)として再生でき、既存の機器との互換性が保たれている点も、大きなメリット。
好きなアルバムをハイレゾCDで聴き直すのも一興だ。
ハイレゾCDを再生するには?
(1)通常のCDプレーヤーで再生
通常のCDプレーヤーで再生でき、デジタル出力を対応機器でデコードする。パソコンでリッピングも可能。
(2)MQA対応製品でハイレゾ再生(例えば、CDプレーヤーとMQA対応USB DACの組み合わせ)
CDから取り出したデジタルデータをMQA対応のDAC機器や、下のようなDAC機能内蔵アンプを通すとハイレゾ品質で楽しむことができる。パソコンでも利用可能。
メリディアン
Prime Headphone Amplifier
実売価格例:23万7600円
解説/鴻池賢三(AV評論家)
※価格は記事制作時のものです。