スマホで、いわゆるネット動画だけでなく、テレビやVRなどいろいろな映像を見てみたいと思う人も多いだろう。だが、それらを見るためには、それぞれ必要なアイテムがある。お手軽なおすすめモデルをいくつか紹介していこう。
パソコンやiPhoneに後付けしてテレビを見られるアイテムがある
以前は、テレビチューナーを搭載したWindowsパソコンがたくさんあったものだが、現在は激減している。また、Androidのスマホは、ワンセグやフルセグのチューナーを搭載した機種があるが、iPhoneにはチューナーは搭載されていない。
でも、あきらめる必要はない。テレビを見られるハードウエアを接続する手段がある。
Windows対応のチューナーはアイ・オー・データから久々の新製品が登場。手のひらに乗るコンパクトサイズの3波チューナーで、パソコンでのテレビ視聴はもちろん、パソコンのHDDへの番組録画も可能。パソコンに書き込み型BDドライブがあれば、録画番組をディスクに焼くこともできる。
アイ・オー・データ
GV-MVP/AZ
実売価格例:1万3080円
また、iPhoneには、Lightning端子を装備したピクセラのチューナーがある。
小型ながらフルセグ&ワンセグ両対応で、iPhone内に録画も可能。iPhoneから電源を供給されるので、チューナーを充電する必要はない。
ピクセラ
XIT-STK200
実売価格例:1万2730円
スマホを装着してVR動画を楽しめるゴーグル
スマホを装着してVR動画が楽しめる簡易型のゴーグルが数年前から登場している。「Google Daydream View」は、簡易型ゴーグルとしては高級な雰囲気の樹脂製ボディで、従来の段ボールやプラスチック製ゴーグルとは一線を画す外観だ。
Google
Google Daydream View
実売価格例:1万2000円
スマホを操作するブルートゥース接続のリモコンも付属。ただし、このゴーグルに接続できるスマホは、画面解像度や画像処理能力を維持する観点から、GALAXY S8など、機種が限定されている。ゴーグルとスマホのペアリングや設定、コンテンツの入手は専用アプリから行うことになるが、コンテンツの入手まで一元化したことで、かなり楽しみやすくなったといえるだろう。
一方、これまで簡易的なVRといえばスマホの独壇場だったわけだが、最近ではスマホを装着しない単体型のゴーグルも安価な製品が登場している。スマホのVRとともに、普及の牽引役になりそうだ。
Oculus
Oculus Go
実売価格例:2万9480円~
スマホ画面を拡大して見られる大型レンズが密かなブームだ!
スマホで動画を見るのはいいが、画面が小さくて楽しめないという人も多いだろう。また、スマホの小さい文字を読むのがつらいという人もいるはずだ。画面の大きさという点ではタブレットが有利だが、わざわざタブレットを買い足すのもどうかという人もいるだろう。
しかし、ネットを探すと、この悩みを解消できるお手軽グッズが見つかる。それが、スマホを拡大して見られるレンズ、いわばスマホ用の拡大鏡である。
構造的には、スマホを置くスタンドと、スマホ画面の手前に設置するレンズで構成されたシンプルなもの。単純に、スマホの画面を拡大して見ようという意図である。ほとんどの製品ではレンズに平面レンズ(フレネルレンズ)が採用されていて、レンズが厚ぼったくなったり重くなったりするようなこともない。
価格は、数百円から1000円台のものが大半を占める。実際に使ってみたが、気になるほどの画面の歪みもなく、映画などを見るには十分な画質だった。
サンコーレアモノショップ
スマホ大画面化ズームボックス
実売価格例:500円
解説/福多利夫(フリーライター) 鳥居一豊(AVライター)
※価格は記事制作時のものです。