昔撮ったフィルムを、アルバムなどに挟んだまま、長期間保存している人は多いだろう。フィルムも放っておくと保存状態が心配になるし、かといって、1枚1枚プリント写真を作るのも、今となっては現実的ではない。フィルムに写った場面は、おそらく失いたくない大切なものだろうと思う。そこで、おすすめしたいのがデジタル化だ。フィルムの画像をパソコンで扱えるデジタルデータに変換して、思い出をしっかりと保存しておきたい。
フィルムスキャナーを使って、デジタルデータ化する
サンワサプライ
400-SCN041
実売価格例:1万7800円(サンワダイレクト限定商品)
アナログ写真というとプリント写真を思い浮かべるが、それだけでない。フィルム(ネガまたはポジ)もそうだ。フィルムをデジタル化する際に利用するのが、フィルムスキャナーである。最近は、この400-SCN041のような廉価製品が登場している。
フィルムをデジタル化する際に注意したいのがホコリ。作業場所にホコリの少ない場所を選び、半袖の服を着るなど、ホコリを出さないようにして実行しよう。
ネガまたはポジフィルムもプリント写真もスキャン可能
フィルムは面積が小さく、プリント写真と比べて、粗い画像になりがちだが、プリント写真の傷みや退色が激しい場合は、フィルムからの取り込みも、有力な選択肢の一つとなる。まず、本機でSDカードに保存し、そのあと、パソコンに転送して保存することが可能。パソコンに保存しておけば、あとから画像をさまざまに活用できるようになる。
❶
フィルムをガイドにセットして本体に差し込む
❷
スキャン対象を「フィルム」にする
❸
表示内容を確認し、スキャンを行う
❹
プリント写真の場合は本体下部にセットする
❺
SDカードで画像データをパソコンに転送する
❻
パソコンのフォト機能で確認を行う
解説/内川功一朗(写真整理アドバイザー)
※価格は記事制作時のものです。