「優しい風」をアピールする扇風機は少なくないが、本機は、それに加えて空気清浄機能を搭載し、冬はヒーターにもなるという。2ヵ月ほど使ってみたのでレポートしよう。

デロンギ
HFX85W14C
実売価格例:6万4580円

夏は扇風機、冬はヒーターとして使える空気清浄機能付きファン。独自の「3Dコンフォート・エア テクノロジー」により、滑らかな風を、側面から本体フォルムに沿わせて前面に送り出し、広範囲に風を届ける。

3Dをうたう風は、とても自然で優しく、嫌みがない。動作音の改善と空気清浄機能の強化を提案したい

この原稿を書いているのは、毎日のように35℃超の酷暑が続いている8月中旬。9月以降は、どんな気候になっているのか想像もつかないが、おそらく、エアコンや扇風機は、なおフル稼働しているのではないだろうか。

とにかくここ数年は、エアコンも扇風機も大活躍。特に扇風機は、優しい風を売りにした製品が続々登場している。このデロンギも、独自の「3Dコンフォート・エア テクノロジー」により、自然な風をアピールする。

本機は、空気清浄機能を搭載した扇風機&ヒーター。そう、涼風だけでなく、温風も出るのである。見た目はデロンギらしいというべきか、扇風機とは想像できないスタイルだ。

特徴的なのは、「コアンダ効果」を利用した風の送り方にある。まず、本体の上部に吸気口があり、ここから室内の空気を取り込む。内部に円筒形のフィルターが装備され、そこで空気を浄化。そして、きれいになった空気を本体内で背面にいったん当てて、背面パネルのカーブに沿わせることで風の流れを整え、左右の側面にある細い送風口から送り出す。すると、本体フォルムに沿って前に進む気流が発生し(コアンダ効果)、優しい風が、部屋の中に広範囲にもたらされるというわけだ。

画像: 本体上部が吸気口で、内部に空気清浄フィルターを装備。花粉、アレル物質、PM2.5などを除去できる。イオン機能は搭載しない。

本体上部が吸気口で、内部に空気清浄フィルターを装備。花粉、アレル物質、PM2.5などを除去できる。イオン機能は搭載しない。

画像: フィルター交換は天面パネルを開けるだけと簡単! 空気清浄能力は、9畳を約30分。フィルター交換時期は約9ヵ月(1日8時間使用した場合)で、価格は4980円(税別)。

フィルター交換は天面パネルを開けるだけと簡単! 空気清浄能力は、9畳を約30分。フィルター交換時期は約9ヵ月(1日8時間使用した場合)で、価格は4980円(税別)。

確かに、その風は、扇風機のそれとはまったく異なる。羽根を回転させて生み出される風とは違う、いってみればアウトドアで吹いている自然の風であり、窓から室内に入ってくる柔らかな風のようである。

だから、風呂上がりなどに思いっきり風を浴びたいという要望にはこたえられないかもしれない。一方、嫌みのない風なので、扇風機の風が苦手という人も使えそうだ。

ただ、使っていて、どうしても気になる点がある。それは、音だ。「ヒュー」という吸気音、本体が左右に回るときの「ギー」という動作音、電源オン・オフ時の「ピー」という甲高い電子音など、音に対する配慮がいま一つ。寝室で使った際、タイマー設定をして眠りについたのに、電源が切れる際にも「ピーッ」と鳴って、驚かされた。この音は、不要だと思う。

画像: 付属のリモコンはとてもコンパクトで、天面に収納可能。就寝時など、暗い場所でも使いやすくする工夫が欲しいところ。

付属のリモコンはとてもコンパクトで、天面に収納可能。就寝時など、暗い場所でも使いやすくする工夫が欲しいところ。

画像: 本体の背面側には取っ手が付いているので、移動させる際に便利だ。

本体の背面側には取っ手が付いているので、移動させる際に便利だ。

編集長の本音コメント

満足度
70%

夏も冬も使えるし、自然な風はとても快適に感じられた。だが、音問題は考えもの。また、フィルターの交換時期が早めなので、それならば、空気清浄機能をもっと強化させてもいいのでは、と思った。

※価格は記事制作時のものです。

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