【熱中症対策2024】真夏の「冷却グッズ8選」使い比べレポート!【ハンディファン、冷却プレート扇風機、日傘ファン、ネックリング他】

レビュー

夏に外で待ち合わせをすると、「暑そうでかわいそう」と哀れまれてしまう暑がりな筆者。だが職業柄、毎年暑さ対策グッズを試しているので、今年流行の『冷却プレート』付き「ハンディファン」などの猛暑・熱中対策「冷却グッズ」8種を使ってみた

どれが涼しい!? ハンディファン、冷却プレート 扇風機、ネックリング、ネッククールバンド、日傘ファン、日傘、扇子(せんす)…

 

【ハンディファン】Francfranc『フレ スマートハンディファン』

(約 W75×D26×H159mm/本体120g・USB Type-C充電式・税込3,280円)

 

「首掛けハンディファン(モバイルファン)」はこれまで何台も使ってきたが、今年は毎年人気と噂のフランフランのハンディファンを公式オンラインショップで購入した。盛夏時には売り切れてしまうという、豊富なカラバリでお洒落なデザインのハンディファンだ。ほんとはライトブルーがほしかったのだが、初夏の時点で売り切れていたので「マットグレー」にしたが、実物は思った以上に高級感が感じられて素敵だった。

 

機能面では、5枚羽根で、風量は6段階(微弱→弱→中→強→最大→リズム風→OFF)に切り替えられ、音も通常時は静音。ストラップは上下調節も簡単で使いやすいのも気に入っている。表面下部にインジケーター表示があり、電池残量や充電度合いが分かるようになっている。充電時間は約4時間で、最小約3時間〜最大約10時間連続使用が可能なので、しょっちゅう充電する必要もなく持ちが良い印象。

愛らしい佇まい

角度が付けられるため、首掛け調節が楽チンなのがうれしい。なお、購入後に分かったことだが、一部のカラーは抗菌仕様になっている。二つ折りにすればコンパクトに持ち運べるし、デスクファンとしてパーソナル使用も可能。さらには、「モバイルバッテリー」としても使えるため、出先でスマホを充電できて安心なところもうれしい。

※角度調整がしやすいネックファンなので手持ちは要らないのだが、風量を見せる演出上、手持ちしています

日々使うものなので、お洒落なデザインは大切だとこの製品を使いながら実感。グレイッシュカラー×枠の金色と、背面ロゴという控えめなセンスも気に入っている。なお、「リズム風」が止まって見えるときもあるため、電源オフってるかと思いきや、動いていることがあるので気をつけている。

公式サイト

 

【日傘につけるハンディファン】サンコー『ワンタッチ日傘ファン』

(幅110×奥行44×高さ205mm/170g・USB Type-C充電式・税込2,780円・2024年6月27日発売)

手持ちの傘に取り付けられる、いわゆる「クリップファン」タイプ。発売時に特選街webニュースで取り上げ、実際に使ってみたくなったので、製品サンプルを提供していただいた。羽根は4枚で、羽根径は約9cmと大きめ。

なんならティッシュペーパーをかませても固定できた(見栄えは悪いが)

中棒直径6~12mmの傘に対応。厚み調整用「シリコンテープ」(2種類×各2枚)が付属されている。

日傘で遮光したうえに、傘の内側から風が送り込まれると、快適な涼しさを感じた。手持ちファンやネックファンの場合、空気と混ざるため風を感じにくいこともあるが、『ワンタッチ日傘ファン』は傘で覆われた日陰で風をしっかり感じることができた。しかも直径が大きいので、とても涼しい!

 

風量は3段階に切り替えが可能で、日が落ちた後は手持ちで愛用している。気になる音の方は、風量最強だと大きめにはなるが許容範囲内だし、傘に付ければなおさら気にならないレベルだった。稼働時間は、弱:約4.5時間/中:約2.5時間/強:約1.5時間で、筆者の使い方なら2〜3日充電しなくても使えた。

公式サイト

 

【冷却プレート ハンディ扇風機】古宮shop『Vokon ハンディファン「-15℃瞬間冷却」ハンディファン 冷却プレート 扇風機』

(5×6.2×6.2cm/本体約134g・税込2,640円※5,280円のところ半額クーポンを使用)

今年の流行は、冷却プレート付きハンディファン。でも筆者は軽量でないとまたきっと使わなくなると分かっているので、軽量にこだわってネットで探したところ、選んだ製品は予想を上回る軽さでビックリ!

プレートが凍っているのが見えるだろうか。肌に付けると瞬時に冷たかった! 感覚的には、自販機で買った冷え冷えのアルミボトル缶を肌に付けた感覚と似ている。使い方は3WAYタイプ。バッグに入れてハンディファンとして・クリップ付きなのでバッグに引っ掛けて・置き型扇風機として使える。

 

『Vokon 冷却プレート付きハンディファン』の詳細情報:ペルチェ素子により冷却効果が上がり、ドライヤーと同類のモーターを使用することで風量は従来の3倍。また、過電流保護・高温保護・加圧保護・短絡保護に留意した安全設計。

 

充電時間は約3時間で、400mAhもの容量があり、60dbと超静音設計。送風モードと冷却モードの2種類のモードから選べ、送風モードなら最大約10時間、冷却モードなら最大約2.25時間連続稼働が可能。

筆者の使い方だと、2〜3日充電しないで使えている。また、落下すると充電池が膨らんで使えなくなると困るので、家にあったモバイル用ストラップを付けて使用している。実感として強いて言えば、冷却プレートがもう少し大きくて、それでいて重くならなければ『冷却プレート付きハンディファン』は最強だと思うが、欲張りだろうか。

公式サイト

 

イチーナ『ネッククール 保冷剤ポケット付』

(布部分330mm・税込1,419円)

 

基本的に前首部分が空き、調節可能なひもタイプ。特徴は、内側に「保冷剤ポケット」が付いているため、冷やした保冷剤を入れてもいいし、そこまで冷やしたくない人は水に濡らして使ってもいい。また、手ぬぐいやタオルを首に掛けるようにして使えば、スマートな見た目の「汗取り」としても優秀だった。

サイズ感は、首回りが太いパートナーが使ってもゆったり使える大きめサイズ。一番よく使うサイズの保冷剤が入れられた。素材は、ポリエステル90%・ポリウレタン10%のさらっとした触り心地の生地。

 

筆者は近所のスーパーマーケットライフで購入した。ネットでも探してみたが、同じ物は見つけられなかった。

 

【ネックリング】SUO『SUO RING 28°ICE ボタン付』

(Mサイズ/内周約34cm・110±10g・ライトベージュ/28℃・税込3,630円)

 

SUO(スオ)2024年の新作は、ボタン付き! 購入した製品は、SUO RING 28°ICE star(スター)コレクション。落下防止スナップボタン採用モデル。18℃で固く凍結するタイプもあるが、28℃を今年も購入した。ネックリング/クールリングの特徴は、保冷剤のような冷たさではなく、体温より低い適度なひんやり感が持続すること。

 

「SUO ICEシリーズ」は、オーガニックな植物性PCM(フェーズチェンジマテリアル)を利用した製品で、温度環境に応じて凍ったり溶けたりする特性を持ち、熱を吸収・放出する。水よりも約30%軽い比重で繰り返し使用できる。

暑そう…だが、これがあるのと無いのとでは大違い!

 

筆者が28℃以下で凍結するタイプを選んだ理由は、出かけるときに使い勝手がいいからだ。SUO以前は、冷やしてから装着しないとダメだったので、夏日に数時間も経つとブニュブニュして使い物にならなかった。

 

でもSUO以降は、出かける前に冷やす必要がないし、出先で柔らかくなってしまったら喫茶店の冷たい飲み物の側に置いたり、洗面所で濡らしたり、保冷バッグに入れておくなどすれば復活するのでほんとに便利!

 

そうした使い勝手の良さで人気が定着し、すぐに他メーカーからも安価な商品が登場した。筆者も2種類ほど試してみたが、結局SUOに戻った。理由は、SUOはサイズやデザインが豊富なうえに、液漏れもせず結局長持ちするからだ。

 

SUOリング出始めのころは人気すぎてネットで買えない時期があった。だがあるときふと見つけて購入し、届いてみたら「犬用」だったというエピソードも。今回紹介した製品は、色味とデザインがイメージと少し違っていたので、裏面の白色を上にして使っている。

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【日よけ】折りたたみ 日傘(ひがさ)

 

(向かって上)ICHIBOKU『2024進化型超軽量 折りたたみ日傘 ミントベージュ』(直径88cm/約130g・商品番号:jn95-01-02・税込2,380円)は、持ち手の柄が平たく、傘を束ねる「ネームバンド」が幅広いのが特徴。晴雨兼用傘で、ミント×ベージュのバイカラー。内側は黒色。高撥水テフロン加工で速乾・210T高密度ポリエステル生地を使用。UVカット率・遮光率99.9%で、老舗傘メーカーと共同開発した日本企画設計。

 

とにかく軽量なので、この日傘をよく使っている。なお、傘を差しているとき、ネームバンドをくるりと回転させてマジックテープで固定すればブラブラせず、スッキリ収まるのも地味に好きなところ。

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(向かって下)DI&NA『ワンタッチ自動開閉折りたたみ傘 バイオレット』(直径約91cm/227g・税込2,580円)は、ワンタッチタイプの日傘で、内側は黒色。晴雨兼用傘。重量も軽量とあり、ワンタッチ便利かもと思い購入。6本傘骨。310T高密度撥水加工ポリエステル100%生地で、超音波菊座で縫い目からの浸水を防ぐ。UVカット率・完全遮光100%。傘骨はグラスファイバー+ステンレス製で、強風で傘が裏返っても元の形に戻る柔軟性と強度。

 

軽量タイプに間違いないのだが、傘をたたむ際、押し込むときにけっこう力が要るため、今のところあまり出番がない。ただ、雨天でクルマから降車するときだったり、強風でも「おちょこ」にならない強度があるそうなので、雨天で使ってみたいと思っている。

公式サイト

 

【手動 風おこし道具】扇子(せんす)

扇子歴が長い筆者。最近、海外のファッションショーをYouTubeで観ていると、観客が扇子で扇ぎながらショーを観覧していることがあり、海外での扇子の普及率が少しばかり気になっている。

 

現場で渡されているのだろうか。日本では能楽や落語などの古典芸能で使われることも多いが(バブル期のアイテムとか)、一般的には時代と共に扇子ユーザーは減る一方だ。日本生まれ説もある扇子だが、使う度「本当に便利だからみんなもっと使えばいいのに」と思うことも多い。

 

なにせ、使わないときはスリムなスティック状にたためてかさばらないし、好きな所に自在に風を送れるのだから【手動で】。

 

上の集合写真・右下の渋い扇子は、父の形見なので使わずに保管している。扇子といえば昔は「銀座鳩居堂」などに行くとたくさん売られていて、多くは白檀の香り付きで、扇(あお)ぐと品の良い香りが漂ってくるのも風情があって好きなポイントだ。もちろん、自分好みの絵柄を選ぶ楽しみもある。

「末広がり」は縁起が良いと言われている

骨は、竹や木でできていて、扇面は和紙が基本だが、昨今は合成繊維や布が貼られていることも多い。慣れないと徐々に閉じてきてしまう扇子だが、持ち方のコツは、親指と小指で固定するようにして持つと閉じずに固定しやすいのだ。

 

総評:

自分に合った冷却グッズを使おう。筆者の優先順位は軽量で、使い勝手が良いもの。暑ければ、複数種類を組み合わせて使いたい。風をおこすタイプと、瞬時に冷やせるタイプの合わせ技は、持っていると心強い。

 

もちろん冷えすぎには注意して。冷房が効いた室内では、温度調整が必要だ。なお、「ハンディファン」を使用する際には、極度に首回りに近づけ過ぎると髪の毛が機械に巻き込まれるおそれがあるため、髪をまとめるなどして注意しよう。

 

 

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