【フリーWi-Fiの危険】自宅のルーターも標的に! 不正アクセスを防ぐ最新テク

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暗号化なしで使えるフリー(無料)Wi-Fiは常にデータ傍受のリスクがあり、注意が必要。また、自宅のWi-Fiがパスワードの脆弱性を突かれて乗っ取られた場合は、最悪の場合、サイバー犯罪の踏み台にされるおそれもある。ここでは、そのようなWi-Fiへの不正アクセスを防止する最新テクニックを紹介していく

使い方を誤ればデータ漏えいやサイバー犯罪に巻き込まれる!

スマホやパソコンを利用するうえでWi-Fiはもはや必須。しかし、使い方を誤れば、情報漏えいやサイバー犯罪のリスクがある。

例えば、暗号化なしで使えるフリー(無料)Wi-Fiは常にデータ傍受のリスクがあり、注意が必要。また、自宅のWi-Fiがパスワードの脆弱性を突かれて乗っ取られた場合は、最悪の場合、サイバー犯罪の踏み台にされるおそれもある。しかも、不正アクセスの手口は年々巧妙化しており、これまでの常識が通じないようになってきている。

ここでは、そのようなWi-Fiへの不正アクセスを防止する最新テクニックを紹介していくので、ぜひ活用してほしい。

●フリーWi-Fiの危険を掲げるサイト

フリーWi-Fiの危険を説明しているサイト。さまざまな事例が挙げられている。
※「せきゅラボ」⇒http://ascii.jp/elem/000/001/610/1610917/

●自宅のルーターが標的に!

分析アプリを使えば、暗号化の種類は筒抜け。解析しやすいWEPを利用していると、不正アクセスの標的になる可能性が高い。

自宅Wi-Fiは暗号化と管理パスワードの合わせワザで鉄壁を保つ

自宅のルーターを乗っ取りの被害から防ぐには、Wi-Fiのセキュリティを高めるのが肝要。まずは、無線LANへの無断接続をシャットアウトするため、Wi-Fiの暗号化方式をより強固にしておこう。

基本的にはWPA2-PSK(WPA2-パーソナル)を選択するのが最良。パスワードは「大文字・小文字・数字・記号」のすべてを含む21文字以上にすること。これらの条件を満たさいないと、パスワードの強度が低下し、不正アクセスのリスクが高まるので注意してほしい。

●暗号化方式はWPA2-PSKで

パソコンによるWi-Fiルーターの設定画面。暗号化方式には、必ず強固な「WPA2-PSK」を選択しよう。無断接続を防げるはずだ。

続いて、ルーターの「管理パスワード」も忘れず設定しておこう。万が一、Wi-Fiに無断接続されても、管理パスワードさえ無事なら被害を水際でせき止められる。逆に、管理パスワードも破られてしまうと、すべてのルーター設定が相手のなすがままになってしまう。

めんどうかもしれないが、管理パスワードも、Wi-Fiパスワードと同様、必ず複雑な内容にして設定しておこう。

●「管理パスワード」は最後の砦!

ルーターの設定を勝手に変更されると、接続中の端末まで被害を受ける場合もある。類推されにくい複雑なパスワードにしよう。

フリーWi-Fi使用時はVPNアプリでデータ傍受を防ぐ!

最近は、顧客の利便性を考慮し、駅のホームや飲食店、ホテルなど、公衆無線LANを導入している施設が増えている。ただし、まだまだ過渡期ということもあり、残念ながらセキュリティ面については、甘い場合が多い。無用なリスクを避けるために公衆無線LANには一切つながないというのも一つの手だが、どうしても出先でWi-Fi環境が必要になってくるケースもあるだろう。

そんなときに役立つのが、通信内容を軒並み暗号化してくれるVPNアプリだ。万が一、悪意のある第三者に通信を傍受されても、VPNアプリにより暗号化されているため、内容を把握されることもない。しかも、VPN接続時は匿名でウエブを閲覧できるようになるため、大切なプライバシーもしっかり守れる。

なお、VPNアプリには無料で使えるものもあるが、重要な個人情報を託すことを考えれば、出自の明らかな有料アプリを利用したい。左に推奨製品を挙げておいたので、参考にしてほしい。

●初心者でも安心して使える

シマンテック
ノートン Wi-Fiプライバシー
実売価格例:3490円(1年3台版)
Windows/Mac/Android/iOS

親しみやすいインターフェースを採用したVPNアプリ。タスクトレイに常駐して通信内容をもれなく暗号化してくれる。iOSにも対応。

●最大5台の端末で利用できる!

ソースネクスト
Wi-Fiセキュリティ
実売価格例:3210円(1年版)
Windows/Mac/Android

パソコンとスマホなどで使用可能なVPNアプリ(iOSは非対応)。暗号化のほか、広告ブロックなど、多彩な機能を備える。左の画面はAndroid版のもの。

解説/篠原義夫(ガジェットライター)

※価格は記事制作時のものです。

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