【Pixel 3 XLをテスト】カメラ性能と検索が楽になるgoogleレンズに注目

Android

Googleが、この11月に発売した自社ブランドのAndroidスマホ「Pixel 3 XL」。画面サイズが5・5型と6・3型(XL)の2モデルが発売され、機能は共通。高性能なカメラや初の日本語対応となる「Googleレンズ」などをセールスポイントとしている。そんな高性能スマホを徹底テストした。

Google Pixel 3 XL

実売価格例:11万9000円(64GB)※Googleストア

●プロフィール

Googleが、この11月に発売した自社ブランドのAndroidスマホ「Pixel 3 XL」。画面サイズが5・5型と6・3型(XL)の2モデルが発売され、機能は共通。高性能なカメラや初の日本語対応となる「Googleレンズ」などをセールスポイントとしている。

6.3型の大画面を搭載した、Pixel 3 XL。SPEC●ディスプレイ/6.3型OLED(2960ドット×1440ドット)●CPU/Snapdragon 845●メモリー/4GB●ストレージ/64GB/128GB●バッテリー/3430mAh●サイズ/幅76.7mm×高さ158.0mm×奥行き7.9mm●重量/184g

USB Type-C対応のインナーイヤ型のイヤホンを同梱。リモコンに搭載されたボタンの長押しで、Googleアシスタントを起動できる。

インカメラの画角が広く記念写真に重宝

「Pixel」は、Googleが自ら企画・開発するモバイル製品のブランドだ。これまでにPixel/XLとPixel2/2XLがリリースされているが、いずれも日本では発売されなかった。今回のPixel3/3XLは、満を持して日本上陸を果たしたモデルといっていいだろう。SIMフリーに加えて、NTTドコモとソフトバンクも取り扱い、防水やおサイフケータイにも対応している。ここでは、6・3型の大画面を搭載するPixel3XL を使ってみた。

Googleが、強くアピールしているのがカメラ性能。背面カメラは、1220万画素のシングルレンズだが、実際に撮影すると、とても明るく撮れることに驚かされる(F1・8)。曇りの日や室内、夜間でも、特に設定を変えることなく、鮮明かつシャープな写真が撮れた。

また、シングルレンズながら、背景をぼかす撮影も可能で、実際、そのボケ方も自然。「ダブルレンズでないとボケが撮れない」と思われがちだが、その認識は改めたほうがよさそうだ。

インカメラは、800万画素の広角+標準のダブルレンズ。97度の広い画角で撮影できるのがポイントで、家族や友人と一緒に記念撮影するときに役立つ。自分一人で撮影する際も、背景を広く写せるので、旅行などでも重宝するだろう。

なお、AR(拡張現実)を用いて、映画のキャラクターなどと一緒に撮影できる機能もある。完成度が高いので、大人でも楽しめること請け合いだ。

■デュアルピクセルで高画質を実現

背面には1220万画素カメラを搭載。画素が1.4マイクロメートルと大きく、一眼レフなどに採用されるデュアルピクセルセンサーを導入している。

■背景をぼかせる「ポートレート」モードを搭載

シングルレンズ仕様ながら、「ポートレート」モードで撮影すると、背景をぼかすことができる。撮影後に、ピントを合わせるポイントを変えたり、ボケを調整したりもできる。

知りたいことがわかる「Googleレンズ」

ユニークなのが、カメラをかざすだけで知りたいことがわかる「Googleレンズ」。Googleアシスタント(本体を握るだけで起動可能)の画面から利用でき、例えば、花に向けると花の名前がわかり、お店の看板に向けると、その店の情報がわかり、利用者のレビューをチェックしたりもできる。
結果も素早く表示され、もちろん、音声検索もスピーディに行える。スマホでGoogle検索をよく使う人には、もってこいの一台といえるだろう。

〇ここがマル!

画面の見やすさは、トップクラス。操作性がシンプルで、高画質で撮れるカメラも魅力。スピーディにGoogle検索ができるのも◎。

×ここがバツ!

指紋センサーによって素早くロック解除できるが、顔認証に対応していないのは残念。搭載スペックからすると、割高という印象だ。

文/村元正剛 (ITライター)

※価格は記事作成時のものです。

スポンサーリンク
Androidガジェット
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット