新4K8K衛星放送とは別?「スカパー!4K」や「ひかりTV 4K」の受信・視聴方法は?

家電・AV

昨年12月に始まった新4K8K衛星放送とはまったく別のシステムだが、有料放送の「スカパー!4K」や「ひかりTV 4K」といった4K放送が3年ほど前から存在している。当然ながら、番組内容も新4K8K衛星放送とは異なる。ここでは、「スカパー!4K」や「ひかりTV 4K」の受信・視聴の流れを紹介する。

「新4K8K衛星放送」以外にも4K放送はあるが受信・視聴方法はまったく別

昨年12月に始まった新4K8K衛星放送とはまったく別のシステムだが、有料放送の「スカパー!4K」や「ひかりTV 4K」といった4K放送が3年ほど前から存在している。当然ながら、番組内容も新4K8K衛星放送とは異なる。

三つの4K放送のチャンネルがある「スカパー!4K」

まず「スカパー!4K」は、対応チューナー内蔵の4Kテレビ、あるいは4Kテレビと専用チューナーの組み合わせで視聴可能。総合エンターテインメントの「スカチャン1 4K」、通販の「ショップチャンネル 4K」「4K QVC」と、三つの4K放送のチャンネルがある。視聴料金はいずれも無料だが、「スカチャン1 4K」を視聴するには、スカパー!プレミアムサービスの有料チャンネルとの契約が条件となる。

スカパー!4K 放送

2015年3月:4K放送開始
〔東経124度/128度に位置する通信衛星(CS)を利用〕

スカパー!4Kは、通販の「ショップチャンネル 4K」と「4K QVC」であれば、無料で視聴可能。また、スカパー!プレミアムサービスの月額基本料(421円)と有料チャンネルの月額料金(432円~)を支払うと、総合エンターテインメントの「スカチャン1 4K」も見られる。USB HDDでの録画も可能。

「ひかりTV 4K」は光アクセスサービスとの契約が前提条件

一方、「ひかりTV 4K」は、フレッツ光または光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービス(インターネットサービスプロバイダー)との契約が前提条件。そのうえで、ひかりTVと契約すれば、対応チューナー内蔵の4Kテレビ、あるいは4Kテレビと専用チューナーの組み合わせで視聴可能になる。

「テレビサービス」では、ステージの生中継からドラマ、ドキュメンタリー、バラエティなど、さまざまなジャンルの番組を二つの4Kチャンネルで見ることができる。また、「ビデオサービス」では、4K画質の映画やドラマをVOD(※)で視聴可能。こちらも、利用価値が高いといえる。

※VOD(ビデオ・オンデマンド)とは、視聴者が見たいコンテンツを選び、見たいときに視聴できるというサービス形式。「ひかりTV」には2Kおよび4KのVODサービスがある。

ひかりTV 4K 放送/VOD

2014年10月:4Kのビデオサービス(VOD)を開始
2015年11月:4Kのテレビサービスを開始
〔NTTのフレッツ光などのインターネット回線を利用〕

ひかりTV 4Kは、放送(テレビサービス)で二つの4Kチャンネルを有するほか、VOD(ビデオサービス)で常時4Kコンテンツを配信している。テレビサービスは2700円/月で視聴可能。VODも2700円/月となっている。また、VODは録画不可だが、テレビサービスはUSB HDDで録画可能。

解説/藤原陽祐(AV評論家)イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)

※価格は記事作成時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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