Windows XPを使い続けることは極めて危険だ。というのも、XPのサポートは、すでに2014年4月8日をもって終了しているからだ。サポートの切れたOSには「セキュリティ更新プログラム」が配信されなくなるため、マルウェアや不正アクセスなどのサイバー攻撃からまったく無防備な状態にさらされてしまうことになる。最新のパソコンに買い替えを検討したほうが余計なリスクを抱えずに済む。
Windows XPを使い続けることは危険
たとえ、これまで日常の利用で支障がなくても、Windows XPを使い続けることは極めて危険だ。というのも、XPのサポートは、すでに2014年4月8日をもって終了しているからだ。
サポートの切れたOSには「セキュリティ更新プログラム」が配信されなくなるため、マルウエアや不正アクセスなどのサイバー攻撃からまったく無防備な状態にさらされてしまうことになる。
予想されるネット攻撃には、大切な個人情報を盗まれたり、プライベートな写真が流出したり、通販サイトのアカウント情報を悪用されて金銭的被害を受けたりと、枚挙にいとまがない。さらに、自分自身が被害を受けるだけでなく、サイバー攻撃の痕跡を隠すために自分のパソコンが踏み台にされ、結果的にネット犯罪の幇助をしてしまう危険すらある。
もし、XPパソコンをネットにつないで利用しているのなら、今すぐLANケーブルを抜くなどしてネットから隔離すべきだ。そして、そのうえでスペック要件を満たしているのなら、10へのアップグレードを検討したい。
最新のパソコンに買い替えたほうが余計なリスクを抱えずに済む
とはいえ、XPといえば、2001年にリリースされたOSということもあって、実際のところ10へのアップグレードに耐えうるスペックのマシンは、そう多くはないはず。ネットにつながず、オフライン環境のみで利用するという手もあるが、ここは製品寿命と割り切って、最新のパソコンに買い替えたほうが余計なリスクを抱えずに済む。10万円前後で購入できるお買い得な高性能パソコンを、ぜひとも前向きに検討してほしい。
解説/篠原義夫(ガジェットライター)イラスト/中山昭(絵仕事 界屋)