Wi-Fiの通信速度が遅い場合、Wi-Fi自体の遅さと、Wi-Fiを使って利用しているインターネット回線の遅さの2種類に大別される。それぞれ原因が異なるので、その対策も異なる内容となる。例えば、フレッツ光系で、IPv4で接続されている場合、プロバイダーに連絡し「IPv6」などにプラン変更するなどのほか、通信速度が遅いときに、主にやるべきことを4つにまとめた。

Wi-Fiの通信速度が遅いが、原因は何?

Wi-Fiで感じる速度の遅さは、Wi-Fi自体の遅さと、Wi-Fiを使って利用しているインターネット回線の遅さの2種類に大別される。それぞれ原因が異なるので、その対策も異なる内容となる。

まず、Wi-Fi自体が遅い場合、原因はWi-Fiルーターから端末(スマホやパソコン)までの間にある。まずは、Wi-Fiルーター、スマホ、パソコンをそれぞれ再起動して速度が改善するかを確認。改善したなら、各機器の長期間の連続稼働によって動作が重くなっていたことが原因だと考えられる。

Wi-Fiルーターの設定が、最速の設定になっていない可能性もある。例えば、5Gヘルツ帯の11acは、1ストリーム(アンテナ1本)当たり80Mヘルツの帯域を使うが、これが設定によって40Mヘルツに制限されていないか、そのあたりを設定画面で確認するといいだろう。

Wi-Fiの使用チャンネルが、ほかのWi-Fiルーターと重なっている場合も、速度低下の原因になる。また、自宅で同時に複数のユーザーがWi-Fi経由でインターネットを利用している場合、家族が大容量のコンテンツをダウンロードしている最中だと、速度が低下する。
 
次に、Wi-Fiは正常でも、インターネットの回線が遅いので、全体的に遅く感じるという場合。有線LANで接続されているパソコンと、Wi-Fiのスマホが同じ程度の速度しか出ていないなら、回線側の問題と考えられる。まずは、光モデムやレンタルのルーターを再起動し、長期間の連続稼働による機器の動作の重さが原因でないことを確認しよう。

NTTのフレッツ光や、ドコモ光といったフレッツ系の回線を使用していて、平日の夜や土日に、極端に速度が低下するという場合は、周辺地域のフレッツユーザーが多いことによる混雑が原因となった速度低下の可能性が高い。これは、「IPv4」という古いインターネット通信規格を使っていることにより発生するものだ。この場合、接続規格を最新の「IPv6」に変更すれば、速度低下は極めて小さくなる。

ただし、これにはプロバイダーとの契約内容を変更し、対応Wi-Fiルーターの導入が必要。IPv6に対応した通信方式には、「v6プラス」「IPv6オプション」「OCNv6アルファ」「ぷららv6エクスプレス」といったプランがある(名称が違うだけで、技術的な内容はほぼ同じ)。混雑時の通信速度が10Mbps以下になるようなら、プロバイダーに相談するといい。

通信速度が遅いときにやるべきこと

❶Wi-Fi機器や端末の動作が重くなっている

➡Wi-Fiルーターやスマホ、パソコンを再起動する

❷Wi-Fiルーターの設定で速度が規制されている

➡Wi-Fiルーターの設定で帯域幅を80Mヘルツ、またはオートにする

❸周囲に自分と同じチャンネルの電波が飛んでいる

➡使用チャンネルの確認・変更

❹フレッツ光系で、IPv4で接続されている

➡プロバイダーに連絡し「v6プラス」などにプラン変更する

IPv6なら、通信速度が速くなり、快適に使える

画像: IPv6に変更すると、インターネット回線に接続する際、混雑を回避できるため、近隣のユーザーが増えても速度が落ちない。

IPv6に変更すると、インターネット回線に接続する際、混雑を回避できるため、近隣のユーザーが増えても速度が落ちない。

解説/福多利夫(フリーライター)

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