【OneDriveとは】容量は?便利な使い方は?便利なファイルオンデマンド機能にも注目

ガジェット

「Windowsパソコンを使っているなら、まずコレ」といえるのが、マイクロソフトのクラウドサービス、OneDriveだ。Windowsユーザーならすぐに使え、スマホやオフィスソフトとの連係も可能なのが特徴。「オフィス365ソロ」のユーザーには1Tバイトがセットされている。Windows10には最初からOneDriveがセットされており、Windows7/8.1ではアプリで導入できる。

Windowsユーザーならすぐに使える!

スマホとの連係、オフィスソフトの使用も可能

サービスの概要

OneDrive

「Windowsパソコンを使っているなら、まずコレ」といえるのがマイクロソフトのOneDriveだ。というのも、Windows10なら最初から5Gバイト分が提供されていて、エクスプローラーを開くだけですぐに使える。Windows7/8.1の場合も、これまで使ってきたマイクロソフトのアカウントで利用できるし、OneDriveアプリをインストールすれば、エクスプローラーに「OneDrive」という項目が現れる。

エクスプローラーで簡単操作

https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
Windows10には最初からOneDriveがセットされている。最初は空だがエクスプローラー上でドラッグすればファイルを保存できる。

また、「オフィス365ソロ」のユーザーには1Tバイトがセットされている。したがって、まずはパソコンでクラウドサービスの使用感に慣れておき、あとから手持ちのスマホに無料のOneDriveアプリを入れて、使い方を広げていくといいだろう。

パソコンの場合

WindowsパソコンでOneDriveを使う場合は、エクスプローラーの左上にある「OneDrive」にファイルやフォルダーをドラッグすれば、即座に移動する。ただし、そのデータはパソコン内から消えるので、パソコン内にも残したい場合は右クリックでドラッグして「ここにコピー」を選ぶ。OneDriveからパソコン内にデータを戻すときも同様だ。

データをアップロードする

パソコン内のフォルダーからデータをOneDriveへドラッグすればいい。通常は移動になるが、右クリックでドラッグするとコピーも選べる。

とはいえ、もうOneDriveにあるか、パソコン内にあるかといった意識すら不要かもしれない。OneDriveにあるファイルをダブルクリックで開いて作業したら、そのままOneDriveに保存できる。また、画面右下の通知領域からOneDriveの「設定」を開くと、パソコン内の任意のフォルダーとOneDriveを同期させることができる。

例えば、ドキュメントフォルダーを同期させると、従来どおりドキュメントフォルダーにファイルを保存するだけで、自動的にOneDriveにも保存される。上書き保存による内容の変更やファイルの削除も反映されるので、とても便利だ。

一つ、注意点がある。これまで長くWindowsパソコンを使ってきた人は、複数のマイクロソフトアカウントを持っているということもあるだろう。その場合、どのアカウントが有効か確認し、一つのアカウントに絞って使うようにしたい。1台のパソコンで複数のアカウントが使われていると、設定変更に支障が出たり、どちらに保存したか迷うことがある。また、Windowsのバージョンにより、設定項目が異なるケースもある。

Windows7/8.1はアプリを導入

OneDriveのサイトからアプリをダウンロードすると、エクスプローラーで利用できる。マイクロソフトのアカウントでサインインすればOK。

スマホの場合

無料アプリでOneDriveを使う

iPhoneもAndroidスマホも、OneDriveの無料アプリが用意されているので、まず、それをインストールしよう。どちらも最初に起動したときにマイクロソフトアカウントを求められるので、Windowsパソコンで使っているアカウントを入力する。すると、Windows上でOneDriveに保存したファイルを見たり、OneDriveの中のファイルをスマホにダウンロードして編集したりできる。

OneDrive
無料
iOS/Android

AndroidスマホでもiPhoneでも、マイクロソフトアカウントと無料アプリでOneDriveを利用可能。画面はiPhone用アプリを開いたところ。

なお、「ワード」や「エクセル」など、オフィスの文書を編集するなら、あらかじめ、これらのスマホ用アプリも入れておこう。画面が10.1インチ以下のスマホ/タブレットなら無料で使える。

iPhoneやAndroidスマホからOneDriveを利用できるようにしておくと、例えば、iPhoneで撮った写真をOneDrive経由でWindowsパソコンに取り込み、ワード文書に貼る、デジカメで撮った写真をWindowsパソコンからOneDriveOに保存し、それをAndroidスマホで友だちに見せるといったことが可能になる。

もちろん、こうしたことはほかのクラウドサービスでも可能だが、主にWindowsパソコンを使っている人は、OneDriveを中継点として使うといい。

他機のデータを閲覧する

iPhone内の写真をOneDriveへアップロードし(左)、それをAndroidスマホで閲覧することも簡単にできる(右)。

デジカメの場合

デジカメ写真のアップロード

WindowsパソコンにOneDriveを設定してあると、画面右下の通知領域に雲のマークが出ているはず。これをクリックして「その他」から「設定」を選ぶ。設定画面の「自動保存」で「写真と動画」にチェックを入れよう。これで、デジカメをパソコンに接続すると、写真や動画が自動的にOneDriveに保存されるようになる。なお、WindowsのバージョンやOneDriveの種類により、この設定ができないケースもあるようだ。

画面右下のタスクトレイからOneDriveの設定を開き、「自動保存」画面で「写真と動画」にチェックを入れると自動保存が可能になる。

特徴的な機能

オフィス文書はOneDriveへ保存

Windowsと連係したサービスだけに、主要な機能が網羅されている。古いファイルも30日間は復元可能で、オフィスソフトとの連係もバッチリ。「オフィス365ソロ」では、ファイル保存先の初期設定がOneDriveで、OneDriveへの自動保存も有効になっている。

また、モバイルノートパソコンやタブレットなど、記憶容量の少ないデバイスで使う際は、ファイルオンデマンド機能(※)が便利だ。さらに、OneDrive内でサムネールを見れば、何のファイルかがわかるのもうれしい。

※ファイルオンデマンド機能
手元のデバイス上ですべてのファイルが閲覧できるが、ファイルの実体はクラウドにあり、必要に応じてファイルをダウンロードするという機能。デバイスの記憶領域の容量を節約できる。

最新版のワードやエクセルだと、文書類はOneDriveへ保存するように設定されている。パソコン内に保存するときは、保存先を変更する必要がある。

解説/下島朗(エントラータ)

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