スマホカメラでの撮影で手ブレが起こりやすいのは、スマホをしっかりホールドするのが難しい点にある。また、画面をタッチしてシャッターを押すという動作も手ブレの原因になる。手ブレを防ぐには、キチンと構えるのが大前提。さらに「ジンバル(スタビライザー)」を利用するのもおすすめだ。
<疑問と悩み>
ブレたり、暗かったりする。スマホでうまく撮るコツは?
⇒⇒基本の撮影はカメラ専用機と同様。補正機能も積極活用すべし
スマホカメラも、基本的な撮影はカメラ専用機と同様で、構え方が悪いと手ブレを起こしやすくなる。とはいえ、グリップなどが用意されるカメラ専用機と違って、スマホはしっかりホールドするのが難しいのも事実だ。また、画面をタッチしてシャッターを押すので、どうしてもブレやすくなる。
手ブレが起きない構え方のコツ
きちんと構えるには、片手持ちではなく、両手で端末の左右や上下の端をしっかりつかむようにしよう。これで、致命的な手ブレはほぼ回避できるはず。さらに、セルフタイマーも併用すれば、シャッターを切る際の手ブレもほとんど解消できるだろう。
ジンバルを利用するのも手
さらに、水平・垂直方向の動きを制御して手ブレを防ぐアクセサリー、ジンバル(スタビライザー)を利用するという手段もある。
●おすすめのジンバル
DJI Osmo mobile 2
実売価格例:1万6750円
3軸電子制御式のジンバル。重量485グラムの軽量ながら、最大15時間のバッテリー持続時間を実現している。
手ブレを防ぐ撮影テクニックを覚えよう
一方、写真が暗くなってしまう場合は、「AE/AFロック」を利用しよう。iPhoneならファインダー画面をタップし、太陽アイコンのゲージを上方向にスライドすれば明るさを上げられる。Androidもファインダー画面をタップしてフォーカスを固定させると、露出調節用のスライダーが表示される場合が多い。
また、HDRモードを活用するのも効果的だ。HDRをオンにすれば、本来なら黒くつぶれてしまうシーンも極力明るく撮ることができる。夜景などでは、「夜景モード」を用意する機種もあるので、活用するといいだろう。
iPhone
Android
●「夜景モード」を活用
解説/篠原義夫(ガジェットライター)