キーボードによるショートカット操作は、古くから利用されてきた機能だ。コピペや貼り付けができる「Ctrlキー」をつかった操作はもちろん、「Windowsキー」を使った操作を覚えておくと、さらに便利さを実感できる。自分がよく使うアプリを起動するためのショートカットキーを作成することも可能だ。
キーボードショートカットを覚えて素早く操作しよう
キーボードによるショートカット操作は、古くから利用されてきた機能だ。例えば、右手のマウスで操作対象を選択しつつ、左手でショートカットキーを押してコピーしたり貼り付けたり、操作を誤ったら元に戻したりできる。あるいは、エクスプローラーの中で複数の項目を選んだり、アプリの操作画面で全体を選択したりするときにも役立つ。
一歩進んで、Windowsキーを使った操作を覚えておくと、さらに便利さを実感できる。下の一覧表の中段あたりの機能だ。
また、[Alt]+[F4]はアプリの終了だけでなくWindowsのシャットダウンもできるし、画面が反応しなくなったときは[Ctrl]+[Alt]+[Delete]で対応できる。
●覚えておくと便利なキーボードショートカット一覧
キー | 操作 |
---|---|
Ctrl + A | すべてを選択 |
Ctrl + C | 選択した項目をコピー |
Ctrl + V | 選択した項目を貼り付け |
Ctrl + X | 選択した項目を切り取り |
Ctrl + Shift + ESC | タスクマネージャーの起動 |
Ctrl + クリック | 複数のファイルを選択 |
Ctrl + ドラッグ | ファイルをコピー |
Ctrl + Alt + Delete | タスクマネージャーの起動など |
Win | スタートメニューを表示/非表示 |
Win + A | アクションセンターを表示/非表示 |
Win + D | デスクトップを表示/非表示 |
Win + E | エクスプローラーを起動 |
Win + I | Windowsの設定を起動 |
Win + L | パソコンの画面をロック |
Win + Tab | タスクビューを表示 |
Win + Ctrl + D | 新しい仮想デスクトップを作成 |
Win + Ctrl + F4 | 現在の仮想デスクトップを閉じる |
Win + Home | 最前面のウインドウ以外を最小化 |
Win + , | 全ウインドウを一時的に透明に |
Alt + Enter | プロパティを表示 |
Alt + F4 | アクティブなアプリを終了 |
Shift + Delete | ゴミ箱に入れずに削除 |
Shift + クリック | 連続したファイルを選択 |
さらに、よく使うアプリをショートカットキーで起動することも可能だ。設定方法は下記のとおり。[Ctrl]+[Alt]は固定されているので、その後に適当な文字を割り当てよう。「Excel」なら[E]、「Word」なら[W]といった覚えやすい文字にするといい。なお、この設定を解除するときは、入力した文字を削除すると「なし」に戻る。
●よく使うアプリを起動するためのショートカットキーを作成
❶「スタート」で設定したいアプリを探して右クリック。「その他」→「ファイルの場所を開く」でエクスプローラーが開く。
❷目的のアプリを右クリックして「プロパティ」を開く。「ショートカットキー」が「なし」になっているので、適当な文字を割り振ろう。
解説/下島朗(エントラータ)