【Windows7】サポート終了後は「セキュリティソフト」を導入すればいいのでは?10に乗り換える必要はある?

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Windows7のサポートが終了。セキュリティ更新プログラムが提供されなくった代わりに『ウイルスバスター』などのウイルス対策アプリを導入すれば大丈夫か?その答えはNoだ。サポート期間中にセキュリティ更新プログラムを自動配信するWindows Update、OS標準のウイルス対策アプリ『Windows Defender』の2段構えの重要性を専門家が解説する。

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セキュリティソフトがあれば7も使える?

読者から質問

Windows7がサポート終了になっても、そのパソコンに「ウイルスバスター」などのセキュリティソフトを導入していれば、安全性は確保されると思うのですが、いかかでしょうか?(M.Yさん 埼玉県 73歳)

専門家の回答

編集部:
これは、ガジェットライターの篠原義夫さんに聞きます。

専門家の回答:
「7のサポートが終了してセキュリティ更新プログラムが提供されなくなったら、代わりに『ウイルスバスター』などのウイルス対策アプリを導入すればいい。そう考える人は、思いのほか多いのかもしれませんね。

ですが、結論からいえば、こうした考えは間違っています。やはり、サポート終了後のOSを使い続けるのは、あまりにもリスクが高いので、絶対におすすめできません

例えば、最新OSのWindows10ですら、セキュリティ対策は、サポート期間中にセキュリティ更新プログラムを自動配信してくれるWindows Updateに加え、OS標準のウイルス対策アプリ『Windows Defender』の2段構えで構成されています。

なぜ『Windows Defender』だけではダメなのかというと、もちろんそれには理由があります。

まず、無数のプログラムの集合体であるOSには、どうしても”セキュリティホール”と呼ばれる構造上の欠陥があります。

そうした欠陥を修正する役割を担うのが、ほかならぬセキュリティ更新プログラムというわけです。

だったら、セキュリティホールもウイルス対策アプリで修正すればよさそうなものですが、そうはいかない事情があります。

なぜなら、セキュリティホールの修正アプリを作るためにはOSの内部構造に精通している必要があり、通常、開発元であるマイクロソフト以外の企業ではとても手に負えないからです」

編集部:
それで、「Windows Update」によってセキュリティ更新プログラムが自動配信されるというわけですね。

専門家の回答:
「そうです。また逆に、Windows Updateでセキュリティ対策をまとめて施せばいいと思うかもしれませんが、それも誤りです。

確かにWindows Updateはセキュリティホールを日々修正してくれていますが、それでも、すべてに対応できるわけではありません。

そうした間隙をぬって入り込んでくるのが、コンピューターウイルスをはじめとするマルウエアで、ウイルス対策アプリは、主にこうしたマルウエアを駆除するという役割を担っています。

いわば、Windows Updateとウイルス対策アプリは、Windowsのセキュリティを確保するうえで、どちらも欠かせない車の両輪のようなものです。

Windows7のサポートが終了するというのは、この片輪が外れてしまうようなものですから、とても使い続けることはできません。7のサポート期間が残っているうちに、早めに10へ乗り替えるようにしましょう」

編集部:
現在、7のパソコンを使っている人は、やはり10に乗り替えるべきなんですね。ぜひ実践してださい!

イラスト/はやし・ひろ

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