【無人コンビニ600とは】使う側も設置側にも便利な未来の小型コンビニ

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設置スペースは観葉植物程度だが、飲料から弁当、お菓子、生鮮食品、日用品まで最大で600種類の商品を置くことができる。まさにコンビニである。キャッシュレスでスマートに買い物ができるし、「LINE」でリクエストも可能だ。

コンセントさえあればちょっとした
空きスペースに置くことが可能

●600株式会社
無人コンビニ600

幅60センチ×高さ175センチ×奥行き55センチと、観葉植物程度のスペースで設置できる。コンセントさえあれば、従業員ラウンジやちょっとした空きスペースに置くことが可能。

仕事中にちょっと一息入れたくてお菓子や飲料を買いに行ったときに、エレベーター待ちや店頭のレジ待ちに行列ができていて、余計な時間を取られてしまうことがある。

そんなときに便利なのが、ここで紹介する「無人コンビニ600」だ。

見た目は、人の背丈ほどの高さのある冷蔵什器だが、ガラス張りのドアレバー部分にタブレットのような端末が組み込まれており、中には商品がぎっしりと並べられている。

利用者は、ディスプレイわきのカードリーダーにクレジットカードを通す。するとドアが開き、中の商品が取り出せる。

キャッシュレス決済可能で
商品内容をリクエストできる

クレジットカードを通すと、開錠され商品が取り出せる。商品は自動で端末に読み取られるので、購入ボタンを押せば購入完了となる。

各商品にはRFIDタグ(タグに埋め込まれたID情報を、電波などを利用してやり取りするもの。)が貼られており、什器内のセンサーが取り出した商品を感知し、ディスプレイにその価格を表示。購入ボタンをタップして決済完了という流れだ。

RFIDタグの活用で、商品と価格の管理が自由にできるところがポイントである。使う側は、キャッシュレスでスマートに買い物ができるし、設置する側にとっても、代金回収や売上確認の手間が省け、計算間違いも起こらない。

しかも、無人コンビニの利用者は、「LINE」などを使って専任コンシェルジュに、欲しい商品をリクエストすることが可能。

3000種類以上の商品の中から、通常80~100種類程度、最大で600種類の商品を置くことができるという。品ぞろえは飲料から弁当、お菓子、生鮮食品、日用品まで。まさにコンビニである。

利用者は、「LINE」などで欲しい商品をリクエストすることができる。同社が取り扱いのある商品であれば随時補充される。

オフィスだけでなく、マンションへの設置例もあり、QRコード決済の試験運用も開始している。未来の小売店は、ショッピングモールのような大型・集中型ではなく、小型・分散型が主流になるのかもしれない。

●解説/福多利夫
ホビーや家電、デジタルグッズが大好きで、その仕組みが気になっちゃうフリーライター。家電製品協会認定の家電総合アドバイザーでもある。

イラスト:中山昭(絵仕事 界屋)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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