【最新コンデジ2019】パナソニック「DC-TZ95」を実写レビュー!デジタル処理で60倍ズームも可能

文具・ホビー・カメラ

曇天時でも濁りのない発色がうれしい。小型で軽量かつ高倍率という「旅カメラ」に最適な仕様を持つTZシリーズの最新機だ。広角域から超望遠域までのダイナミックな画角変化を楽しめるコンパクトな30倍モデル。ボディは2色展開(ブラック・ホワイト)。

高倍率ズームタイプ
パナソニック「DC-TZ95」

パナソニック
DC-TZ95
実売価格例:5万4250円

プロフィール
小型で軽量かつ高倍率という「旅カメラ」に最適な仕様を持つTZシリーズの最新機。30倍ズームは先代のTZ90と変わらないものの、4K動画やファインダーを強化。ボディはホワイトとブラックの2色展開。

撮像センサー 有効画素数 焦点距離(35ミリ判換算)
1/2.3型積層型CMOS 2030万 24-720mm(光学30倍)
●背面モニター/3.0型液晶・チルトタイプ
●ファインダー/0.21型有機EL
●サイズ/幅112.0mm×高さ68.8mm×奥行き41.6mm
●重量/328g

画質傾向
曇天時でも濁りのない発色
曇天での撮影。発色の濁りのなさはパナソニック共通のもの。肌の階調の滑らかさなどは、大型センサー機に一歩引けを取る。

デジタル処理で60倍ズームも可能

水辺にやって来たカワセミを、光学30倍ズームと解像感の劣化が少ないデジタル処理の「iAズーム」機能を使い、60倍相当で撮影。一眼レフであれば百万円オーバーのレンズが必要になる超望遠撮影が気軽に楽しめる。

光学式手ブレ補正を搭載するレンズ

レンズは、パナソニック製品ではおなじみのライカブランド。明るさはF3.3〜6.4で、光学式手ブレ補正機構をレンズ内に搭載している。レンズ前3センチまでピントが合うので、マクロ的な撮影も行える。

4K動画から瞬間を抜き出せる

4K解像度(800万画素相当)の動画として撮影し、その中からベストな瞬間をあとから抜き出せる「4Kフォト」機能を搭載。本モデルでは、動きの軌跡を1枚の写真に焼き込む「軌跡合成」モードが加わった。

《広角域から超望遠域までのダイナミックな画角変化を楽しめるコンパクトな30倍モデル》

コンパクトなボディながら、広角24ミリから超望遠720ミリ相当までの画角変化が楽しめるカメラ。街角で見かけた猫やおしゃれな看板など、スマホで普通に撮っただけでは小さすぎて写真として成立しない被写体はけっこう多いものだが、このレンズであれば、そんな場面をグッと手元に引き寄せて撮れる。

モニターは上方向に180度跳ね上げられるタイプで、子供やペットの目線などの低い位置からの撮影はもちろん、自分撮りのときにも便利だ。
画質は、パナソニックならではの濁りの少ない鮮やかな発色。パステルトーンの肌色の再現も明るく美しい。

ただし、センサーはスマホに搭載されるものとあまり変わらないので、ノイズ特性などはスマホに近い。望遠撮影時には、ややモヤっとした描写になりがちだが、スマホのデジタルズームよりはずっときれいに撮影できる。

◆解説/吉村 永 (カメラマン)

※価格は記事作成時のものです。

スポンサーリンク
文具・ホビー・カメラ
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット