いわゆるガラケーと呼ばれる従来型携帯電話は、多くが3Gのため、数年で使えなくなってしまう可能性がある。Androidベースの4G対応ケータイもあるが、これも2020年3月ごろにはLINEのプッシュ通知が利用できなくなる予定だ。
2020年版 スマートフォン選び方&使い方
「ガラケー→スマホ以降」
そろそろガラケーからスマホにしたいなら、今が絶好のチャンスだ!
キャリア各社の3Gケータイサービスが終了に向かっている。
ドコモは、2026年3月末で、FOMA(フォーマ)とiモードを終了させる。
auはそれより4年早く、2022年3月末に3Gを打ち切る予定だ。
ソフトバンクはスケジュールを明かしていないが、現状は4Gでほぼ全国をカバーしており、時間の問題だ。
いわゆるガラケーと呼ばれる従来型携帯電話は、多くが3Gのため、数年で使えなくなってしまう可能性がある。
Androidベースの4G対応ケータイもあるが、これも2020年3月ごろにはLINEのプッシュ通知が利用できなくなる予定。メッセージサービスやネットなどを頻繁に使うようであれば、スマホに乗り替えたほうがいい。
各社とも条件付きで月額980円を実現
各社とも、スマホへの移行には力を入れており、ガラケーからのユーザーは、料金的にも優遇されている。
例えばドコモは、ガラケーから移行するユーザー向けに、「はじめてスマホ購入サポート」を実施しており、端末代が最大2万円割り引かれる。料金も、「はじめてスマホ割」が適用される(3Gのガラケーを18ヵ月間以上利用している場合)ため、12ヵ月間、1000円の割引を受けられる。「ギガライト」プランで、月のデータ使用量を1Gバイト未満に抑えられれば、家族3人で契約している場合、料金は980円〜になる。
また、60歳以上なら「おしゃべり割60」の対象にもなる。こちらは12ヵ月間、通話定額オプションの料金が、700円割引になるというもの。「5分通話無料オプション」が無料になるというわけだ。
auには「ケータイ→auスマホ割」が、ソフトバンクには「スマホデビュープラン」があり、料金はドコモと同様、12ヵ月間、980円〜になる。
●365日無料で問い合わせ可能
シャープ
らくらくスマートフォン me
実売価格例:4万1184円
販売:ドコモ
ディスプレイ:4.7型 有機EL
メインカメラ:1310万画素
各社のケータイ→スマホ乗り替えプランの比較
割引プラン名(家族の範囲) | 月額料金 | 条件など | |
ドコモ | はじめてスマホ割 | 980円~ みんなドコモ割、3回線以上利用時 ※13カ月め以降は1980円~ |
FOMAの指定料金プランから 「ギガホ」「ギガホライト」への変更。 または、他社ケータイからのMNP |
au | ケータイ→auスマホ割 | 980円~ 「新auピタットプランN」、 「auスマートバリュー」加入時 ※13カ月め以降は1980円 |
ケータイからスマホへの 乗り替え(機種変更またはMNP)。 「新auピタットプランN」加入。 |
ソフトバンク | スマホデビュープラン | 980円 2カ月めから13カ月め ※14カ月め以降は1980円 |
ケータイからスマホへの 乗り替え(機種変更またはMNP)。 5分以内の音声通話が無制限で、 データは1Gバイトまで |
シニア向けの端末や、2万円を下回る廉価モデルも増えており、期間限定だが980円でスマホを維持できるため、スマホデビューには今が絶好のチャンスなのだ。
※金額はすべて税別
解説/石野純也(ITジャーナリスト)
※価格は記事作成時のものです。