【2024年4月10日更新】エコノミークラスより豪華、サービス内容が充実していると評判のビジネスクラスだけど、具体的に「どれくらい凄いの?」「値段はどれくらい?」と気になる人も多いはず。そこでビジネスクラスのメリット、エコノミークラスとの違い、価格差を解説します。
ビジネスクラスとエコノミークラスの違い
ビジネスクラスは、エコノミークラスよりも、「空の旅を豪華、快適にするためのサービス」。ゆったりとした快適な搭乗環境で過ごせるところがポイントで、目的地に到着したらすぐ、疲れを引きずらずに仕事に臨めるための工夫がなされています。
価格差比較〜約3倍!
気になる航空券の価格ですが、エコノミークラスより約3倍程度高くなります。航空大手2社の価格の目安は以下の通り(価格は時期により変動/荷物預け料金や座席指定料金などの追加料金がかかる場合有)。
[東京(成田) – ハワイ/ホノルル(HNL)]の価格目安
JAL(国際線) | ANA(国際線) | |
エコノミークラス | 往復約8万円 | 往復約10万円 |
ビジネスクラス | 往復約30万円 | 往復約31万円 |
JAL(日本航空)の場合……約2.6倍/差額 約22万円
ANA(全日空)の場合……約3.1倍/差額 約21万円
ビジネスクラスのメリット
飛行機のシートが豪華、機内食がハイレベルなビジネスクラス。他にも様々なメリットがあり、フライト前の過ごし方も快適です。
チェックインまでがスムーズ
ビジネスクラスは専用カウンターが設置されており、エコノミークラスよりもスムーズにチェックインすることが可能。長時間列に並んだり、混雑している空間でストレスがかかったりすることがありません。
空港ラウンジを無料で利用可能
フライト前の待ち時間を快適に過ごせる空港ラウンジも、ビジネスクラスなら無料。ただ、空港ラウンジは「クレジットカード会社のラウンジもあるのでは?」と思う人もいるでしょう。
ビジネスクラスと、クレジットカードのいわゆるゴールドカード以上の所有で使用できる空港ラウンジの異なる点は、ラウンジのクオリティです。例えば羽田空港の「ANA LOUNGE」の場合、ビュッフェ形式の食事や日本酒などのアルコール、ゆっくりくつろげるソファ、無料Wi-Fiやシャワールームが完備されています。
お土産をたくさん買っても大丈夫
「旅行先でお土産をたくさん買いたい」という人も、ビジネスクラスなら無料手荷物をたくさん預けられます。実際にJALとANAの場合は下記の通りです。
【無料手荷物の容量比較】
JAL(国際線) | ANA(国際線) | |
エコノミークラス | 2個まで無料(23kg/個) | 2個まで(23kg/個) |
ビジネスクラス | 3個まで無料(32kg/個) | 2個まで(32kg/個) |
シートと機内食のグレードが高い
ビジネスクラス最大のメリットは、何といっても「快適にフライトを楽しめる」という点です。エコノミークラスと比較して豪華なシートを採用しており、半個室状態を実現できるパーティションなど、プライベートをしっかり守ってくれる空間になっています。
またシートも180度までリクライニング可能なフルフラットタイプで、目的地に到着する間にぐっすり眠ることも可能です。
他にも前菜からデザートまで含まれるフルコース料理やハイクラスのお酒など、食事面もハイレベル。空の上とは思えないほどの食事を楽しめるのも、ビジネスクラスの魅力です。
フライト後も快適
飛行機が目的地に到着した後、ビジネスクラスはエコノミークラスよりも優先して下りることが可能です。またパスポートをチェックする入国審査も、別のレーンが設置されている場合があります。
さらに忘れてはいけないのが荷物の受取り。流れてくるスーツケースを長時間待ち続ける人も多い中、ビジネスクラスなら優先して流れてくるのです。
ビジネスクラスをお得に利用する方法
直行便だと非常に高額なビジネスクラスですが、パッケージツアーを利用すればかなり価格を抑えることができます。例えば旅行代理店にもよりますが、「東京~ハワイ」間の場合、約40万円台(往復、ホテル付、4泊6日)というツアーもあります。
またマイルを貯めて特典航空券を利用する方法もおすすめで、ANAマイレージクラブの場合は「東京~ハワイ」間なら65,000マイル程度で手に入ります。
フライト以外でも日頃から、クレジットカード使用でマイルを貯めている通称”陸マイラー”となるのも、ビジネスクラスに乗るためなら良いかもしれません。