パソコンの不具合については、それぞれ別々の対策を知っておくと便利だ。使用中のアプリが固まったときには「タスクマネージャー」を開こう。また、直近にインストールしたアプリとの相性が悪いとパソコンの動作が安定しなくこともあるる。ここでは、「システムの復元」、「Driver Boosterフリー版」についても解説する。
基本操作の疑問と悩み
パソコンが急に固まったり、動作が不安定になったりする!
これは、それぞれ別々の対策が必要となる。
まず、使用中のアプリが固まった場合は、スタートボタンを右クリックして「タスクマネージャー」を開き、「応答なし」と表示されたアプリを選択して「タスクの終了」をクリックすればいい。
パソコンが固まってキー操作に反応しない場合は、電源ボタンを長押しして強制終了させよう。
■「タスクマネージャー」で固まったアプリを終了
「スタート」ボタンを右クリックし、「タスクマネージャー」を起動させる。「プロセス」タブに「応答なし」のアプリがあれば、それを選択して、右下にある「タスクの終了」をクリックすればいい。
なお、パソコンの動作が安定しなくなる原因は、直近にインストールしたアプリとの相性が悪い場合が多い。そのアプリをアンインストールすると直ることも多いが、パソコンが起動しなくなるなど、最悪の事態も想定して、「システムの復元」が使えるようにしておきたい。
これは簡単にいうと、パソコンが好調なときに「復元ポイント」を作成しておき、Windows10が正常に起動しなくなった場合に、Windows10の起動オプションから、あらかじめ作っておいた復元ポイントまでプログラムの内容を戻して復旧させる仕組みである。
「システムの復元」は、「スタートボタン」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」→「システム」→「システムの保護」→「システムのプロパティ」→「システムの保護」タブ内で操作できる。
■「システムの復元」を利用
パソコンが好調なときに「復元ポイント」を作成しておこう。「構成」をクリックして出た画面で「システムの保護を有効にする」をオンにするか、「作成」をクリックして手動で復元ポイントを作る。
アプリのインストール前に復元ポイントを作ろう!
パソコンが不安定になる原因として、デバイスドライバーが古いことも挙げられる。デバイスドライバーの更新はめんどうな作業だが、「Driver Boosterフリー版」を使えば、更新するべきデバイスドライバーを自動的に検出し、一括更新できる。
■アプリを使ってデバイスドライバーを一括更新
「Driver Booster(ドライバー ブースター)フリー版」を使うと、更新できるデバイスドライバーが自動検出され、そのまま一括更新できる。定期的に使えば、パソコンをいつでも最新状態に保つことができるわけだ。
「Driver Boosterフリー版」の入手先
http://jp.iobit.com/free/driverbooster.html
解説/福多利夫(フリーライター)