毎日、朝昼晩の薬を飲み忘れてしまうことはありませんか?「あれ、今朝飲んだっけ?」と不安になったり、うっかり飲み忘れて体調を崩してしまったり…。特に毎日決まった時間に服用する必要がある慢性疾患の薬は、大変です。今回は、スマートフォンを使って、薬の飲み忘れを確実に防止するリマインダーの設定方法を紹介します。
なぜ薬の飲み忘れが起きるのか
薬の飲み忘れが起きる主な理由は次のようなものです。
– 忙しい朝の時間帯に服用タイミングが重なる
– 毎日の習慣になっていないため忘れやすい
– 複数の薬を異なるタイミングで飲まなければならない
– 外出時に薬を持っていくのを忘れる
これらの問題を解決するには、確実に思い出させてくれる「リマインダー」が効果的です。
スマホリマインダーの効果的な活用法
1. iPhoneの「リマインダー」アプリを使う方法(所要時間:約1分)
1. リマインダーアプリを開く
2. 「新規リマインダー」をタップ
3. 「朝の薬を飲む」など具体的な内容を入力
4. 「日付」をオンにして、時間を設定
5. 「繰り返し」を選択し、「毎日」を選ぶ
6. 「完了」をタップ
これだけで毎日指定した時間に通知が届きます。
またiPhoneの場合は、「ヘルスケア」アプリでも管理できます。

Screenshot
- ヘルスケアアプリを開く
- 「ブラウズ」をタップする
- 「服薬」をタップする
- 薬を追加する
- 薬の服用時間や間隔を設定する
- スケジュールされた薬を飲んだかどうかを記録する
2. Androidの「Google Keep」を使う方法(所要時間:約1分)
1. Google Keepアプリを開く
2. 「メモを作成」をタップ
3. タイトルに「薬を飲む」と入力
4. リマインダーアイコンをタップ
5. 時間と繰り返しを「毎日」に設定
6. チェックマークで保存
3. さらに効果を高める工夫
– 薬を飲むタイミングを朝食後など日常の行動と紐づける
– 薬のパッケージと一緒に水のボトルを置いておく
– 外出時用の携帯ケースを用意する
– 飲み終わったらリマインダーにチェックを入れる習慣をつける
「お薬リマインダー」アプリは他にも
一般的なリマインダーに加えて、薬に特化したアプリも便利です。「お薬リマインダー」「薬の飲み忘れ防止アプリ」でアプリを検索すると、複数の薬を管理できるだけでなく、服用履歴も確認できます。医療機関への受診時に、きちんと薬を服用していたかを医師に報告することもできるので安心です。
Android版【薬の飲み忘れ防止アプリ】
- 「MyTherapy」
薬の服用時間や健康日記、症状の記録ができるアプリです。医師の指示に従った健康管理をサポートします。 - 「Wellpilot」
お薬やサプリメントの飲み忘れ防止のお知らせ、服用の記録、残数確認ができるアプリです。 - 「マックス」
薬の服用リマインダー機能があります。
高齢の方こそ活用したいスマホ。設定サポート講座の参加も視野に
高齢の方こそ活用したいスマートフォンですが、設定が難しいと感じる場合があります。そんな時は、設定自体は10秒で完了するので、操作が得意な家族や友人に一緒に設定してもらうと良いでしょう。
医療機関によっては、薬の飲み忘れ防止のためのスマホ設定講座が開催されることもあります。機会があれば積極的に参加してみるのも良いでしょう。
まとめ ~わずか1分の設定で、毎日の服薬管理がぐっと楽に
薬の飲み忘れは健康管理において大きな問題ですが、スマートフォンのリマインダー機能を使えば簡単に解決できます。わずか1分の設定で、毎日の服薬管理がぐっと楽になります。ぜひ試してみてください。