テレビの買い替えを検討している読者からの質問に専門家が回答する。新発売の液晶テレビと、型落ちの有機ELでは、価格が同等なら、どちらが有利だろうか。画質を優先するなら、有機ELがおすすめだ。ただし、掘り出し物の有機ELテレビがあっても、画質と機能性などが満足できるかどうか十分吟味するべきだ。

あなたの疑問にズバリお答え!
最新液晶と旧型の有機ELはどっちが有利?

読者から質問

テレビの買い替えを考えております。新発売の液晶テレビと、型落ちの有機ELでは、価格が同等なら、どちらが有利でしょうか?(M.Tさん 新潟県 48歳)

専門家の回答

編集部:
この質問は、AV評論家の藤原陽祐さんに聞きます。

専門家:
「テレビの場合、新製品が発表される初夏のころ、お買い得な旧製品が目に留まることが少なくありません。新発売の液晶テレビと、型落ちの有機ELテレビで悩んでいるということは、おそらくお買い得価格の有機ELテレビを見つけられたのでしょうか。

ここで、液晶テレビと有機ELテレビの持ち味の違いについて、簡単に復習しておきましょう。

まず、テレビとしての総合的な表現力ということでは、白ピークが伸びて、黒がキリッと締まる有機ELが断然、有利です。液晶で指摘されることの多い、動きボケや視野角の問題がほとんどなく、パネルの基本性能が同じ(ほぼLGディスプレイ製)ということもあり、メーカー間の画質差も、液晶ほど大きくありません。

これに対して液晶の強みは、総じて価格がこなれていることと、画面サイズ、デザイン、画質・音質など、選択の幅が広いことです。画面サイズは43V〜85V型から選択可能ですし、憧れの8Kテレビもソニー、シャープの2社から製品化されています」

編集部:
有機ELは画質がよく、液晶は選択肢が多いということですね。

専門家:
「さて本題。新発売の液晶テレビか、型落ちの有機ELテレビかというご質問ですが、画質を優先するなら、有機ELがおすすめでしょう。

ただし、ここで大切なことは、掘り出し物の有機ELテレビを見つけたとしても、すぐに飛びつかず、内容的に(特に画質と機能性が)満足できるものかどうか、十分吟味することです。

例えば、ソニーの有機ELテレビですが、この春、上位機のA9Gシリーズは継続販売となり、普及機のA8GシリーズはA8Hシリーズに変わりました。

つまり、旧製品となったA8Gがねらい目となるわけですが、このモデル、4Kチューナーは非内蔵で、画質プロセッサーもソニーとしては二番手の扱いとなるX1 Extreme。

画質・機能性ともに、新製品のA8Hとの差はかなり大きく、たとえ割安でも、あまりおすすめできません。同じソニーで、視野角対策が施された4K液晶テレビの最高峰、X9500Hシリーズのほうが魅力的に思えます。

雑誌『特選街』の記事やカタログ、ネットなどの情報から、最新モデルとの違いを照らし合わせ、納得できるかどうか、慎重に見極めて判断することが大切ですね」

編集部:
やはりテレビを買うときは、その画質を実際に自分の目で見て確認することが重要ですね。ありがとうございました!

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イラスト/はやし・ひろ

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