ブラウンが100周年モデルとして中間価格帯のミドルレンジモデルとして新商品を3機種投入しました。それが新密着シリーズ5、6、7です。注目すべきは「あご下の剃り残し」への対応。今回、360度ヘッドが動く「シリーズ7」を実際に試してみました。

ブラウンが中間価格帯の新商品を3モデル投入

日本の電動シェーバー市場は、フィリップス、ブラウン、パナソニックが3強。続いて、イズミマクセル、日立が追いかける形です。トップ3は、それぞれ特徴があります。世界シェアトップのフィリップスは、円刃。当たる歯の面積が大きいため当たりが柔らかい剃り心地。パナソニックのラムダッシュ5枚刃も似た考えです。5枚も刃があると面積も大きいのであたりも柔らかい。そしてブラウンは、一度剃りの雄です。刃の枚数も重要ですが、やはり切れ味が第一。その代わり、一度で見事に剃るという考え。往復しなくてもいいので、これも肌に優しい。

こういった高価格帯(トップモデル)の下に、中間価格帯(ミドルレンジモデル)という価格帯があります。1〜2万円。初心者以上、贅沢未満ということで、ほとんどの人が一度はお世話になったことのあるモデルです。いわゆるボリュームゾーンでもあります。

そのゾーンに、ドイツのブラウンが100周年モデルとして投入したのが、「シリーズ5」「シリーズ6」「シリーズ7」の3モデル。一体どんなモデルなのでしょうか?

画像: ブラウン「シリーズ5」ブルー www.braun.jp

ブラウン「シリーズ5」ブルー

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画像: ブラウン「シリーズ6」ブルー www.braun.jp

ブラウン「シリーズ6」ブルー

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画像: ブラウン「シリーズ7」シルバー www.braun.jp

ブラウン「シリーズ7」シルバー

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ブラウンの「デザイン哲学」

ドイツのブラウンは、日常の身の回りの製品を作っています。シェーバーも有名ですが、電卓と旅行用の目覚まし時計、この2つも有名です。航空会社の通販カタログにはまず載っている代物です。なぜかというと「オシャレ」だからです。オシャレと言いましても、装飾がされているのではありません。削ぎ落としに、削ぎ落とした、無駄のないデザイン。シンプルこの上ないデザインがまた、洗練された高級感を醸し出しているのです。

ブラウンは、1955年にデザイン哲学と固めます。海外でいうデザインは「設計」の意を含みますので、商品哲学と言い換えてもいいです。「シンプル」「実用的」「普遍的」の3カ条がそれです。シンプルというのは、無駄がないということもそうですが、機能にも及びます。不要な機能はつけない。そうなると操作がシンプルになりますし、スィッチの押し間違えなどを極力少なくすることができます。実用的というのは、人間工学的に使いやすいということです。そして普遍的。これは、現在も、50年後もということです。人間の文明は劇的に変化していますが、料理にはまだ包丁を使っていますし、ガスも使っています。包丁もガスもシンプルなままですよね。ブラウンは、そんな「シンプルさ」というカッコよさを持ったブランドなのです。

着目したのは「あご下の剃り残し」

男の人はわかると思いますが、ヒゲで剃り残しやすい場所は?と聞くと、まず「あご下」があげられます。漫画でもそう。野球漫画の「あぶさん」は、このあご下の剃り残しがありました。実は、私もしょっちゅう剃り残しています。

画像: 着目したのは「あご下の剃り残し」

これには理由があります。
まず、場所的に眼で追いにくい。次にあご下は、皮膚が柔らかくややたるみのある部分が多い。凸凹が多いのです。

実は、この中間価格帯に画期的な技術がもたらされたのは、10年くらい前、パナソニックによってでした。そう「お風呂そり」です。以降、毎年のようにモデルチェンジをしていますが、画期的とまで言えるモデルは出ていません。

今回この中間価格帯でブラウンが世に問うのは、「あご下剃り残しなし」への挑戦です。開発に6年かかったそうですが、その結果はどんなものでしょうか?

首を動かすヘッド

シリーズ7の可動域は「360度」

いろいろ研究した結果、ブラウンが到達したのは「あご下でもきちんと刃が当たれば剃れる」ということでした。しかし、そうかといって強く押し付けると、肌も刃でやられてしまいます。軽い力でも確実に肌の凹凸をトレースすることができなければなりません。その課題に対し、ブラウンが採用したのは「首振り」技術です。

ブラウンは、この技術を3つに分け、シリーズ5、シリーズ6、シリーズ7に割り振ります。シリーズ5は「刃の浮き沈み」で追従します。シリーズ6は刃の浮き沈みに加え、「前後の動き」が加わります。シリーズ7は横、斜めにも対応し「360°」となります。

開発話で面白かったのは、シリーズ6。開発時、「前後」と「左右」どちらが効果的かということで、何度もテストしたそうです、結果は「前後」。なんと剃り上げる時間が、75秒(1月で37.5分、1年で7.6時間にもなる計算。うーん…)も違ったそうです。これはシリーズ6を買う理由にして十分ですね。

画像: シリーズ7の可動域は「360度」

シリーズ7をテストしてみた

小回りが効く感じが第一印象

私もシリーズ7をテストしてみました。今までのブラウンシェーバーにある、持ち手をあちらこちらに動かす必要がありません。ヘッドが上手く追従するのが分かります。そう、小回りが効く感じ。あたりも柔らかめですね。しかし、力を入れると「あたっ」という感じ。痛みがあります。あっさり肌を持って行かれます。刃の鋭さは今まで通りです。

ちなみにシリーズ7ですが、重心はボディのやや上にあるスイッチの裏側にあります。普通、ヘッドに工夫するとヘッドが重くなり、つい手に力が入り、押し付けてしまうものですが、バランスが良いのでそんなことはありません。親指と人差し指で軽くつまむ感じでOK。これはブラウンのデザイン哲学を実践した結果ですが、実にいい。

画像: Experience S7 youtu.be

Experience S7

youtu.be

まとめ

100周年モデルにふさわしいシェーバー

ミドルクラスの製品は、フラッグシップモデルから、幾つかの技術を抜いて作り上げることが多いです。理由は分かりますよね。しかし、抜いていくのでバランスが取れていないモデルも多いのは事実。今回の、シリーズ5、シリーズ6、シリーズ7は、そう言ったところがしっかり作られており、100周年モデルにふさわしい感じを醸し出しています。

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販売は8月下旬からと聞いていますが、予約は本日(7月21日)から。この価格帯でシェーバーを探していた人、あご下の剃り残しが気になる人におすすめです。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーを繋ぐ商品企画コンサルティング「ポップアップ・プランニング・オフィス」代表。米・食味鑑定士の資格を所有。大手メーカーでオーディオ・ビデオ関連の開発に携わる。趣味は東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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