長時間の在宅で、パソコンやネットを使う機会が増えている。そこで、パソコン操作の快適化を解説していく。最新の「パソコンまわりの見直し術」として、この機会に覚えておくといい。

ポイント1
ベンチマークソフトでパソコンの状態を可視化する

パソコンの調子をよくするといっても、現状のパソコンの状態を把握しないことには、調整や改良の手がかりをつかむことができない。それを知る一つの方法が、「ベンチマークソフト」を使うことである。

ベンチマークソフトとは、パソコンの性能を測定する「ベンチマークテスト」を行うソフト(アプリ)を指している。実際、Windowsパソコン用のベンチマークソフトはいくつもあり、1台のパソコンの改良前・後で同じベンチマークソフトを使えば、どの程度性能が向上したか判定できる。

かつて、Windows7には、パソコンの性能を測る「Windowsシステム評価ツール」(Windowsエクスペリエンスインデックス)というベンチマークソフトが標準搭載されていた。これは、それ以降のWindowsでは見えなくなっているが、機能としては現在のWindows10にも搭載されている。

それを起動させるためのソフトが「ExperienceIndex(エクスペリエンスインデックス)OK」で、これを使うと、Windowsパソコンの総合的な性能を知ることができる。

現在、Windows10が動いているマシンなら、最低でも2.0以上の「基本スコア」が出るはず。この数値が大きいほど、性能のいいハードウエアを搭載していることになる。

ベンチマークソフトを使えば、パソコンの性能を測定することができる

Windows7に搭載されていた評価ツールをWindows10で使えるようにする「ExperienceIndexOK」。CPUやメモリーの性能を測定し、弱点となる部分を教えてくれる。

画像1: ■ ベンチマークソフトを使えば、パソコンの性能を測定することができる

ちなみに、パソコンの性能に大きく影響するHDDやSSDの性能だけを測定するベンチマークソフトもある。「CrystalDiskMark(クリスタルディスクマーク)」がその代表格で、ドライブの書き込み・読み出し速度を測定できる。

HDDの読み出し(Read)と書き込み(Write)性能を測定する「CrystalDiskMark」。複数回のテストを行い、いちばん上の値が目安。数字が大きいほどデータ転送が速い。

画像2: ■ ベンチマークソフトを使えば、パソコンの性能を測定することができる

ポイント2
スタートアップアプリを整理して無駄な処理を低減する

Windowsが立ち上がる際に、自動的に起動するアプリがある。これを「スタートアップアプリ」または「常駐アプリ」という。自動起動するアプリの多くは、ユーザーがパソコンを使うときに必ず使用するものを想定している。あらかじめ起動させておくことで、アプリ使用時の起動待ちの時間を減らすという意味がある。

しかし、スタートアップアプリの数が多いと、パソコンの電源ボタンを押してから、実際にWindowsが使えるようになるまでの時間が長くなってしまう。また、一つだけならパソコンにかける負荷が小さいアプリであっても、数が多くなれば、パソコンのサクサク感を損なうほどの負荷になることもある。

そこで、自分にとって使用頻度が低いアプリをスタートアップから外すことで、パソコンのサクサク感を取り戻す必要が出てくるわけだ。

スタートアップアプリを整理するには、二つの方法がある。一つは「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」で、アプリのリストを見ながら、不要なアプリを「オフ」にしていく方法である。

「設定」の「アプリ」で「スタートアップ」を整理する

❶スタートメニューの「設定」や、アクションセンターの「すべての設定」から開き、「アプリ」の項目をクリックする。

画像1: ■ 「設定」の「アプリ」で「スタートアップ」を整理する

❷「スタートアップ」の項目を開くと、自動起動するアプリのリストが表示される。「skype」も、使わないなら「オフ」でいい。

画像2: ■ 「設定」の「アプリ」で「スタートアップ」を整理する

もう一つは、「スタートボタン」を右クリック→「タスクマネージャー」→「スタートアップ」タブで、不要なアプリを右クリックして「無効化」にしていく方法だ。

どちらの方法も、得られる効果は同じ。まずは、スタートアップアプリのリストをじっくり見て、どれが不要なアプリかを検討しよう。もし、すでに使っていないプリンターのユーティリティといった、今後も使うことがないアプリを見つけたなら、スタートアップをオフにするのではなく、アプリ自体をアンインストールしたほうがいいだろう。

ふだん自分が使っていないメッセンジャーアプリなどは、アプリ自体は残しておいて、スタートアップだけ「オフ」や「無効化」にしておこう。

「タスクマネージャー」の「スタートアップ」タブで整理する

❶「スタートボタン」を右クリックし「タスクマネージャー」を選択する。この方法で設定系の操作画面の多くを開くことができる。

画像1: ■ 「タスクマネージャー」の「スタートアップ」タブで整理する

❷タスクマネージャーの「詳細表示」で「スタートアップ」タブを開く。不要なアプリを右クリックして「無効化」を選択する。

画像2: ■ 「タスクマネージャー」の「スタートアップ」タブで整理する

ポイント3
不要なバックグラウンド処理を停止させておく

Windowsは、ユーザーが作業をしている裏側で、ユーザーが認知していない処理をしていることがある。これを「バックグラウンド処理」という。ユーザーがCPU負荷の大きい作業をしているときに、バックグラウンド処理が複数重なると、パソコンの動きが鈍くなる。これを防ぐために、バックグラウンド処理をしてもいいアプリを選択して、処理を行う可能性があるアプリを絞るといいだろう。

これは、「設定」→「プライバシー」の「バックグラウンドアプリ」項目で一括、もしくはアプリごとにオン/オフすることが可能。バックグラウンド処理の大半は、アプリ自体の情報更新なので、ふだん使わないアプリならばバックグラウンド処理をさせなくても悪影響はない。

バックグラウンド処理させるアプリを選択する

❶バックグラウンド処理させるアプリは「設定」→「プライバシー」で、一括または個別にオン/オフを設定できる。

画像1: ■ バックグラウンド処理させるアプリを選択する

❷「バックグラウンドアプリ」の項目で、ふだん使わないアプリを「オフ」にしていけばいい。オフにしても、悪影響はほぼない。

画像2: ■ バックグラウンド処理させるアプリを選択する

ポイント4
メンテナンスの時間を調整し、作業中に動きが鈍くなるのを防止

Windows10は、アプリの更新やセキュリティスキャンといったメンテナンス(整備)を、毎日午前2時に行うよう設定されている。

しかし、この時間にパソコンが起動していない場合は、次回の起動時、システムがアイドル状態(ユーザーが作業をしていない)のときや、シャットダウン時にメンテナンスが行われる。これから作業をしようというときにメンテナンスが行われると、パソコンの動きが極端に鈍くなってしまう。

これを防ぐためは、自動メンテナンスの時間を、ユーザーが作業していなくて、パソコンが起動(スリープでもいい)している時間帯に変更すればいいだろう。

これは「コントロールパネル」の「セキュリティとメンテナンス」→「メンテナンス」→「自動メンテナンス」で行える。

自動メンテナンスの時間を変更する

❶「スタートメニュー」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」→「セキュリティとメンテナンス」と進む。

画像1: ■ 自動メンテナンスの時間を変更する

❷「メンテナンス」→「自動メンテナンス」→「メンテナンス選定の変更」を開く。

画像2: ■ 自動メンテナンスの時間を変更する

❸自動メンテナンスの設定画面で、「メンテナンスタスクの実行時刻」を選択する。昼休みの時間帯にするのもいい。

画像3: ■ 自動メンテナンスの時間を変更する

ポイント5
電源オプションを変更してCPUの速度を上げる

パソコン(特にノートパソコン)の多くは、バッテリー駆動時間を伸ばすことと、快適にパソコンが使えることを両立するため、ディスプレイの明るさやCPUのパワーをある程度制限している。

ということは、電源がコンセントにつながっている状態ならば、バッテリーのもちは気にする必要がないので、CPUをフルパワーで作動させたほうが快適である。

これは、「電源オプション」の「電源プランの作成」で「高パフォーマンス」を選択すればいい。こうすれば、CPUの性能がセーブされない。一方、バッテリー駆動のときには、ここを「バランス」や「省電力」に戻せばいい。タブレット機では「電源プランの作成」に「高パフォーマンス」が表示されないことがあるが、それ以外の機種では性能向上に効果がある。

電源プランを高パフォーマンスにする

❶「設定」→「システム」→「電源とスリープ」へ進み、「電源の追加設定」の文字列をクリックして、「電源オプション」の画面を開く。

画像1: ■ 電源プランを高パフォーマンスにする

❷「電源オプション」画面の左側の枠で「電源プランの作成」をクリックし、「電源プランの作成」画面を開く。

画像2: ■ 電源プランを高パフォーマンスにする

❸通常は「バランス(推奨)」になっているが、これを「高パフォーマンス」に変更。電力消費が大きくなるので、AC電源接続が前提となる。

画像3: ■ 電源プランを高パフォーマンスにする

ポイント6
ディスククリーンアップで無駄なデータを消す

古くからのWindowsユーザーでは常識といえるが、WindowsパソコンはHDDやSSDといったストレージに空き容量が多いほど、作業の処理時間も短くなり、快適に使用できる。

特に、使い込んだパソコンはストレージに無駄なファイルがたまっており、記憶領域を圧迫している。この場合、「ディスククリーンアップ」で無駄なファイルを一掃すると空き容量はかなり増える。

これは「エクスプローラー」でWindows10がインストールされているドライブ(通常はCドライブ)を右クリックし「プロパティ」から「ディスクのクリーンアップ」を実行すればいい。このとき重要なのは、「システムファイルのクリーンアップ」も実行することだ。これで、Gバイト単位で空き容量が増えるはずだ。

Windows標準機能の「ディスククリーンアップ」を実行する

❶Windows10がインストールされている「Cドライブ」を右クリックし、「プロパティ」を開く。

画像1: ■ Windows標準機能の「ディスククリーンアップ」を実行する

❷「ディスクのクリーンアップ」をクリックすると、増やせる空き容量の予想量が計算される。

画像2: ■ Windows標準機能の「ディスククリーンアップ」を実行する

❸「システムファイルのクリーンアップ」をクリックし、削除するファイルのすべてにチェックを入れれば最大の空き容量が得られる。

画像3: ■ Windows標準機能の「ディスククリーンアップ」を実行する

ポイント7
セキュリティアプリを標準搭載のものに変更する

Windows10に標準搭載されている「Windowsセキュリティ」の「Windows Defender(ディフェンダー)ウイルス対策プログラム」(以下、「Defender」)は、近年性能が向上しており、市販セキュリティアプリとの差は少なくなっている。

もし、市販の古いセキュリティアプリをまだ使っているならば、それをアンインストールして、Defenderだけにしてみるといいだろう。Defenderのほうが市販セキュリティアプリよりもCPU負荷が低いぶん、パソコンが速くなったように感じるはずだ。

なお、このプログラムは標準搭載のため、他社製セキュリティアプリをアンインストールするだけで、自動的にDefenderが作動するようになっている。

「Defender」を使ってみる

❶「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」へ進み、「Windowsセキュリティを開く」をクリック。

画像1: ■ 「Defender」を使ってみる

❷「ウイルスと脅威の防止」画面に他社製アプリの名前があったら、「設定」の「アプリ」の項目で、そのアプリをアンインストールする。

画像2: ■ 「Defender」を使ってみる

❸他社アプリがインストールされていない状態で、Windows Defenderが正常作動していれば、「現在の脅威はありません」と表示される。

画像3: ■ 「Defender」を使ってみる

ポイント8
レジストリクリーナーでOSのゴミを掃除する

Windowsの内部には「レジストリ」と呼ばれる、設定のデータベースがある。このデータベースは、アプリをインストールしたり、ハードウエアを接続したりするたびに、それに伴う内部設定の情報を書き込み、情報量が増えていく。また、すでにアンインストールしたアプリや取り外したハードウエアの情報も保持しているので、実際のパソコン環境とレジストリの情報が矛盾していることも珍しくない。使い込んだパソコンの挙動が遅い原因にもなる。

レジストリは一般ユーザーが触ると、Windowsが起動しなくなる可能性もあるので、通常はノータッチの領域だが、「CCleaner(シークリーナー)」のようなレジストリのクリーニング専用アプリを使うことで、安全に掃除することが可能。一度試してみるといいだろう。

「CCleaner」でレジストリを掃除

❶アプリを起動して「ヘルスチェック」をクリック。

画像1: ■ 「CCleaner」でレジストリを掃除

❷総合的な状態検査をする。「状態を改善する」をクリック。

画像2: ■ 「CCleaner」でレジストリを掃除

❸レジストリを含め、Windowsの掃除が完了する。

画像3: ■ 「CCleaner」でレジストリを掃除

ポイント9
デバイスドライバーをアップデートする

デバイスドライバーとは、Windowsがハードウエアを制御するときに、その制御命令を取り次ぐために使われるプログラムである。主にハードウエアのメーカーが開発していて、不具合改善や性能向上、新機能の追加のために常に改良が続けられている。

Windows10の場合、デバイスドライバーの更新は主に「WindowsUpdate」で行われていて、基本的にはユーザーは何もせずに任せておけばいいのだが、グラフィック機能やWi-Fi、LANアダプターなどのデバイスドライバーは、自分で最新版に更新すると性能がアップすることがある。

これら主要なデバイスドライバーを一括で更新するアプリ「DriverBooster」を使えば、パソコンの性能アップが期待できるわけだ。

「「DriverBooster」でデバイスドライバーを一括更新

❶「DriverBooster」を使うと、自動的にデバイスドライバーのバージョンチェックが行われる。

画像1: ■ 「「DriverBooster」でデバイスドライバーを一括更新

❷更新可能なデバイスドライバーが検出されるので「すべて更新」をクリックすればいい。

画像2: ■ 「「DriverBooster」でデバイスドライバーを一括更新

ポイント10
メモリーの増設が高速化の近道。今なら最低8Gバイトだ

パソコンの主要ハードウエアを強化するのが、パソコンのパワーアップには直接効く。一般的にパソコンの主要部品の中で、ユーザーが簡単に強化できるとされているのは、メインメモリーの増設である。

今なら、最低8Gバイトは欲しいところ。もし今、2Gバイトや4Gバイトで動かしているなら、これを8Gバイトにしよう。

自分のパソコンには、最大何Gバイトのメモリーが搭載できるのか、メモリースロットはいくつあるのかは、取扱説明書やメーカーサイトで確認する。

状況によって、4Gメモリーを1枚買い足せばいい機種もあれば、今付いているメモリーを外して4Gを2枚使う場合もあるはずだ。どのメモリーを買えばいいかは、バッファローなどのメーカーサイトでパソコンの型番を入力して検索できる。

必要なメモリーを検索し、購入して増設する

❶バッファローなどのメモリーメーカーのサイトで、パソコンのメーカーや型番を入力すると、使えるメモリーが検索できる。

画像1: ■ 必要なメモリーを検索し、購入して増設する

❷ほとんどのノートパソコンは、自分で裏ぶたを開けてメモリーを取り付けられる。最低限8Gバイト。16Gバイトでも贅沢ではない。

画像2: ■ 必要なメモリーを検索し、購入して増設する

ポイント11
外付けHDD にデータを移して内蔵HDDの空き容量を増やす

WindowsがインストールされているHDDに空き容量が多いほど、パソコンは安定して作動する。そのためには、外付けHDDに、画像や動画、音楽といったデータを移して、WindowsがインストールしてあるHDDの空き容量を確保するといい。

パソコンとの接続は、USBか、NASなら有線LANを使う。USBは設定不要で手軽に使えるうえ、USB3.1のデータ転送速度は理論値で10Gbpsと高速である。NASの転送速度は理論値1Gbpsのものが主流だが、複数端末と同時にデータのやり取りができるという利便性がある。どちらを選ぶかは、自分の環境に合わせればいいだろう。いずれの方式でも、ドライブを2台搭載し、ミラーリング(自動バックアップ)ができる製品が安心である。

ミラーリング対応の外付けHDDでデータを守る

アイ・オー・データ
HDW-UTシリーズ
実売価格例:3万1680円(2TBモデル)

高信頼性ドライブを採用したUSB3.2 Gen1対応の外付けHDD。2ドライブ搭載で、自動的にデータのバックアップを作るミラーリングに対応。

画像: HDW-UTシリーズ

HDW-UTシリーズ

バッファロー
LS520DGシリーズ
実売価格例:2万6020円(2TBモデル)

デュアルコアCPUを採用し、高速転送を実現したNAS。2ドライブ搭載のミラーリング対応機で、ミラーリング時でも高速転送が可能。

画像: LS520DGシリーズ

LS520DGシリーズ

ポイント12
HDDをSSDに換装してパソコンの速度を向上させる

パソコンが遅いと感じるとき、その原因となっているハードウエアは、ほとんどの場合、HDDである。HDDは物理的に円盤を回転させてデータの書き込み・読み出しを行っているため、電気的にデータのやり取りを行うCPUやメモリーに比べると、データ転送速度が桁違いに遅い。これを、フラッシュメモリーにデータを書き込むSSDに換装すれば、パソコンの速度は圧倒的に速くなる。

今回は、実際にデスクトップパソコンを使って、Windows10がインストールしてある500GバイトのHDDを1TバイトのSSDに換装してみた。その換装方法の説明をしていこう。

まず用意するのは、パソコンに搭載されているHDDと同等以上の容量を持つSSD。今回はクルーシャルのBX500の1Tバイトモデルを使った。SSDにHDDの中身をコピーするのに使用するSATA-USB変換ケーブルと、2.5インチSSDを3.5インチHDDの取り付け場所に固定するためのブラケット(マウンター)も必要。今回はともにオウルテック製を使った。

HDD→SSD換装に必要なもの

クルーシャル
BX500シリーズ
実売価格例:1万3090円(1TB)

パソコンのHDDと同等以上の容量を持つSSDを用意する。クルーシャルのSSDはクローン作成アプリが無料で使えるのでおすすめ。

画像: ■ HDD→SSD換装に必要なもの

SSDをUSB接続するためのSATA-USB変換ケーブル(左)と、SSDをデスクトップパソコンに固定するためのブラケット(右)。今回は、どちらもオウルテック製を用いたが、安いノーブランド品でもいい。

画像: SSDをUSB接続するためのSATA-USB変換ケーブル(左)と、SSDをデスクトップパソコンに固定するためのブラケット(右)。

SSDをUSB接続するためのSATA-USB変換ケーブル(左)と、SSDをデスクトップパソコンに固定するためのブラケット(右)。

さらに、HDDの中身をSSDにコピーするためのクローン作成アプリが必要。これは、クルーシャルのSSDを使う場合、同社製SSDでのみ利用できる「Acronis True Image for Crucial(アクロス トゥルー イメージ フォー クルーシャル)」を無料でダウンロードできるので、今回はこれを使った。

作業は、SSDへのデータコピーから始める。SSDにSATA(サタ)-USB変換ケーブルを接続し、USB接続のSSDとして起動状態のパソコンに接続する。

次に、クローンアプリをパソコンにインストールして起動。「ディスクのクローン作成」をクリックし、ターゲット(コピー先)としてUSBで接続したSSDを選択する。これでコピーを実行する。条件にもよるが、コピー完了までに数時間を要することが多い(今回は5時間ほどかかった)。

HDDの中身をSSDにコピーする

❶SSDにSATA-USB変換ケーブルを付けて、起動状態のパソコンに接続する。

画像1: ■ HDDの中身をSSDにコピーする

❷クローンアプリをインストールし、SSDをターゲットにして「クローン作成」を行う。

画像2: ■ HDDの中身をSSDにコピーする

コピー完了後、パソコンの電源を切り(コンセントも抜く)、本体のカバーを外し、内蔵HDDの電源ケーブルとデータケーブルを抜いてHDDを取り出す。SSDからSATA-USB変換ケーブルを外してブラケットに取り付け、HDDのあった場所に固定したら、データケーブルと電源ケーブルを接続し、カバーを閉じる。

HDDを外し、SSDを取り付ける

❶パソコンの側面カバーを外し、HDDの電源、データケーブルを抜いて、取り外す。

画像1: ■ HDDを外し、SSDを取り付ける

❷SSDをブラケットに固定する。コネクターの向きに注意すること。

画像2: ■ HDDを外し、SSDを取り付ける

❸HDDがあった場所にSSDを固定。電源とデータケーブルも接続する。

画像3: ■ HDDを外し、SSDを取り付ける

パソコンの電源スイッチを入れてWindows10が正常に起動すれば、換装作業は成功である。
今回はデスクトップ機での作業だったが、ノートパソコンでも基本作業は同じ。パソコン裏側のカバーが外せて、HDDが取り出せる機種ならば、SSDに換装できる。ノートの場合、SSDのサイズ変更ブラケットは不要だ。

画像4: ■ HDDを外し、SSDを取り付ける

無事、起動に成功!

ちなみに、換装前のHDDではWindows10が起動するまで1分32秒かかっていたが、SSDに換装したら、わずか27秒で起動するようになった。

パソコンの側板などを元に戻して、電源を投入。HDDのときと同じようにパソコンが起動すれば換装は成功。起動は圧倒的に速くなった。

画像: ■ 無事、起動に成功!

※価格は記事作成時のものです。

■解説/福多利夫(フリーライター)

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