APS-Cサイズの上級機のような外観だが、中身はα7IIIに迫るハイスペックモデル。新しいキットレンズの小ささ、軽さも相まって、携帯性抜群の軽快フルサイズ機に仕上がっている。
携帯性抜群の軽快フルサイズ機
APS-Cサイズの上級機のような外観だが、中身はα7IIIに迫るハイスペックモデル。有効2420万画素のフルサイズ撮像センサーや、画像処理エンジンのBIONZ Xはα7IIIと同じで、人肌の色再現などは新しい分だけ向上している。
位相差693点、コントラスト425点のハイブリッドAFや、約10コマ/秒の高速連写はもちろん、動物の目にも対応したリアルタイム瞳AF、動く被写体に追従するリアルタイムトラッキングといったα7IIIにない機能も盛り込まれている。
小型化に伴って、ファインダー倍率が低い(見える像が小さくなる)、前側の電子ダイヤルがない、機能を割り当てられるボタンが少ないといった物足りなさはあるが、新しいキットレンズの小ささ、軽さも相まって、携帯性抜群の軽快フルサイズ機に仕上がっている。
ソニー
α7C
ミラーレス フルサイズ
実売価格例:22万9900円(ボディ)
2020年10月発売
左手側上部にファインダーを内蔵。基本操作は上面の露出補正ダイヤルと後ろダイヤル、背面ホイールの三つで行う。
液晶モニターは横開きのバリアングル式。縦位置撮影でのロー/ハイアングル撮影や自分撮りがやりやすいのが強みだ。
※価格は記事作成時のものです。
■解説/北村智史(カメラライター)