私は、腎臓病の専門医です。体が弱っている透析患者にとって、感染症は命にかかわる重大な合併症です。普通のカゼでさえ、それが原因となって肺炎を引き起こし、命を落とすことも珍しくありません。当然のことながら、特効薬が完成していない新型コロナウイルスに対しては、一段と注意が必要です。では、どうすればいいのか。とにかく免疫力を高めること。免疫力を高める方法はいくつかありますが、私がお勧めする簡単な方法は、「腹巻き」をすることです。
執筆者のプロフィール
永野正史(ながの・まさし)
練馬桜台クリニック院長。
日本腎臓学会認定腎臓専門医。日本透析医学会認定透析専門医・指導医。日本内科学会認定総合内科専門医。1958年福岡市生まれ。国立佐賀医科大学卒業。三井記念病院内科・腎センターでの勤務、敬愛病院副院長を経て、2003年に練馬桜台クリニックを設立。腎臓病の専門医として日々臨床に邁進すると同時に、フルマラソン年齢別日本一を目指しトレーニングを重ねるシリアスランナーでもある。
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▼健康と元気をあなたへ(ブログ)
▼専門分野と研究論文(CiNii)
本稿は『感染がいやならおなかを温めなさい』(マキノ出版)から一部を抜粋して掲載しています。
なぜ、腹巻きが有効なのか
私は、腎臓病の専門医です。私のクリニックには、腎臓を悪くして人工透析を受けている患者さんが常時150人ほどいらっしゃいます。体が弱っている透析患者にとって、感染症は命にかかわる重大な合併症です。普通のカゼでさえ、それが原因となって肺炎を引き起こし、命を落とすことも珍しくありません。当然のことながら、特効薬が完成していない新型コロナウイルスに対しては、一段と注意が必要です。では、どうすればいいのか。とにかく免疫力を高めること。免疫力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。私がお勧めする、とても簡単な方法があります。それは、”腹巻きをすること”です。
なぜ、腹巻きが有効なのか、説明しましょう。免疫力をアップさせるのにお勧めの方法が、体温を上げることです。というのも、免疫システムの主役である血液内の白血球の働きを高めるには、温度が高いほうがいいとわかっているからです。体温でいえば、38~38・5℃くらいが最適とされています。
例えば、カゼをひくと、それくらいまで体温が上がることがあります。当人にとってはつらいでしょうが、一方で免疫システムにとってこの状況は、本来の力を発揮できる最高の環境です。カゼをひいて体温が上がったら、下げることなく体温を上がったままにしておいたほうが、免疫力が高まって治りやすくなります。
もちろん、39℃を超えるような高熱になれば、人為的に下げる必要がでてくるかもしれません。しかし、体温がそれ以下であれば薬に頼らず、頭や首を冷やす程度でいたほうがいいのです。そこで、強くお勧めしたいのが、ふだんから体を温める習慣をつけることです。
なかでも効果的なのが、おなかを温めること。なぜなら、私たちの免疫システムにおいて、重要な働きを担う細胞の大多数が腹部に存在しているからです。
「免疫システム」がおなかにある理由
免疫システムの主役は、血液内の白血球です。その白血球の一つに「マクロファージ」という細胞があります。マクロファージには、体内に侵入したウイルスなどの異物を捕食・消化する役割があります。さらに、「敵が来たぞ!」という信号を、リンパ球(白血球の成分の一つ)に送ります。その信号を受け取ったリンパ球はチームを編成し、ウイルスのもとへと駆けつけて攻撃・死滅させるのです。
マクロファージは、脳や皮膚、肝臓、肺などに分布していますが、その大多数は、おなかの中(腹腔)に存在します。
なぜ、マクロファージがおなかの中に集中しているのでしょうか。それは、外敵がどこからやってくるのかを考えれば明白です。ウイルスや細菌といった外敵のほとんどは、食べ物にまぎれています。口にした食べ物は、まず胃や十二指腸で消化されますが、この間は、ウイルスに感染することはありません。また、たいていの病原菌は、胃液などによって死滅します。
最終的に栄養を吸収するのは、腹腔にある小腸です。このとき、胃液でも死ななかった病原菌が残っていると、当然、感染リスクが高まります。そこで、外敵や異物を吸収しないよう、マクロファージが腹腔で門番のように見張っているというわけです。
優秀なマクロファージにも弱点はあります。それは「冷え」です。
マクロファージは、たった1~2℃おなかが冷えただけで、その働きが衰えてしまいます。つまり、免疫力を低下させないためには、おなかを温めることが非常に重要なのです。
そして、おなかを温める手段として私が強くお勧めしたいのが、腹巻きというわけです。腹巻きは、いつでもどこでも、寝ているときでも何か作業をしながらでも、おなかを温めることができます。もし不快に感じたら、パッと外すことも簡単です。副作用もいっさいありません。なにより安価で入手しやすいので、誰でも気軽に始められます。腹巻きは、最高の免疫力アップ術なのです。
腸管免疫とは?
おなかの中の免疫システムについて、もう少しだけ深く踏み込みましょう。小腸の内壁には、「絨毛」というヒダ状の細かい突起が無数に存在します。そして、この絨毛と絨毛の間に、「パイエル板」と呼ばれる場所があります。
このパイエル板には、
・マクロファージ
・リンパ球
・病原体の情報をリンパ球に伝える樹状細胞
・病原体を包み込みパイエル板の内側に運ぶM細胞
・未知の病原体やガン細胞を攻撃するT細胞
・抗体(病原体を除去するたんぱく質)をつくるB細胞
といった免疫細胞が多数、待機しています。
小腸は免疫細胞の宝庫
パイエル板は、まさに免疫細胞の宝庫といっても過言ではありません。これらの免疫細胞がお互いに連携を取りながら、ウイルスや細菌、体に有害な病原体を撃退し、体内に吸収させないように、感染しないように働いています。
このように、小腸の中(腸管)で作動している免疫のことを「腸管免疫」と呼びます。私たちの体に備わっている免疫のなかでも、最大規模の免疫システムです。つまり、免疫力を高めたいと考えたとき、まず重要視すべきは腸管免疫だといえます。
免疫力を高めるには、体を温めることが有効だと前述しました。腹巻きをして、おなかを温めるということは、最大の免疫システムである腸管免疫を支えることにつながるのです。
クリニックでの実例
私のクリニックには、腎不全などで人工透析を受けている患者さんが常時150人ほどいます。人工透析というのは、腎臓の機能が悪化し、血液の老廃物をろ過できない、ほんとうに体が弱ってしまった患者に、最後の手段として用いる治療法です。
それまで私のクリニックでは、冬の寒い時期になると、毎年4~5人の患者さんが、残念ながら亡くなっていました。その原因は、肺炎などの感染症によるものです。人工透析を受けている人は、免疫力が落ちていて、どうしても感染症にかかりやすいのです。しかし、腹巻きで免疫力がアップすれば、たとえ冬場であっても感染症のリスクが下がるのではないか、と期待して患者さんに勧めることにしたわけです。その成果は、私の想像をはるかに上回りました。
“腹巻きキャンペーン”をスタートした2009年以降、感染症が原因で亡くなる人工透析の患者さんが、なんとゼロになったのです。そしてこの傾向は、2020年11月現在まで続いています。人工透析を受ける患者数に大きな変化はなく、常時150人いるにもかかわらずです。これこそ、腹巻きで免疫力がアップする証拠だといえるのではないでしょうか。
慢性腎臓病の悪化防止になる
腹巻きには意外な効果があることも判明しました。それは、慢性腎臓病の悪化防止にもつながることです。その根拠は三つあります。
(1)尿路感染症(膀胱炎)を予防できる。
(2)体内の水分量をキープできる。
(3)腎臓周辺の血行を促進する。
順に説明しましょう。
まず(1)の「尿路感染症」ですが、これは細菌が尿道から侵入することで起こる病気のこと。細菌が膀胱で炎症を起こすと膀胱炎に、さらに、腎臓や腎盂(腎臓と尿管の接続部分)に達することで腎不全にもつながる腎盂腎炎が発症します(図参照)。
透析患者のように、もともと腎臓が悪い人が腎盂腎炎になると、崖から突き落とされたかのようなひどいダメージを腎臓に与えてしまいます。ですから、人工透析の患者にとって、その起因となる膀胱炎を防ぐことは非常に重要です。
おなかを冷やすと尿路感染症にかかりやすい、とよくいわれます。その理由の一つとして挙げられるのが、やはり免疫力の低下です。体温が下がると、免疫力も低下すると前述しましたが、尿路感染症は、特におなかが冷えることで感染リスクが高まります。その点、腹巻きでおなかを温めれば、膀胱炎などの尿路感染症の予防につながるのです。
次に、(2)の「体内の水分量」についてです。おなかが冷えると誰でもトイレが近くなるので、水分を控えがちになります。健康な人であればさして問題になりませんが、体内の水分量が減ると、血液の量も減って、腎臓への血流が低下します。
その結果、腎機能に障害が起こり、排出すべき老廃物が排出できなくなったり、体にとって必要な塩分や栄養素などの再吸収がうまくいかなくなったりします。つまり、腎機能が低下している人にとって、体内の水分量を維持するという観点からも、おなかを温めることが大切になるのです。
(3)の「腎臓周辺の血行」は、私たちの体を無意識にコントロールしている自律神経に関連しています。
体が冷えを感じると、自律神経の一つである交感神経が緊張し、血管が収縮して、血圧が上がります。血圧が高くなると腎臓への負担が増え、そのぶん腎臓の機能が低下。すると、余分な水分や老廃物を排出することができなくなります。そして、それがさらに血圧を上げることになり、腎機能がますます低下する、という悪循環を引き起こすのです。
では逆に、体が温まるとどうでしょう。今度は自律神経のうち、交感神経と対の関係にある副交感神経が優位になります。血管が拡張して、血圧が下がります。当然、腎臓の負担も減ります。腎機能を低下させる“負のスパイラル”から抜け出すことができるのです。
このように、おなかを温めると、腎臓病のリスクを減らしたり、腎臓病の悪化を防いだりすることにもつながります。実際、腹巻きが習慣になった患者さんはみんな、「以前よりも体調がよくなった」と喜んでいるのです。腎臓の機能は、慢性的に悪くなると元には戻りません。透析専門医としての立場からも強く勧めますが、腎臓に問題を抱えている人は、ぜひ腹巻きを習慣にしましょう。
腹巻きで得られる健康効果
腹巻きは、免疫力と体温を高める健康法です。免疫力も体温も、健康状態を左右するとても重要な要素ですから、腹巻きをすれば当然、さまざまな健康効果が得られます。私は医師として腹巻きに大きな可能性を感じています。順にまとめましょう。
●免疫力アップ
新型コロナをはじめ、カゼやインフルエンザといった感染症にかかりにくくなります。たとえ感染症にかかったとしても、重症化しにくくなります。アレルギーやガン、疲労感、ストレスなどに対しても有効でしょう。
●体温アップ
体温が上がると、免疫力が向上するだけではありません。胃腸が温まることで消化吸収がよくなり新陳代謝が活性化。腸内環境も改善し、便秘や下痢、内臓肥満の解消も期待できるでしょう。腎臓が温まることで頻尿も改善します。夜間のトイレの回数が減り、熟睡できます。睡眠の質が劇的によくなるので翌朝の目覚めも爽快そのものです。
全身の血流もよくなるので、腰痛やひざ痛、肩こりといった体の痛み、コリにも有効でしょう。腹巻きのタイプによっては、腰のサポーターがわりにもなるので、その点からも腰痛の改善につながります。姿勢がよくなることで、体型の変化も見込めます。
おなかを温めるので、生理痛をはじめ婦人科系の症状・不調にも有効です。期待できる効果はまだまだ挙げられますが、とりあえずこれくらいにしておきましょう。とにかく、ご説明したように、腹巻きでおなかを温めるだけで、数々の健康効果が期待できるのです。
「寝る時」につけるのがポイント
免疫力を高める”腹巻き健康法”のやり方を紹介していきます。とはいっても……
(1)寝る前に腹巻きをつける。
(2)そのまま眠る。
以上で終わりです。とても簡単ですよね。ほんとうにこれだけで、あなたの免疫力はアップします。腹巻きをする目的は、「おなかを温めて免疫力を高めること」ですが、就寝中におなかを温めるというのが、いちばん大事なポイントになります。なぜなら、私たちの体温は、眠っている間に、下がってしまうからです。
腹巻きのやり方
人間の体温は、たとえカゼなどにかかっていなくても、季節や気温、食事、感情の変化、女性なら生理周期などによっても日々変動します。また、人間には朝・昼・夜で体温が上下する体温リズムがあります(図参考)。
一日における人間の体温の推移
通常、1日のうちで最も体温が高くなるのは夕方ごろです。そして、夜になるにつれ少しずつ体温は下がっていき、深夜から早朝、つまり眠っている時間帯に最も体温が低くなります。
睡眠中に体温が下がるのはなぜでしょうか。それは、体を休めるためです。私たちの体は睡眠中、脳や体を休息させるために代謝量を減らします。それに伴い、体温が低くなるのです。体温が下がるということは、当然、おなかの内部の温度(深部体温)も低下します。通常、睡眠中の深部体温は1・5~2℃下がるといわれますが、たったこれだけでも免疫システムに大きな影響を与えます。というのも、一般的に免疫力は体温が1℃下がると30%低下する。反対に1℃体温が上がると、最大で5~6倍アップするといわれているのです。
また、免疫システムに欠かせないマクロファージという免疫細胞の大部分がおなかの中に存在しています。マクロファージの弱点である「冷え」を回避し、その働きをよくするためにも、「就寝中に温度が下がってしまう、おなかを温める」ことがなによりも重要なのです。もちろん、眠るときだけでなく、一日中、腹巻きをしても問題はありません。体温がもともと低い人や、より免疫力を高めたいと考えている人は、可能なかぎり腹巻きを身につけたほうがいいでしょう。
腹巻きをつけるときのコツ
腹巻きは「肌着の上から」がおすすめ
私の場合は、入浴後、すぐに腹巻きをつけています。こうすると、湯冷めしにくくなるので、ポカポカと体が温かいまま寝床に就けます。寝つきが格段によくなるので、お勧めです。なお、腹巻きをすると当然、汗をかくことがあります。素材によっては、肌がかぶれることも考えられます。ですから、腹巻きは肌着の上からつけてください。寝るときも、日中に腹巻きをする場合も同様です。
腹巻き選びのポイント
この健康法に必要な道具は、腹巻き一つだけ。価格帯は500~3000円と比較的安価です。ネット通販はもちろん、スーパーで売られていることもあるので、手軽に入手できるはずです。
とはいえ、どんな腹巻きを選んだらいいのか、気になる人も多いはず。ここからは腹巻き選びついてお話ししていきます。
まず、インターネットの通販サイトなどで、「腹巻き」と検索してみましょう。たくさんの商品がヒットして、驚かれると思います。素材もいろいろですし、形も大きさもさまざま。薄手だったり、厚手だったり。男性用・女性用に分かれていたり、男女兼用もあったり……。私も最初は、どれを選べばいいのか迷いました。
私自身もう10年以上、腹巻き生活を続けていますから、いろいろな種類、サイズを試しました。結論からいいましょう。ずばり、腹巻き選びのいちばん大事なポイントは「長時間つけていても不快に感じない」ということです。
▼たとえばこんなものがあります(編集部より)
腹巻きのタイプ
腹巻きには、いわゆる寸胴型のスタンダードタイプ、ウエスト周りを調節できるベルトタイプやジッパータイプ、腰痛や姿勢を改善する機能を謳う矯正機能付きタイプ、使い捨てカイロが入れられるポケット付きタイプなどがあります。迷ったら、スタンダードタイプを選びましょう。
腹巻きの丈
腹巻きの丈ですが、大は小を兼ねるという意味でも、広範囲をカバーできる大きめの腹巻きがお勧めです。おなか全体を温めたいので、最低でも25cmの丈があるものにしてください。
腹巻きの素材
素材は、コットン(綿)が主流ですが、保温機能が高いウール(羊毛)やナイロンをはじめとする合成繊維系、少し価格は上がるものの保温効果と着心地に優れたシルク(絹)などがあります。とはいえ、いずれにせよ肌着の上から着用するのが基本なので、敏感肌の人であっても素材が肌に優しいかどうかについてはそれほど気にしなくてもいいでしょう。
保温効果が高いにこしたことはありませんが、素材にこだわらずに腹巻きを選んでも、十分におなかを温めることができます。最初は、コットンで作られた薄手の腹巻きがいいかもしれません。夏は薄手、冬は厚手と季節ごとに使い分けてもいいでしょう。
腹巻きの伸縮性
腹巻き選びで、最も重視してほしいのは伸縮性です。私のお勧めは、なるべくゆったりしたタイプ。きつすぎるとズレにくい反面、おなかを締めつけられて不快に感じる人もいるはずです。また、おなかの中にある内臓の血流悪化にもつながりかねません。「腹巻きが気になって眠れない」ということになっても困るので、最初は、ゆったりした腹巻きから試してください。その点、ウエスト周りの伸縮を調節できるベルトタイプやジッパータイプもお勧めできます。ただし、ベルトタイプの場合、寝ている間に無意識に外してしまう、なんてこともあるので注意が必要です。
商品によっては、サイズを細かく選べるものもあります。その場合も、ぴったりサイズではなく、大きめを選びましょう。最低でもワンサイズ上を選ぶのがお勧めです。
腹巻きは手作りでも
「すぐに試したい」「自分が欲しい腹巻きが見つからない」という人は、腹巻きを手作りしてもいいでしょう。バスタオルやマフラーなどを、そのままおなかに巻くだけでも、りっぱな腹巻きの完成です。腹巻きで免疫力を高めるのに重要なのは、とにかく毎日続けること、おなかを温める習慣をつけることです。そのためにも、自分の体型に合った、つけ心地のいい腹巻きを選んでください。
腹巻きのポイントまとめ
お勧めの腹巻きについて、まとめましょう。ポイントは五つあります。
★お勧めの腹巻きの種類
(1)寸胴型のスタンダードタイプが基本
(2)丈は大きめ。最低でも25cmあるものを選ぶ
(3)最初は、コットン製で薄手のものがお勧め
(4)きつすぎず、不快感のないタイプにする
(5)慣れてきたら、保温効果がより高い素材にしてもいい
新型コロナに負けないためにも、耐え忍ぶばかりの毎日はもう終わりにして、自らの手で「日常」を少しずつ取り戻しましょう。皆さん、このコロナ禍で新たな三つの習慣が身についたと思います。
(1)三密(密閉・密集・密接)を避ける。
(2)こまめな手洗いと消毒、うがいに努める。
(3)外出するときはマスクをする。
ここに、もう一つ、「(4)腹巻きをする」を加えてください。
腹巻きをすれば、新型コロナの感染予防、そして感染したときの重症化を防ぐことにつながります。
なお、本稿は『感染がいやならおなかを温めなさい』(マキノ出版)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
編みぐるみ制作:sanae
撮影:松田敏美
イラスト・図版:勝山英幸
構成:武石朋樹