【Nebula Vega Portable】アンカーのモバイルプロジェクターの最上位モデル 置くだけで設置調整でき色再現も好ましい

レビュー

アンカー「Nebula Vega Portable」を自宅のホワイトマットスクリーンを使い、80型くらいのサイズで視聴した。明るさは十分で、UHD BDソフトなどは、なかなかの高精細な映像を楽しめた。忠実感のある色再現も好ましい。Android TV OSを搭載。単体でさまざまな動画配信サービスを楽しむことができる。

今回のテストアイテムはこちらアンカー「Nebula Vega Portable」

実売価格例:7万9990円

●プロフィール
フルHD解像度(1920×1080画素)のDLP方式プロジェクター。クアッドコアCPU「A55」を採用し、Android TV OSを搭載。単体でさまざまな動画配信サービスを楽しむことができる。

横幅が約19センチと、薄型のフォルムを採用。テーブルなどに置いてもじゃまになりにくい。

付属のリモコンはシンプルなスティックタイプを採用。

SPEC
●ディスプレイ/0.23型DMD 1080p DLP●解像度/1920×1080画素●輝度/500ANSIルーメン●投映距離/1.06m(40型)~3.18m(120型)●インターフェース/HDMI、USB-A、USB-C●スピーカードライバー/4W×2●OS/Android TV9.0●充電時間/約3時間(同梱の充電器利用)●稼働時間/約3時間●サイズ/幅192mm×高さ59mm×奥行き192mm●重量/1.5kg

Android TV搭載で動画配信も楽しめる

アンカーのプロジェクター、Nebulaの最上位モデル。表示解像度はフルHDだが、4K/HDR入力にも対応している。輝度は500ANSIルーメンと、モバイルプロジェクターとしてはかなりの高輝度だ。バッテリー駆動でも、最大3時間の連続再生が可能となっている。

4K入力対応のHDMI入力を装備

背面には、4K入力対応のHDMI2.0入力やUSB端子を装備する。充電時の電源入力はUSB-C端子だ。また、ステレオスピーカーも搭載している。

オートフォーカス機能に加えて、垂直・水平の自動台形補正機能を備えるので、画面の設置調整はほぼ自動。低い位置や斜め位置からでも投写が可能だ。補正の精度も高く、自動補正だけでも画面の形状歪みはほとんどなく、非常に簡単に使える。

最大約13度まで調整可能

底面には、フラップを装備し、低いテーブルなどに置いたときも最大13度まで角度調整できる。また、三脚を装着できるネジ穴もある。

Android TV搭載なので、多彩な動画配信サービスが使える。Netflixは「Nebula Manager」アプリをインストール後、そこの「Discovery」からインストールできる。「YouTube」はもちろん、「Hulu」「TVer」など日本の動画配信サービスにも幅広く対応しているのもうれしい。動作の反応もスムーズで、コンテンツの選択などが素早く行える。

また、Googleアシスタントによる音声検索もできるので、見たい動画を探すのも簡単。スマホ画面のミラーリング表示や、音楽を内蔵スピーカーで再生することも可能だ。

内蔵スピーカーはセリフも明瞭

自宅のホワイトマットスクリーンを使い、80型くらいのサイズで視聴した。明るさは十分で、UHD BDソフトなどは、なかなかの高精細な映像を楽しめた。忠実感のある色再現も好ましい。

やや暗部がつぶれやすいので、暗いシーンの多い映画は、部屋の照明を落としたほうが見やすくなる。内蔵スピーカーはドルビーオーディオ対応で、セリフなども明瞭。音の広がりが豊かに楽しめた。

おすすめ度…A

置くだけで、 設置調整は自動で完了。高精細な映像で、色再現も好ましい

ココが〇

壁に向けて置くだけでOKという、設置の簡単さには驚いた。AV機器の扱いが苦手な人や子供でも、手軽に使うことができるだろう。

ココが✖️

画質調整は、色温度などいくつかの項目しかない。好みに合わせて細かく調整をしたい人だと、少々不満を感じてしまうだろう。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
●解説/鳥居一豊 (AVライター)

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