【シャトレーゼ】抹茶とメロンの期間限定スイーツをレビュー 茶葉の栽培からシュー皮までのこだわりがスゴイ

ケーキから和菓子、アイスまで種類が豊富で、おいしくてリーズナブル。シャトレーゼは、甘いものが大好きなライターが自信を持っておすすめする洋菓子専門店です。現在、5月16日までの期間限定で「初夏の彩りフェア」を開催中。抹茶や旬のメロンを使ったスイーツのおいしさをたっぷりとご紹介します。

高品質でお値打ち価格のシャトレーゼ

ケーキというと、誕生日や記念日、自分へのご褒美など、特別な日に買うイメージですよね。「好きだけれど、ちょっと贅沢品」という感覚の人は多いのではないでしょうか。シャトレーゼは、そんな皆さんにおすすめしたい、とっておきのお店。「えーっ、このクオリティでこの値段!?」と驚くほど安くておいしいので、ついつい買い過ぎてしまいます(笑)。

その秘密は「おいしいものを、お値打ち値段で」をテーマに、農場と工場、店舗を一体化させた「ファームファクトリー」。果物の一大産地である山梨県に工場を設け、契約農家からの新鮮素材をはじめ、毎日届く「搾りたての牛乳」「うみたて卵」、日本名水100選の「白州の名水」を使うなど、集中生産することで低コスト・高品質を実現しているのです。

初夏の彩りフェアでの注目は「天空の抹茶」

シャトレーゼでは「初夏の彩りフェア」を5月16日まで開催中。店内には抹茶や旬のメロンを使った緑鮮やかなスイーツが数多く並び、一足先に初夏の訪れを感じさせてくれます。なかでも注目したいのは、「天空の抹茶®」を使ったスイーツです。

静岡県の中でも良質茶産地と呼ばれる山間地、標高300mにある茶園で栽培された「天空の抹茶」は、一面の広大な茶園を被覆(ひふく)することで日光を遮り、手間暇かけて丁寧に作り上げたこだわりの逸品。柔らかくて鮮やかな茶葉は、旨み成分を豊富に含み、濃厚で味わい深い甘みと程よい苦み、上品な香りが特徴です。
※「天空の抹茶」は、小柳津(おやいづ)清一商店の商標登録です。

今回は抹茶スイーツ4品、メロンスイーツ2品を実食レポートします。

天空の抹茶使用 抹茶のモンブラン

「天空の抹茶」を一番よく味わえると思い、最初に選んだのがモンブラン。たっぷりと絞った鮮やかな緑色の抹茶クリームは、口の中に入れた瞬間、豊かな香りと程よい苦み、濃厚な味わいがふわっと広がる、抹茶好きな人におすすめしたい本格的な大人味です。思い切ってスプーンを入れてみると…黒糖ムースと黒糖餡、土台にはしっとりとしたクッキーがお目見え。黒糖の香り高いさっぱりとしたムースとしっかりとした甘さの餡は、抹茶クリームとの相性抜群。この黒糖がポイントです!重量感のあるモンブランは、かなりのボリュームですが、黒糖ムースは甘さ控えめで食べやすく、あっという間に1個目を完食しました♪

抹茶わらび餅あんみつ

シャトレーゼは洋菓子のイメージが強いですが、和菓子も豊富に揃っています。今回のフェアで登場した「抹茶わらび餅あんみつ」は、天空の抹茶を使用した抹茶わらび餅、自家炊き粒餡、塩豆、彩り豊かなマンゴーとさくらんぼのシロップ漬けを飾り、仕上げに抹茶風味ホイップクリームをたっぷりと盛りつけたあんみつです。わらび餅は、持ち上げるとぷるぷる震えるほど柔らかく、抹茶ホイップクリームと一緒に口の中に入れた瞬間、とろけてしまいました(笑)。塩豆や粒餡、その下に敷き詰められたコリコリ食感の寒天や黒蜜を合わせると、より風味が引き立ちます。

抹茶ダブルシュークリーム

北海道産純生クリームを使用したホイップクリームと、新鮮な卵で作る濃厚なカスタードクリームがたっぷり詰まったダブルシュークリームは、シャトレーゼの人気スイーツ。今なら期間限定で、天空の抹茶を使ったほろ苦い香りの抹茶カスタードクリーム入りシュークリームが味わえます。人目を気にせず、大きな口を開けて頬張り、とろけるような至福のおいしさを堪能しましょう。注目したいのは、隠し味にアールグレイの香りづけをしたシュー生地。香ばしくて存在感のあるシュー生地が、濃厚な抹茶をきちんと受け止めています。そんな細部にまでこだわるのが、シャトレーゼの憎いところです!

北海道産純生クリーム使用抹茶のテリーヌ

こちらのスイーツで使用されている抹茶は、「天空の抹茶」ではないのですが、どうしても中身と味が気になって購入しました。「北海道産純生クリーム使用抹茶のテリーヌ」は、シャトレーゼが運営するホテル「ガトーキングダムサッポロ」の工房で作った期間限定のカップデザート。抹茶テリーヌと抹茶クリームの2層構造で、仕上げに抹茶パウダーをふるい、その上には純生クリームとチョコレートソース、キューブのホワイトチョコを飾ったデコレーションが目を引きます。早速、断面を見るためにスプーンを入れてみると…おやっ、スプーンが先に進まないほどテリーヌは硬くて濃厚。けれども口の中では、生チョコのようにゆっくりと溶けていきました。体全体に染み渡るような感覚で、もう濃厚抹茶好きにはたまりません。

テリーヌと抹茶クリームの間には、抹茶ホワイトチョコがけフィヤンティーヌ(フランスの薄焼菓子)がサンドされ、サクサク食感がいいアクセントに。想像以上のおいしさに嬉しい悲鳴です!

メロンのプレミアム純生クリームショートケーキ

5月1日に発売されたばかりのショートケーキは、旬の生メロンと涼しげな赤肉メロンのゼリーをトッピングした季節限定品。ジューシーで甘みの強いメロンの香りと味わいが、初夏の訪れを感じさせます。ふんわりしっとりとしたきめ細かいスポンジには、さっぱりとした純生クリームと苺、赤肉メロンジュレ、そしてカスタード入り純生クリームを重ね、バランスのいい上品な仕上がりに。見た目はボリュームたっぷりですが、思ったよりもお腹にたまらず、食後でもペロリと食べきれるから不思議です(笑)。

まんまるメロンケーキ

「まんまるケーキ」は、シャトレーゼの人気シリーズ。苺や桃など旬のフルーツをモチーフにした季節感たっぷりのケーキは、見た目もインパクトがあり、毎回楽しみにしています。鮮やかな緑色と網目模様を可愛らしく再現したメロンケーキは、店内のショーウインドーの中でもひと際、きらめきを放っていました。見た目はもちろん、甘くて濃厚なメロンの香りが食欲をそそります。中身を占めるのは、薄緑色のメロンムース。その下にはバニラ風味のカスタード入りホイップクリームとふんわりと焼き上げたスポンジがあり、その間には赤肉メロンゼリー入りソースがサンドされています。スプーンを入れて美しい断面ができるほどのふわふわムースは、メロン感が凄すぎる。本物を超えた味わいと香りです。

スプーンですくったケーキは、ムース側を舌にのせるとさっぱりした味わい。メロンをかたどった外側を舌にのせるとナパージュの甘さとつるんとした食感を楽しめます。

まとめ

香り高くて濃厚な味わいの「天空の抹茶」、そして旬のみずみずしいメロンが本当においしい!さすが、素材を重視するシャトレーゼならではのスイーツです。今回感じたのは、細部へのこだわり。抹茶のモンブランには黒糖のムースと餡を組み合わせ、シュークリームの生地にはアールグレイを隠し味に入れて濃厚な抹茶の風味を際立たせるなど、憎いほどの精密さと心配りが、おいしさを生み出していると納得しました。甘いもの好きな方はぜひ、お近くのシャトレーゼへ。期間限定なので早めに足を運んでくださいね。

◆文・写真 藤田美佐子
京都市在住。フリーランスの編集兼ライターとして観光、食、求人、医療、ブライダルなど幅広い取材・執筆活動を行う。1児の母。趣味はマラソン、おいしいものを食べる&作ること。「糖質オフ」を実践しつつも、甘いものには目がない食いしん坊!