【Seriaのキャビネットロック】粘着テープで簡単装着 子供の力で取れない?剥がした後の傷や変色も徹底検証

暮らし・生活・ペット

まもなく1歳になる我が家の息子。順調に成長しているのはありがたいのですが、いたずらも順調にパワーアップ。最近は、戸棚やキャビネットの前に座り込んでは扉を開け、中を物色するのがお気に入りです。基本的に、息子の手の届く位置にある戸棚には、危険なものを入れないようにしていますが、絶対とはいえないのが現実。そこで100円ショップ・Seria(セリア)で「キャビネットロック」を購入、実際に使ってみました。また、筆者自身も気になった「剥がしたらどうなるのか」も検証して紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

シンプルなデザインが◎

少数なら100円ショップ、大量ならネットで購入

まもなく1歳になる息子がキャビネットや戸棚の扉の興味をもち、ある程度の確率で開けられるようになったあたりから、扉にロックを取り付ける必要を感じていました。「キャビネットロック」、「チャイルドロック」や「ベビーガード」と呼ばれるものです。

調べてみると、多くの商品が扉に粘着テープで取り付ける構造でした。強度が気になるのはもちろん、不要になったとき、きれいに剥がせないのではないかと心配で、なかなか取り付けを決心できませんでした。しかし、息子がケガをしてからでは遅いわけです。

100円ショップなどでチェックしていたのですが、ベビー向け商品ということもあるでしょうか、可愛い過ぎる色やデザインのものが多いのです。見えるところに取り付けるので、購入にちょっと躊躇していました。比較的シンプルなデザインの「キャビネットロック」を100円ショップ・Seriaで見つけたので、購入しました。決め手は、完全に無駄のないシンプルなデザインです。

必要な数だけSeriaで購入。

また、まとめ買いなら、ネットで1個100円以下で売っています。

QHベビーガード 10個セット ワンタッチドアストッパー キャビネットストッパー ドアロック とびらロック 引き出しロック チャイルドロック 安全ロック子供 ストッパー回転式 多機能 家具を傷つけない 開け閉め いたずら防止 冷蔵庫 引き戸 戸棚 子供怪我防止 子供守り 使用簡単 ホワイト
【赤ちゃん安全対策】赤ちゃんやこどものいたずら防止、安全対策に利用できます。いたずらや誤飲防止に大活躍のストッパーです!何でも開けたくなる1歳前後のお子様がいる家庭にベビーガードは必須です!安全対策としてお使い頂けます。
【地震対策】地震が来る時に両開きの食器棚、吊り戸棚をがっちりロックでき、散乱防止して、食器落ちずに人の安全を保障できます。
【利用簡単】粘着テープのハクリ紙を剥がしてから、しっかり貼られます。本体真中下部のプッシュ部を押しながらフックを持ち上げるだけで開けられます。閉めるときは、フックを下すだけで自動ロックされます。両面テープで楽々設置、開閉もワンタッチで「簡単に開けら…
¥699
2021-07-28 17:55

息子が自由に動ける場所には、それほど多くの戸棚やキャビネットがあるわけではありませんので、まとめ買いではなく、近所のSeriaで必要な数を購入したわけです。

注意点としては、商品の説明に再三あるように、「取り付けた面などにキズがつくことなどがある」ということです。キズを付けたくないお気に入りの家具や高価な家具には、使用しないことをおすすめします。筆者自身も、そのような家具には絶対使いません。

思ったよりも強固

息子の力では取れない、開けられない

使い方といっても、キャビネットの扉の粘着テープで貼り付けるだけなので、ほとんど説明はいらないと思います。粘着テープで貼り付けるので、貼り付ける面の汚れ・水分・油などのしっかり除去しておく必要があるそうです。

また、ストッパーを回転させて、ロックを開閉する構造なので、キャビネットロックの上部は10cmほどの空けて取り付ける必要があります。

キャビネットロックの上部は10cmほど空けて取り付ける。

さらに粘着力が安定するように、貼り付けてから1日は負荷がかからないようにすることが推奨されています。

取り付けて数分後、案の定、息子が始めて見るキャビネットロックに興味をもち、引っ張ったり押したりと、かなりいじっていました。しかし、取れることはありませんでした。

しばらくすると、戸棚の扉が開かないことにも気がつき、しばらく扉をガチャガチャといじっていましたが、こちらも息子のほうが諦めることになりました。

扉が開かないことに気づく。

単純に粘着テープで貼り付けるだけなので、すぐ取れてしまうかと思いましたが、現状11ヵ月の息子を諦めさせるには十分な強度を発揮してくれたのです。予想以上の結果です。

台所にも貼ってみた

場所によっては簡単に取れてしまう

予想以上の結果に気をよくした筆者は、台所のシンク下の扉にもキャビネットロックを付けてみました。ふだん、台所には息子を入れないので、キャビネットロックが絶対に必要というわけではありません。ただ、扉の裏側に包丁が収納されているので、試しに付けてみたのです。

シンク下の扉には包丁が収納されている。

珍しく息子を台所に入れたところ、妙におとなしい。見ると、キャビネットロックを剥がして遊んでいたのでした。扉を開けなくてよかった……!!

何でも口に入れるお年頃。

このシンク下の扉は、汚れなどが付着しづらいコーティングが施してあったようで、粘着テープの強度が発揮できなかったのだと思われます。キャビネットロックを貼り付ける面と粘着テープの相性で、取り付け強度がかなり違ってくるようなので、この点は試してみるしかなさそうです。

できれば取り付け後に、子どもの力でキャビネットロックが取れないか、確認したほうがいいかと思います。ただし、今は大丈夫でも、体が大きくなったり、力が強くなったりすると、外れる可能性もあるので過信は禁物でしょう。

きれいに剥がれるの?

お気に入りや高価な家具には貼らない方がいい

粘着テープで取り付けるタイプのキャビネットロックを取り付ける際、筆者がもっとも気になった点は、「いらなくなったら、きれいに剥がせるのか?」でした。
ちなみに剥がし方は、写真のように、キャビネットロックと扉の間にカッターナイフなどを入れ、粘着テープ部分を切断。残った粘着テープを指や布でこすり取るという方法。最悪、カッターナイフで扉にキズをつけそうですし、粘着テープもどこまできれいに剥がれるか不安です。

扉に傷をつけないように注意が必要。

そこで実際に試してみました。さすがに貼り付けてから数年という条件は再現できないので、貼り付けて1日放置。カッターナイフで粘着テープを切断、残りをこすりとった結果が下の写真になります。カッターナイフでの作業さえ気を付ければ、思った以上にきれいに剥がせるようです。

残った粘着テープを指でこすっていく。

少しずつ剝れていきます。

キズも変色もなく元通りになった。

ただし、今回放置した時間は1日です。数年後に硬化した粘着テープが、同じように剥がれるかはわかりません。基本的には、キズがついたり、粘着テープを貼っていた場所の色が変わったりすることは覚悟のうえで使うことをおすすめします。お気に入りの家具や高価な家具には取り付けないほうがよいでしょう。

まとめ

絶対ではないけれど、ないよりは安心!

登れるところは(降りられるかどうかはまったく考えず)どこにでも登り、口に入るものは(食べられるか否かに関係なく)すべて口に入れ、開けられる場所はすべて開けたいお年頃の子どもがいる家では、キャビネットロックは必須アイテムでしょう。結局我が家でも、息子の手の届く範囲にある扉にはすべて、キャビネットロックを取り付けました。

今のところ息子の力では開けられないので安心。

ただし、キャビネットロックが不要となる数年後に、「きれいに剥がれなくてもしかたない」と覚悟ができるものだけです。それができない大事な家具は、息子の手が届かない部屋に移動しました。

また、粘着テープでついているだけなので、子どもが成長して力が強くなれば強引に開けてしまう可能性があります。さらに、そのうち智恵と手先の器用さが身に付けば、解除ボタンを押してストッパーを回転させる日もくるでしょう。そういう意味では、リスクはゼロではありませんが、わずか100円(税別)で、目の前のリスクを低減してくれるSeriaのキャビネットロックは非常にありがたく、買いの商品だと思います。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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