【Googleマップの使い方】経路を調べる・付近の飲食店を探すなど便利な機能をスマホ初心者向けに解説!

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外出先ではもちろん、自宅にいても何かと利用することが多いのが「Googleマップ」。目的地の場所を調べたり、経路を検索したり、どんなお店があるかをチェックしたりと多彩に使えます。より快適に使えるよう、便利な使い方を覚えておきましょう。

※本記事に掲載している画面写真は基本的に、iPhoneはiOS 15、AndroidはAndroid 11のものです。また、アップルのマークの画面以外は、Androidの「Googleマップ」アプリのものです。

iPhoneの「マップ」と「Googleマップ」の違いは何?

▶︎Googleアカウントで情報共有できるなどの優位性があります。

iPhoneとAndroidでは、プリインストールされている地図アプリが異なります。ホーム画面には、どちらも「マップ」と表示されますが、iPhoneにはアップルが作った「マップ」アプリ、Androidには「Googleマップ」が導入されています。

アップルの「マップ」アプリは後発で、従来は「Googleマップ」とは機能や情報量に大きな差がありました。しかし、現在は「マップ」でも経路検索ができ、目的地周辺の店や施設を素早く検索できるなど、基本的な機能の差は少なくなっています。また、アップル版「ストリートビュー」ともいえる「Look Around」機能も追加されました。

とはいえ、「Googleマップ」には、Googleアカウントでログインすると、パソコンなどほかのデバイスでお気に入りに登録した情報が共有できたり、グルメサイト並みの飲食店情報を閲覧できたりするなどの優位性があります。

iPhoneユーザーは、「マップ」も使う価値もあり

iPhoneの「マップ」は、ログインせずに全機能を使える。「Googleマップ」と同じように目的地までの経路検索もできる。

Googleの「ストリートビュー」と同じように、360度カメラで撮影した画像を見られる「Look Around」も利用可能。対応エリアも増えつつある。

今いる場所から目的地までの経路を調べるには?

▶︎目的地を検索してから「経路」をタップ。移動手段を選びましょう。

Googleマップには、目的地を指定して、現在地から目的地までの経路を検索できる機能があります。

まず、目的地を検索しましょう。検索結果の「経路」をタップすると、出発地点には自動で「現在地」が指定されます。あとは、車、交通機関、徒歩などの移動手段を選択すると、目的地までの経路と所要時間が表示されます。

交通機関を選択する場合は、出発時刻や到着時刻などの詳細な条件を設定可能。「最適ルート」という表示をタップすると、「乗換が少ない」「徒歩が少ない」などの条件が選択できるほか、複数の経路が提示された場合は、所要時間や料金などを見比べて選ぶことができます。

なお、Googleマップに自宅や職場の住所を登録しておくと、経路を検索する際にいちいち入力する手間が省けます。登録していない場合は、「保存済み」をタップして、「自分のリスト」の「ラベル付き」を選択すると、「自宅」および「職場」の住所を登録できます。修正する場合も同じ手順で行えます。

交雑状況や便利な乗り換え方法なども表示される

車での経路を検索した画面。検索した時点での道路の混雑状況や所要時間も表示される。ここからナビを起動することもできる。

乗り換えに便利な車両や駅の出口なども表示される

交通機関を利用する経路を検索する場合は、出発時刻や到着時刻、移動に使う交通機関などの設定が可能。

目的地までの距離を調べたいんだけどできる?

▶︎「距離を測定」をタップ。地図画面をスワイプすると距離が表示されます。

Googleマップでは、地図上で指定した区間の距離を調べることができます。

まずは、起点となる場所を長押しして選択しましょう。そこに赤い印が付いたら、画面下に表示される情報欄を上方向にスワイプして「距離を測定」をタップ。次に、地図画面をスワイプして、地図上に表示されたマークを目的の場所に合わせると、起点からの距離が表示されます。

なお、地図上には直線でしか引けません。曲がった道や交差点などでは画面の右下に表示される「+」をタップして地点を追加していくことで、目的地までの経路全体の距離を調べることができます。

地図に線を引く感覚で計測できる

距離を計測したい経路の起点を長押し。情報欄を表示させて「距離を測定」をタップ。

道を曲がる場合は右下の「+」をタップすると地点を追加でき、計測を続けられる。

道路に色がついてるんだけど、これって何?

▶︎道路の混雑状況が、緑、オレンジ、赤などの色分けで表示されます。

Googleマップでは主要な道路は黄色で表示されます。黄色だけでなく、緑やオレンジ、赤などの色が表示される場合は、「交通状況」の表示がオンになっています。

地図の右上に表示されるレイヤーのアイコンをタップし、「地図の詳細」で「交通状況」が選択されていることを確認しましょう。タップするとオフにできます。

交通状況がオンになっていると、道路の混雑状況が色でわかります。渋滞が発生していない場合が緑、やや渋滞しているとオレンジ。渋滞のときは赤く表示され、赤色が太く濃くなるほど渋滞が激しいことを示しています。

「交通状況」で表示をオン/オフできる

地図の右上のレイヤーのアイコンをタップすると、地図の表示を切り替えられる画面を表示できる。

「交通状況」をオンにすると、道路が色分けされ、混雑状況がわかる。渋滞は赤で表示される。

目的地周辺の飲食店を探す方法を知りたい

▶︎お店の種類や目的地などで検索すると、地図と情報が表示されます。

目的地までの経路を検索する際に、待ち合わせに使うカフェや、食事をする店などを探せるのもGoogleマップの利点。

目的地を検索して、目的地周辺の地図を表示させてから「カフェ」と入力して検索すると、表示中の地図の範囲にあるカフェを検索できます。地図の下には、一覧も表示されるので、そこから利用したい店を選ぶことが可能です。

さらに、現在営業中の店や評価の高い店だけに絞り込んだり、料理のジャンルを指定して検索したりもできます。レストランを検索して、予約ができるページに進める場合もあります。

また、目的地の地図を表示させなくても「金沢 ランチ」などと入力して、ダイレクトに検索することも可能。「金沢 ランチ おすすめ」と入力すると、高評価の店に絞り込まれた検索結果が表示されます。

利用したい店が見つかったら、「保存」をタップして、「行ってみたい」などの印を付けておきましょう(次項参照)。

ユーザーの評価やレビューもチェックできる

東京スカイツリー周辺の地図を表示させて、「カフェ」を検索した画面。お店の詳細情報や評価を確認しつつ、利用したい店を探せる。

旅行や出張で利用したい店を探す際にも便利。「おすすめ」「人気」「おいしい」などのキーワードを追加すると、評価の高い店に絞り込まれる。

検索した場所を登録しておくにはどうやるの?

▶︎登録したい店や施設などを表示させて、「保存」をタップします。

Googleマップには、行きたい場所やよく訪れる場所などを登録しておける機能があります。この機能を使うには、Googleアカウントでログインして使う必要があります。

ログインをしたら、まず、地図に登録したい店や施設を検索して表示させ、詳細画面の「保存」をタップ。「リストに保存」という画面が現れ、「スター付き」「行ってみたい」「お気に入り」という項目が表示されます。

これらの使い分け方は自由ですが、ずっと保存しておきたい場所は「スター付き」、行ってみたい店やスポットは「行ってみたい」、自身が利用してもう一度行きたい店や、人にすすめたい店などは「お気に入り」に登録するといいでしょう。なお、自分で新しくリストを作って追加することもできます。

登録した場所は、地図上にそれぞれの印が付き、素早く探せるようになります。また、「保存済み」を選択すると、登録した場所のリストを表示できます。

目的別のリストに保存しておこう

覚えておきたい場所や店は、地図をタップして地点を指定し、「保存」をタップ。「お気に入り」「行ってみたい」などのリストに登録できる。

登録した場所は、画面下部にある「保存済み」をタップすると確認可能。「+新しいリスト」をタップすると、自分でリストを追加できる。

待ち合わせ場所や現在位置を友人に知らせたい

▶︎地点をタップして、メールやSNSで位置情報を共有できます。

Googleマップで検索した場所は、簡単に友人などに知らせることができます。

例えば、現在地を知らせたい場合は、画面右下の位置情報のアイコン(iPhoneは矢、Androidはコンパス)をタップ。地図上に青く表示される現在地点をタップすると、位置情報を共有できる画面に進めます。共有する時間を設定して、メールやLINEなどで知らせることができます。

検索した店や施設の位置情報を共有したい場合も、手順は同じです。検索した場所の情報画面にある「場所を共有」(iPhoneは「共有」)をタップすると、共有に使うアプリや連絡先を選択できます。複数の連絡先を選択して、一斉にメッセージを送ることもできます。

位置情報のメッセージを受け取った側は、メッセージに記されたURLをタップすると、その地点を示したGoogleマップが表示される仕組みです。相手が「Googleマップ」アプリをインストールしていなくても見られます。

現在地情報は、共有する有効時間を設定可能

現在地の情報を共有する場合は、有効な時間を設定可能。初期設定は1時間だが、その場所にしばらく滞在している場合は、長めにすることもできる。

待ち合わせの場所などを友人に知らせるには、その場所の情報欄を表示させて「場所を共有」をタップ。メールやSNSなどで知らせることができる。

「Googleストリートビュー」の使い方がよくわからない

▶︎左下に表示されるサムネール画面をタップすると切り替わります。

Googleマップには、検索した場所を360度カメラで撮影した写真で見られる「ストリートビュー」という便利な機能があります。

ストリートビューが見られる場合は、地図の左下にサムネール(小さな画面)が表示されますので、それをタップすればストリートビューに切り替わります。表示された写真をスワイプすると、その場所の様子を視点を変えて見ることができます。

また、道路に白い印が表示される場合は、それをタップすると位置を移動できるので、実際にその場所を訪れて歩いているかのように、シミュレーション気分を味わえます。

なお、右下に表示されるアイコンをタップすると画面が二つに分割され、下側に地図を表示させることができます。再びアイコンをタップすると、ストリートビューの全画面表示に戻せます。

ストリートビューは、日本全国のかなり広い範囲に対応し、海外の主要都市や観光スポットなどを見ることもできます。暇つぶしに見るだけでも楽しめること請け合いです。

目的地の様子を、視点を変えて見られる

検索した場所のストリートビューが見られる場合は、地図の左下にサムネールが表示される。それをタップするとストリートビューに切り替わる。

ストリートビューは暇つぶしに見るだけでも楽しめる

ストリートビューに映った道に、方向を示す白い印が表示されていれば、それをタップすることで地図の中を進んで移動できる。また、右下のアイコンをタップすると、ストリートビューと地図の2分割画面になる。左上のアイコンをタップするとストリートビューが終了する。

※サービス内容は記事作成時のものです。
■解説/村元正剛(ITライター)

この記事は『教えて!らくらくスマホ塾』(マキノ出版)に掲載されています。

www.amazon.co.jp

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