【コストコのウイスキー】20年熟成シングルモルトが破格の6,998円 3種類の飲み方で味わってみた

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最近では世界的な投機の対象になっていることもあるのでしょうか、すっかり高価になってしまったシングルモルトウイスキー。銘柄にもよりますが、筆者が学生だった20年前に比べると2倍以上の価格になっているものも珍しくありません。そんななか、スペイサイド産20年熟成のシングルモルトが750mlなんと税込6,998円。コストコのオリジナルブランドである「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」を実際に購入して試してみました。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

20年熟成シングルモルトウイスキーが税込6,998円

コストコの酒類は全般的にコスパ抜群

会員制巨大スーパーマーケットであるコストコホールセール(以下、コストコ)には、コストパフォーマンスの高いことで知られる「カークランドシグネチャー」というプライベートブランドがあります。

筆者の場合、お酒は飲むのが専門で、知識は全くありません。しかし、ワイン好きの友人などに言わせると、コストコで販売されているワインはコストパフォーマンスが抜群だそう。なかでも、カークランドシグネチャーのワインはすばらしく、「これを購入できるだけで、コストコの会員になる価値は十分にある」といいます。

コストコ商品のなかでも、コストパフォーマンスが高いと評判のお酒類。今回筆者が気になったのは、シングルモルトウイスキーです。世界的な投機の対象にもなっているようで、銘柄にもよりますが、筆者が学生だった頃の2倍以上の価格になっているものも珍しくありません。しかし、コストコで発見した「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」は、スペイサイド産で20年熟成のシングルモルトウイスキーでありながら、価格は税込6,998円。同じスペイサイド産の有名シングルモルトウイスキー「ザ・マッカラン」12年が700mlで8,000円を超えていることを考えると、驚くほどコストパフォーマンスが高いのがわかるでしょう。

筆者でもなんとか手の出せる、20年もののシングルモルトウイスキー「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」。ずっと気になっていたのですが、今回はレビューも行うことを言い訳に、とうとう購入してしまいました。その結果を皆さんにお伝えしたいと思います。

「AGED 20 YEARS」の文字が大きく印刷された「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」。期待も高まります。

3種類の飲み方で楽しんでみた

ストレートでもマイルドな口当たり

シングルモルトウイスキーの試飲とあらば、「ストレート」という飲み方を外すことはできないでしょう。とはいえ、「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」はアルコール度数が46%と、けっこう強めです。もしかしたらちょっと飲みづらいのではと心配したのですが、全くの杞憂でした。

さすが20年の長期熟成ウイスキー。ストレートで飲んでも、ふんわりとやわらかい口当たりで、嫌なアルコール臭などもなく、スッキリと飲めてしまいます。普段あまりストレートでウイスキーを飲まない人なら、アルコール度50%近いウイスキーが非常にまろやかな口当たりで飲めてしまうことに驚くのではないでしょうか。「さすが20年モノのウイスキー!」と筆者も驚きました。

普段ウイスキーを飲まない人にとっては、ストレートは少し抵抗があるかもしれません。しかしぜひ一度、そのままを楽しんでみることをおすすめします。

トワイスアップで本来の味をゆったり楽しむ

ストレートで楽しんだ後は、水割りかロックで、と思っていました。しかし、普段なかなか口に入らない20年モノのシングルモルトウイスキーです。もっと楽しむ方法はないかと調べてみたところ、「トワイスアップ」という飲み方を見つけました。

トワイスアップはとっても簡単。常温のウイスキーに、同じく常温の水を加えるだけです。その割合も、1:1が基本なので覚えやすい。ウイスキーづくりの要職であるブレンダー(ブレンド技術者)も、トワイスアップでウイスキーの味を確かめると聞き、なんとなくワクワクしてきます。また、トワイスアップで使う水も厳選して、楽しみを広げる人もいるようです。例えば、ウイスキーを仕込んだ水を使ったり、ウイスキーの産地で湧くミネラルウォーターを使ったり、といった具合。筆者はそこまでこだわりませんが。

実際に飲んでみたところ、加水してアルコール度が20%前後になったトワイスアップは、ストレートよりさらに飲みやすい。また、加水によって香りが広がるのでしょうか。甘みが強く感じられました。もともと常温で氷も入れないので、ゆっくり飲んでも、ぬるくなったり薄くなったりする心配もありません。年月の作り出した複雑な味わいを、じっくり楽しむことができます。

常温のウイスキーに、常温の水を同量加えるトワイスアップ。 アルコール度が下がるので、身体への負荷も小さく、ゆったりと楽しめました。

上品な味わいでゴクゴク飲める贅沢なハイボール

なんとなく、20年モノのシングルモルトウイスキーである「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」をハイボールにすると、誰かに怒られるような気がしたのですが、それでもやはりハイボールにしてみました。

さすがに冷蔵庫の自動製氷機の氷は使わず、近くのコンビニで買ってきたロックアイスを使用。ウイスキー1に対して炭酸水を3の割合で注ぎ、軽くステアして完成です。とても贅沢なハイボールと言えるでしょう。

ストレートで飲んでもマイルドなウイスキーをハイボールに仕上げているので、飲みやすいのは当たり前です。氷を入れているので温度が下がり、香りがやや閉じてしまう印象はありますが、上品でゴクゴクと飲めてしまいます。ちょっともったいない感じもしますが、とてもおいしいので、ついおかわりしたくなります。コスパのよい「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」であれば、こんな贅沢な飲み方もありでしょう。

20年モノの高級シングルモルトウイスキーの飲み方としては、少しもったいない気もしますが、ハイボールにしてもやはりおいしいです。

ウイスキーの基本・飲み方を詳しく知るならチェック

まとめ

贈り物に最適なバランスのよい高級ウイスキー

20年熟成の高級シングルモルトウイスキーらしく、非常に飲みやすい「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」。税込6,998円という価格は、20年モノのシングルモルトウイスキーとしては破格と言えるでしょう。しかし、さすがに普段飲むウイスキーとしては、筆者にとっては高すぎる印象。また個人的な好みとしては、自分用のシングルモルトウイスキーを買うならば、アイラ島産などに代表される、ピーティーであったりスモーキーであったりする、より個性的なウイスキーが欲しくなってしまいます。

「カークランド シグネチャー スペイサイド シングルモルト スコッチ ウイスキー」は、非常にバランスがよく、飲みやすいシングルモルトウイスキーです。しかも「20年熟成」という枕詞で、高級感がわかりやすく表現されています。そういう意味では、相手の好みがわからない時のプレゼントや、普段あまりウイスキーを飲まない方への贈り物に最適ではないでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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