2025年の「冬至」は12月22日。1年でいちばん昼が短く夜が長い日です。かぼちゃやゆず湯、「ん」のつく食べ物など、日本ならではの冬至の楽しみ方と意味をご紹介します。
冬至とは？一年で最も夜が長い日
冬至は、一年のうち昼の時間が最も短く、夜が最も長い日とされています。2025年の冬至は12月22日（月）で、日本でもこの日が暦の節目として意識されています。
この日を境に少しずつ日が長くなっていくことから、昔の人々は太陽の力が戻ってくる節目として大切にしてきました。冬の厳しさの中にも、明るい未来への転換点という意味が込められています。
冬至の定番「かぼちゃ」
冬至と聞いて思い浮かぶ食べ物の代表が「かぼちゃ」です。かぼちゃは保存がきき、ビタミン類が豊富なことから、冬場の栄養源として重宝されてきました。
また、かぼちゃは別名「南瓜（なんきん）」と書き、名前に「ん」がつくことから、縁起の良い「運盛り」の食べ物とされています。煮物やスープ、ぜんざいなど、食べやすい形で食卓に取り入れてみてください。
「ん」のつく食べ物で運盛り
冬至には、「ん」のつく食べ物を食べて運を呼び込む「運盛り」という考え方があり、かぼちゃ（なんきん）のほかにも、にんじん、だいこん、れんこん、ぎんなん、うどんなどが代表的です。
ゆず湯に込められた願い
冬至の日にゆず湯に入ると、風邪をひかずに冬を越せると言われてきました。柚子の香りにはリラックス効果があり、体を温めるともされています。
ゆず湯には、「柚子（ゆず）＝融通がきく」「冬至（とうじ）＝湯治（とうじ）」といった語呂合わせの意味合いもあります。一年の疲れを癒し、新しい季節へのエネルギーをチャージするつもりで、ゆっくりお風呂に浸かってみてください。
冬至を心地よく過ごすために
冬至は、一年の区切りとして心と体を整えるのにぴったりの日です。無理をして活動するより、体を冷やさず、ゆっくり休むことが大切です。
例えば
・温かい飲み物や汁物で体を内側から温める。
・来年の目標ややりたいことをノートに書き出してみる。
・早めにお風呂に入り、ゆっくり眠る。
といった過ごし方は、気持ちも穏やかになりやすいでしょう。
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