お弁当作り!それは筆者にとって、世間に向けて「よいパパ、よい夫」を演じることができ、高い満足感が得られる趣味の時間です。そのため、自身は在宅ワークなのに、毎日のように妻のお弁当を作っています。しかし、そのお弁当箱が液漏れするという妻からの報告があり、ダイソーの「保存容器としても使えるお弁当箱」(税込110円)に買い換えてみました。これが思ったよりも優秀なので、みなさんにもご紹介したいと思います。
執筆者のプロフィール
齋藤千歳(さいとう・ちとせ)
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。
液漏れしない弁当箱が欲しい
両面ロック搭載でしっかり締まる
本サイト特選街webでも、多くの100均アイテムの記事を書いているので、ご存じの方も多いかもしれませんが、筆者は100均ショップが好きです。そして、さまざまなアイテムを日々プライベートでもテストし、活用しています。そのうちの一つが妻のお弁当箱だったのですが、「最近、液漏れするので買い換えたい」という話が持ち上がりました。
そこで今回筆者がセレクトしたのが、最近ダイソーで発売された「保存容器としても使えるお弁当箱」です。妻の意向は完全に無視。一部レビュー記事は、家族の犠牲のうえに成り立っています。
両面ロック搭載でしっかりと締まり、液漏れなどの心配が少ないのがポイント。筆者が購入した300mlタイプ税込110円のほか、500mlタイプ税込220円、950mlタイプ税込330円と、3つの大きさの商品が用意されています。
筆者の場合、成人女性(妻)が使うお弁当箱として使用し、ご飯とおかずを別々にしたかったので、300mlタイプを2つ購入しました。このあたりは、使用する人に合わせて選択するとよいでしょう。
電子レンジ対応なので温かいご飯が食べられる
2つのロックでしっかりと締まり、パッキン一体型なのでお手入れも簡単な「保存容器としても使えるお弁当箱」。もう1つの大きな特徴が、電子レンジへの対応です。
密閉タイプなので、そのままでは電子レンジで加熱することはできません。しかし、フタの部分に付いたゴム製のエア弁を開けると膨張した空気を逃がすことができるので、フタをしたまま電子レンジで加熱が可能なのです。
妻は、お弁当の冷たいご飯があまり好きではないので、電子レンジで温めて食べられるのは大きなポイント。おかずにはサラダなどが入ることもあるので、ご飯とおかずの弁当箱を別々にしたかったのです。
「保存容器としても使えるお弁当箱」の使い勝手
女性用お弁当箱としては少し大きいが、かなり良い
下の写真は、妻が以前使っていたお弁当箱です。上下に重ねることを前提にしたデザインで、下になる容器のほうが少し小さくなっています。女性の1食分としては、小さい方にご飯を詰めるとちょうどよい量でした。
これに対して、「保存容器としても使えるお弁当箱」は、もっとも小さい300mlタイプでも、女性の昼食用の白飯を入れるには少し大きいので、ご飯はやや少なめに入れています。おかずのほうは問題ないのですが、200mlタイプや250mlタイプがあればいいのになあ、と感じるのも事実です。このあたりは、今後バリエーション展開が増えていくことに期待しています。
密閉度が高く液漏れせず、電子レンジの対応なのは◎
今回、妻のお弁当箱を買い換える直接の原因になったのが液漏れです。これについては、2つのロックでしっかり留めるためか、おかずの汁が漏れることもなく、安心感が高いといいます。もちろん完全密閉ではないので、念のためビニール袋に入れてからバッグに入れていますが、安心感は格段に上がったそうです。
さらに、電子レンジ対応で温かいご飯が食べられる点について。妻に聞いてみたところ、「エア弁が硬くて、やや使いづらい」とのことでした。密閉性を高めるためには仕方ないでしょうし、使い始めたばかりなので、ゴム製のエア弁が硬めなのかもしれません。今後、エア弁の使い勝手がより改善されることを期待しましょう。
どちらにしても、税込110円のお弁当箱としては、非常に満足度の高い結果でした。
保存容器としてもかなり便利に使える
妻のお弁当箱として購入しましたが、「保存容器としても使える」のがウリのようなので、冷蔵庫に食品を保存するための容器としても使ってみました。
しっかりロックできるので、容器内の汁が漏れて冷蔵庫が汚れる、といった心配がないのは嬉しいところ。また、密閉性が高いので、食品の匂いが冷蔵庫内に広がったり、逆に、冷蔵庫の匂いが容器内の食品に付いたりするころもなく、とても快適で衛生的です。
お弁当箱としては、300mlタイプでも少し大きく感じましたが、保存容器として考えるなら、さらに大きなものもいくつかそろえておくと便利でしょう。
まとめ
満足度が非常に高くさらに買い足す予定
高い密閉性を保ちながら、電子レンジにも対応する「保存容器としても使えるお弁当箱」。300mlタイプで税込110円、もっとも大きな950mlタイプでも税込330円と、コストパフォーマンスも高く、さすがダイソーの新製品だけあって、かなり優秀。お弁当箱としても保存容器としても、購入後の満足度は非常に高いです。洗い替えや保存容器として、さらに買い足す予定。
欲を言えば、冷凍庫での保存に対応してくれたらなあ、と思います。冷凍庫での保存→フタをしたまま電子レンジ加熱ができると、さらに用途が広がります。こう考えるのは筆者だけではないはずで、当然、ダイソーさんでも企画が進んでいることでしょう。近いうちに、冷凍対応の容器が出てくることを期待しています。
名前の通り、お弁当箱にも保存容器にも、とても便利なアイテムです。まずは1つ、導入してみてはいかがでしょうか。