コーヒーカップは、大きく分けると「飲み口が開いているラッパ型」と「飲み口がすぼまっているフルート型」に分かれます。ラッパ型のカップは、顔を近づけたときに香りが広がりやすいので、フルーティなコーヒーの特徴を際立たせます。口をつけたときに、舌全体にコーヒーが広がりやすいので、酸味も広がりやすいといわれています。
–回答者—
川口雅也 講師
・UCCコーヒーアドバイザー
・UCCコーヒー抽出士
・UCCコーヒー鑑定士
・(ブラジル)コーヒー鑑定士
・(アメリカ)CQI認定Qアラビカグレーダー
コーヒーを飲むときはどんなカップを選ぶのがおすすめ?
コーヒーカップは、大きく分けると「飲み口が開いているラッパ型」と「飲み口がすぼまっているフルート型」に分かれます。前者は、顔を近づけたときに香りが広がりやすいので、フルーティなコーヒーの特徴を際立たせます。口をつけたときに、舌全体にコーヒーが広がりやすいので、酸味も広がりやすいといわれています。
ラッパ型
香りが広がりやすく、舌全体にコーヒーが広がるので、フルーティなタイプのコーヒーに向いている。
フルート型
マグカップのようなスタイルは、苦みやコクを感じやすい。中身のコーヒーが冷めにくいのも特徴。
一方、後者(フルート型)は、口をすぼめて飲むことが多くなりますので、舌の中央をコーヒーが通りやすく、より苦みとコクを感じやすくなります。
人は舌の全体で味を感じているといわれるが、特に舌先と奥、そして左右に味を感じる「味蕾」が集中している。
Answer
酸味を楽しむか苦みやコクを楽しむかで分かれます
■イラスト 田村 梓(ten-bin)
※この記事は『自宅で楽しむおいしい珈琲の淹れ方』(マキノ出版)に掲載されています。