今年2025年の夏、土用の丑の日は7月19日と7月31日!うなぎはおいしいし、栄養も豊富。とは言えお店で食べるのはちょっと高い…そんなときには、行きつけのスーパーでお手頃価格のうなぎを買って、ひと手間加えて「鰻のかば焼き」をおいしく食べましょう。実際に作ってレシピをご紹介します!
【2025年は7月19日と7月31日】そもそも「土用の丑の日」って何?
土用(どよう)とは立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を指し、季節ごとにある「土用(どよう)の丑(うし)の日」。土用とは種が芽を出す土のパワーのことを指し、丑(うし)の日は十二支でカウントして、丑にあたる日。その中でうなぎを食べるのは、正確には夏の土用の丑の日のみ。
江戸時代に、”夏やせの薬に鰻(うなぎ)の蒲焼を食べ、また、灸(きゅう)をすえる”という風習から生まれたもの(参照:広辞苑 第七版)。
毎年話題となる、今年の「土用の丑の日」はいつ問題。2025年(令和7年)の「土用の丑の日」は、7月19日(一の丑)と7月31日(二の丑)の2回です。
スーパーで買ってきた中国産の安いうなぎでもおいしくなるワザ
コスパを考えるとやはり、お買い得な中国産のうなぎをスーパーでゲットして、おいしく食べられれば最高です。ところが市販のうなぎの蒲焼きを温めても、どうにもこうにも、ふっくらおいしく仕上がらないという人は多いはず。
今回は、そんなお悩みを吹き飛ばすための方法を、1975年から発売されているロングセラー調味料『日の出 料理酒』や『日の出 みりん』で知られる、創業明治33年の老舗調味料メーカー・キング醸造に教えてもらったので、実際に試してることにしました。
ちなみに『日の出 料理酒』は、清酒に塩を加えた「酒塩(さかしお)」という日本の伝統調理法をヒントに、酒と塩を合わせて調味料として開発した加塩タイプの料理酒。原材料は、米・米こうじの醸造調味料(国内製造)や酒粕などで、国産米を使用しています。
一般的に料理酒には、塩を加えた加塩タイプと、お酒だけの非加塩タイプがあります。加塩タイプの『日の出 料理酒』は肉や魚の臭みを消し、食材を柔らかく仕上げる効果と、うま味やこく味とほんのり塩味を付けて味を調える働きがあるとのこと。
アルコール度数は、通常の日本酒程度の13.0度以上14.0度未満。
作り方 その1●電子レンジ調理 電子レンジ ×『日の出 料理酒』
- 耐熱皿にうなぎの蒲焼きを切り並べる。「日の出 料理酒」を1尾につき大さじ1杯をふって、ラップを軽くかけます。なお今回は、一尾の半分を電子調理で、もう半分をフライパンで調理しました。
2. 電子レンジ(500W)で1分程加熱し、ラップをはずしてさらに30秒加熱すればできあがり!
筆者はこれまで、安価なうなぎをどうしたら生臭くなく美味しく食べられるのか、試してきました。タレを洗ってペーパータオルで拭いて酒蒸しにしてみたり。ただけっこう手間がかかっていました。
その点、今回教わった電子レンジ調理は、超カンタンで手軽。うなぎをふっくらさせるために、水でもなく、ただのお酒でもなく、料理酒を少しふりかけてレンチンするだけで、思った以上にふっくらしていて、酒塩のおかげか、臭みも気にならず、おいしくいただけました。しかも時短になります!
作り方 その2●フライパン調理 フライパン ×『日の出 料理酒』
- フライパンにクッキングシートを敷いて、うなぎの蒲焼きを切り並べ、日の出 料理酒を1尾につき大さじ2杯をふりかけます。
2. フタをして弱~中火にかけ、全体が沸騰して湯気が吹き出すまで(3分程度)温めればできあがりです。
実際に作ってみると、電子レンジ以上にふっくらした鰻の蒲焼きになって驚きました。「クッキングシート」を使うとくっ付かないので、フライ返しですんなりすくえ、盛り付け時に身がボロボロになりません。見た目、お店感がちょっと出た気がしてうれしい!
食べてもアルコール臭は感じられません。パパッと山椒をかけて食べたところ、うなぎ特有の脂がのっているのだけど、しつこく感じないし、生臭くないのが不思議。
肝吸いを付ければ高級感は出るのでしょうが、今回はミニスーパーなどでも入手しやすい、即席お吸い物で充分楽しめました!

おうちでおいしく、コスパ最高!
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