身近に親切な人がいて、パソコンの操作方法を教えてくれるのだけれど、「悪いけどちんぷんかんぷん!」となってしまう原因は、基本的なIT/パソコン用語を知らないからです。今回は日常的によく使われる用語を50個ピックアップ。初心者にもわかりやすく解説していきます。ここまでわかれば、相手の説明がきっとわかるはず!
教えられ上手になるための、知っておくべき基礎用語を厳選!
基本中の基本編
1. デスクトップ:パソコンを起動した時に表示される画面。様々なアイコンが配置される作業スペース。
2. ファイル:データを保存する単位。書類のイメージ。
3. フォルダ:ファイルを整理して入れておく場所。実際の紙フォルダと同じ役割。
4. アイコン:プログラムや機能を表す小さな絵記号。クリックすると起動する。
5. カーソル:画面上で現在の位置を示す矢印や縦線。
インターネット関連編
6. ブラウザ:インターネットを閲覧するためのソフト。Google Chrome(クローム)やSafari(サファリ)、Microsoft Edge(エッジ)など。
7. URL:ウェブサイトの住所。https://から始まる文字列。「特選街web」はhttps://tokusengai.com/です。
8. クラウド:インターネット上にデータを保存したり、アプリケーションを実行できるサービス全般。いつでもどこからでもアクセス可能なのが特徴。
9. ダウンロード:インターネットからファイルを自分のパソコンに取り込むこと。
10. アップロード:自分のパソコンからインターネット上にファイルを送ること。
セキュリティ編
11. ウイルス:パソコンに害を与える悪意のあるプログラム。実際の病気のウイルスのように感染する。
12. ファイアウォール:悪意のある人からパソコンへの不正アクセスを防ぐ防壁。実際の防火壁のようにコンピューターを守る。
13. バックアップ:データの控えを別の場所に保存しておくこと。災害時の備えと同じ。
14. パスワード:アカウントを保護する秘密の合言葉。鍵のようなもの。
15. 二段階認証:パスワードに加え、別の確認手段を組み合わせる安全対策。二重の鍵のイメージ。
ハードウェア編
16. CPU:パソコンの頭脳。処理を行う中心部品。
17. メモリ(RAM):一時的にデータを記憶する場所。机の作業スペースのようなもの。
18. ハードディスク:データを永続的に保存する装置。本棚のようなイメージ。
19. SSD:高速なデータ保存装置。従来のハードディスクより速い。
20. USB:周辺機器を接続するための規格。差し込み口の形が特徴的。古くから使われているのはUSB-Aで最新の端子が小さいタイプはUSB Type-Cという。
オフィス作業編
21. コピー&ペースト:データを複製して別の場所に貼り付けること。
22. スクリーンショット:画面の状態を写真のように保存する機能。
23. PDF:どのパソコンでも同じように見られる文書形式。電子書類の標準規格。WindowsでもMacでもスマホでもレイアウトが崩れずに見られるのが特徴。対応アプリケーションはアドビ・アクロバット、Illustrator、Photoshop、Wordなど非常に多い。
24. スプレッドシート:表計算ソフト。Excelなどがこれにあたる。
25. プレゼンテーション:スライドショーを作成・表示するソフト。PowerPoint(パワーポイント/パワポ)など。
通信編
26. Wi-Fi:無線でインターネットに接続する技術。
27. Bluetooth:近距離の機器間で無線接続する技術。
28. LAN:限られた範囲内でのコンピューター接続網。
29. IP アドレス:インターネット上での住所のような識別番号。
30. ルーター:インターネット接続を複数の機器に分配する装置。
SNS・コミュニケーション編
31. SNS:交流用のウェブサービス。FacebookやInstagramなど。
32. ハッシュタグ:「#」で始まる検索用のキーワード。
33. アカウント:サービスを利用するための登録情報。
34. プロフィール:ユーザーの自己紹介や情報。
35. タイムライン:投稿が時系列で表示される画面。
モバイル関連編
36. アプリ:スマホやタブレットで動作するプログラム。アプリケーション。
37. タッチパネル:指で直接触れて操作する画面。
38. GPS:現在位置を特定する機能。
39. テザリング:スマホのインターネット接続をパソコンなどと共有する機能。
40. プッシュ通知:新着情報などを自動的に知らせる機能。
最新トレンド編
41. AI/生成AI/ChatGPT:人工知能。学習して進化するコンピューター技術。ChatGPTなどの「生成AI」はユーザーと対話しながら、文章などを作り出すことのできるAIを指す。
42. IoT:モノのインターネット。家電などがネットにつながる仕組み。
43. VR:仮想現実。専用ゴーグルで別世界を体験できる技術。
44. ブロックチェーン:分散型の安全なデータベース技術。
45. 5G:超高速の次世代モバイル通信規格。6Gも準備中。
■トラブル対応編
46. フリーズ:パソコンが動かなくなる現象。凍りついたように見えることから。電源ボタンの長押しで強制的に再起動することで再び動く可能性が高いが、トラブルの原因究明が必要。
47. 再起動:パソコンをいったん終了して再び起動すること。多くのトラブルが解決する。
48. キャッシュ:一時的に保存されたデータ。削除するとトラブルが解決することも。
49. セーフモード:最小限の機能だけで起動する診断用の状態。
50. システム復元:過去の正常な状態に戻す機能。
これでもう、説明されてちんぷんかんぷんにならない!
まずはPC操作を教えてもらう準備ができました。あとは説明してもらうだけ。基本的な用語さえわかっていれば、相手も教えやすくなるので、コミュニケーションも弾みます。PC得意者への第一歩を踏み出しましょう!
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