【100均ワッツ】袋で本当にご飯が炊けるの?防災用に「お米が炊ける袋 4枚入」は絶対ストックすべし

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特選街webでもかなり頻繁に100均アイテムをレビューしている筆者、100均が大好きなのはもちろん、アウトドアグッズや防災グッズも大好き。なかでも、過去の災害経験からご飯を炊くアウトドア&防災グッズには目がありません。そんな筆者が先日100均ワッツでみつけた「お米が炊ける袋 4枚入」を実際に購入・試してみました。その様子を報告します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

どんな状況でもご飯が炊けると安心

北海道胆振東部地震以来、どんな状況でもご飯が炊けることを重視

業務スーパーで買い物をしている際にみつけた「お米が炊ける袋 4枚入」(税別100円)。4枚入りなので1枚約25円とコストパフォーマンスも高いです。

いまから約4年前の2018年9月に北海道胆振東部地震とそれに伴うブラックアウト(大規模停電)を経験して以来筆者は「どんな状況でもご飯が炊ける」と安心します。

なにをいっているのか? と思う方も多いでしょうが、「電気がなくても」「外でも」「ガスコンロがなくても」などなど、災害といった困ったシーンで美味しいご飯を炊く方法をキープしておきたいのです。

実は北海道胆振東部地震の後くらいから、アウトドアグッズと似たような頻度で防災グッズのレビューを書くことが多いのですが、いろいろ試してみても、ズボラな筆者にいつ起きるかわからない災害のために、高いレベルでいつも備えておくことができないことを確信してしまいます。明日のためのスマホの充電すら、忘れてしまうタイプの人間なので……。

そんな筆者が現在たどり着いた現実的なローリング(?)ストックの非常食が白米です。2歳の息子と3人暮らしでも5kgもしくは10kgといった単位で購入。自宅に常にストックされているカロリーといえるでしょう。冷蔵している方も多いでしょうが、常温でもストック可能。しかもお米の状態なら100gで約350kcal。成人男性が1日に必要とするカロリーを約2,000kcalと考えると約600gで1日に必要なカロリーをカバーします。極論するなら、災害発生から72時間を耐えしのぐのに、大人3人でも10kgのお米が半分(約5kg)残っていれば、カロリー的には十分なわけです。

72時間(3日)くらいなら、最悪白米に塩をかけてでも我慢できそうです。しかし、生米では消化の問題もあり食べられないでしょう。そのため、筆者はどんな状況でもご飯が炊きたいのです。そして、車中泊用の車載炊飯器、アウトドア用のメスティンなど、さまざまなアイテムをテスト。気に入ったものはキャンピングカーなどにストックしています。

そんな筆者が近所の業務スーパーでの買い物の際に100均ワッツ(Watts)のコーナーでみつけたのが「お米が炊ける袋 4枚入」(税別100円)です。ちなみに100円ショップのワッツになじみのない方もいるかもしれませんが、「Watts」のほかに「meets(ミーツ)」「silk(シルク)」「FLET’S(フレッツ)」、「百圓領事館」などのブランドを展開する4大100均会社のひとつ。筆者の家の近くにも何店舗かが展開されており、悩むことなく、「お米が炊ける袋 4枚入」購入しました。

ワッツの「お米が炊ける袋 4枚入」を使ってみた

大きさも質感もちょっとツルツルした不織布マスクといった印象

袋から出した「お米が炊ける袋 4枚入」の1枚。約11cm×15cmでポリプロピレンを主原料とした袋です。ヒモのないマスクにもみえます。

パッケージから取り出すと、ちょっとツルツルした不織布といった印象の素材でできた袋が4枚入っています。大きさは約11cm×15cmと大きさも含めて、ヒモのとれたマスクといった印象です。

この袋のなかにお米を入れて、沸騰したお湯で約15分から20分茹で、そのあと同じように約15分から20分蒸らすとご飯が完成するといいます。

筆者としては、フタのない鍋だけといったシーンでもご飯を炊く方法として、非常に興味があったわけです。

袋のなかにお米を約1/2合入れて調理を開始

「お米が炊ける袋 4枚入」のなかに約1/2合のお米を入れたところ。使用時の目安としては茶わん中盛1杯分で1/2合(約75g)、茶わん大盛1杯分で2/3合(100g)だそうです。

大きさ約15cm×11cmの「お米が炊ける袋 4枚入」はマチが約4cmなので、それほど大量のお米は入りません。パッケージの説明によると約1/2合から2/3号程度を目安に袋のなかにお米を入れるのがよいようです。筆者は約1/2合入れてみました。

お米を「お米が炊ける袋 4枚入」に入れたあとは、袋上部の二重になった部分をひっくり返して、袋のクチを閉じます。お米がこぼれないようにしっかりとクチを閉じたら、これを沸騰したお湯のなかに入れて茹でます。

袋上部の二重部分をひっくり返して、袋のクチの部分にかぶせて、袋を閉じます。なかのお米が出てこない状態で沸騰したお湯のなかに。

沸騰したお湯で茹でること約20分

袋上部の二重部分をひっくり返して、袋のクチの部分にかぶせて、袋を閉じます。なかのお米が出てこない状態で沸騰したお湯のなかに。

「お米が炊ける袋 4枚入」に入れて、水のなかに沈めてお米に吸水させてから、茹でるのかと思ったのですが、沸騰したお湯にそのまま入れて、約15分から20分茹でるそうです。筆者は芯が残るといやなので約20分茹でました。

また、茹でるときの水の量については、特に説明がなったのですが「加熱中にお湯が減ってきた場合は、様子を見ながら水を足してください。」とパッケージに書かれていました。実際には茹でているときにお米が水を吸い、鍋にフタがないので蒸発量も多いので、水は多めに入れて、減ってきたら水を足しましょう。

20分茹でると「お米が炊ける袋 4枚入」の中に入れたお米が水を吸って、かなり膨らんでいるのがわかります。使う鍋は大きめがおすすめです。

フタ付きの容器に移して約20分蒸らす

フタ付きの鍋がある条件なら、その鍋で普通にご飯を炊けばいいので、雪平鍋から取り出した「お米が炊ける袋 4枚入」はフタ付きのプラスチック製保存容器に移動しました。

今回の「お米が炊ける袋 4枚入」でお米を炊くシチュエーションをフタ付きの鍋がない状態を想定しているので、フタなしの雪平鍋でお米を茹でたあとは、フタ付きプラスチックの保存容器に入れて、お米を蒸らしました。

お米を炊くというよりは茹でて蒸らしたといった感じです。日本風のご飯を炊くというよりは、茹でるといった印象でしょうか。

どの程度状態でご飯が仕上がっているのか、やや心配でしたが、20分蒸らしたあとに「お米が炊ける袋 4枚入」を破って、なかの状態を確認すると、予想以上においしそうに仕上がっていたので、感心しました。

約20分蒸らしたあと、「お米が炊ける袋 4枚入」を破って開けてみると、思った以上にしっかりとお米が炊けて? いました。

まとめ

とりあえずみつけたら買っておくのがおすすめ

見た目は悪くないのですが、食べると「ご飯」というより「ライス」といった印象の仕上がり。とはいえ、まずくて食べられないといった印象ではありません。

「お米が炊ける袋 4枚入」で炊いた? ご飯なのですが、筆者の印象としては、茹でたご飯といった感じです。炊飯器や土鍋、メスティンなどで炊くご飯は、お米と水をいっしょに煮て、水分を飛ばして凝縮するとイメージなのに対して、「お米が炊ける袋 4枚入」での調理方法はお米をパスタのように茹でて、お湯から上げて蒸らすといった印象。そのせいか、お米のうま味が凝縮されたといった感じではありませんでした。やや水っぽく、うま味が抜けた印象。残念ながら、ほかの方法でお米が炊けるなら、筆者はそちらを選択します。

しかし、筆者はいつでも常備されているローリングストックの非常食として白米を重視しているので、鍋のフタがない条件でもご飯が炊ける「お米が炊ける袋 4枚入」はキープしておきたい炊飯手段です。そのため、わずか100円という価格も含め、みつけたら購入してキープしておくことをおすすめします。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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