鍋やフライパンといった調理器具をいったいいくつもっていますか? 筆者もかなりの数、所有しているのですが、毎日のように使うものは4個前後です。そして、意外なことに、この4つのなかに我が家ではダイソーでわずか200円で購入した「イモノ四角取手付皿約12.5cm」がレギュラー入りしています。ダイソーの小さなイモノ調理器が筆者の家でお弁当からおつまみの調理にまで大活躍している理由をみなさんにご紹介します。
執筆者のプロフィール
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。
タマゴふたつでだし巻きが作れるフライパンを探していた
わずか12.5cmという大きさが筆者の要望にベストフィット
毎日お弁当を作っているという方は意外と多いのではないでしょうか? 筆者もそんなひとりです。しかし、我が家でお弁当を持って出掛けるのは、妻のみ。筆者は自宅で原稿を書いたり、写真を撮ったりすることが多いので、昼ご飯は自宅。息子は保育園の給食です。そのため、お弁当のために調理する量は、ひとり分なのでかなり少なめ。
この条件で筆者が困ったのはお弁当の定番・玉子焼き(だし巻きタマゴなのか、厚焼きたまごなのか、判断に悩むところ)です。ひとり分なので、多少息子の朝ご飯に流用するにしても、妻の昼食にタマゴを3つも4つも使いたくありません。コレステロールなどが心配になってしまいます。
そんな筆者が探していたのが、小さな卵焼き器。筆者の焼き方が悪いのかもしれませんが、普通のサイズの厚焼きタマゴ焼き器では、タマゴふたつで上手に厚みのある玉子焼きが焼けなかったです。そんな筆者はダイソーで「イモノ四角取手付皿約12.5cm」をみつけたときに、これならうまく焼けるのではと確信しました。
価格はわずか200円、ちゅうちょすることなく購入。実際に使ってみたわけです。
「イモノ四角取手付皿約12.5cm」200円を実際に使ってみた
小さくて鉄板の厚みもあるので、玉子焼きを焼くのに便利
筆者が「イモノ四角取手付皿約12.5cm」のような小さな角型フライパンを探していた最大の理由はお弁当用の玉子焼きを作るためです。それもタマゴふたつで。
これをコンプリートするために、実際にタマゴふたつで厚焼きタマゴ焼いてみました。フライパンの面積が狭いので卵液が大きく広がらず、少量のタマゴでも上手に厚焼きタマゴが作れます。「イモノ四角取手付皿約12.5cm」に変えてから、お父さんのタマゴ焼きは妻からも、息子からもさらに好評です。
調理の際のポイントは、玉子焼きを焼く前にしっかりと油を引くこと。筆者はティッシュなどを使ってヘリの部分までしっかりと油を引いています。また、鉄板に十分な厚みがあるので「イモノ四角取手付皿約12.5cm」を熱したあとは、弱火でタマゴを巻いていきます。
しっかりと厚みのある玉子焼きが完成するので、焼いている本人も楽しいです。
冷凍たこ焼きを表面パリッと仕上げるのにおすすめ
わずか200円で購入したダイソーの「イモノ四角取手付皿約12.5cm」。毎日お弁当のタマゴを焼くだけで十分じゃないという意見もあるでしょうが、筆者はさまざまなことに使っています。そのひとつが冷凍たこ焼きの温めです。
一般的に冷凍たこ焼きの温めは電子レンジでしょう。しかし、電子レンジで温めると表面パリッと、とは仕上がりません。そこで筆者は「イモノ四角取手付皿約12.5cm」にたこ焼きを並べて、魚焼きグリル入れて、温めています。
グリルの広さなどにもよるのでしょうが、筆者の家の場合、強めの弱火くらいの火力で少し時間をかけて温めるほうが表面が焦げすぎることなく、パリパリに、中までしっかり温まるようです。
なによりも電子レンジで温めたときと違って、表面がパリッと香ばしく仕上がるのがうれしいところ。最後に上にチーズなどをトッピングするのもありでしょう。
お弁当にもう一品プラスする少量の炒め物に便利
世の中にはひとり分のお弁当を作っている方は意外と多いのではないでしょうか? 実際にひとり分のお弁当を作っていると、よくあるミスが作り過ぎでしょう。筆者の場合、妻のお弁当に2〜3品くらいのおかずを入れてあげたいのですが、通常サイズのフライパンなどで調理すると1品の量が多すぎて、余ってしまうことがあります。
そこで、活躍してくれるのが「イモノ四角取手付皿約12.5cm」。一度に調理できる量が少ないので、それに合わせて材料を用意すると、ひとり分のお弁当にちょうどいい量が調理できます。
筆者の場合は、少量のお肉を炒めることが多いです。肉料理がひと品入るだけで印象がかなり違うので重宝しています。
オーブンでのおつまみ作りにも「イモノ四角取手付皿約12.5cm」を活用
取っ手部分まで鉄鋳物製の「イモノ四角取手付皿約12.5cm」は、調理しているときに取っ手まで熱くなるので不便に感じる方もいるでしょう。しかし、筆者はこれをメリットだと思っています。
冷凍たこ焼きを温めたときのように、そのまま魚焼きグリルに入れることもできますし、今回のようにオーブンにそのまま入れることもできます。我が家では「イモノ四角取手付皿約12.5cm」に適当なサイズにカットした鶏の砂肝や豚のタンなどを並べ、塩コショウ+あればハーブ調味料を加えて、オーブンでそのまま加熱。だいたい230度程度で12分くらい加熱するだけ、とても簡単です。
また、下になにか引いてあげれば、「イモノ四角取手付皿約12.5cm」のままテーブルに出して、アツアツを味わえるので晩酌などに最適。オーブンのなかもほとんど汚れないので、後片付けも簡単です。
まとめ
わずか200円で保管スペースも小さいので、ぜひ試してほしい
実は「イモノ四角取手付皿約12.5cm」をはじめてみたとき「100均はコスト削減のため、なんでも小さくするな〜、小さすぎると使いにくくない?」とも思ったのです。しかし、お弁当用にタマゴふたつで厚焼きタマゴを作りたいという目的があった筆者は「イモノ四角取手付皿約12.5cm」を購入。もくろみどおり、お弁当用の玉子焼きを焼くことに成功しました。200円であることを考えるとこれで十分以上なのですが「イモノ四角取手付皿約12.5cm」は予想以上に今も大活躍しています。
紹介したように玉子焼きだけでなく、炒め物はもちろん、オーブンや魚焼きグリルでの調理にも重宝しており、おすすめです。約12.5×10.5×2cmとコンパクトで台所でも邪魔にならないので、みかけたらひとつ購入してみてはどうでしょうか?