トランジスタアンプと真空管アンプの違いって何?

家電・AV

アンプは当初は真空管しか選択肢がなく、サイズや消費電力、発熱が大きいなど、課題も多くあった。そこにトランジスタが発明されたことにより、オーディオや家電製品は大きく進歩したが、現在も真空管アンプの音や雰囲気に魅せられた愛好家は多く、合理性で片づけられないのもオーディオの魅力といえる。

本稿は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

合理性で片づけられないのもオーディオの魅力

アンプの仕事は、音楽信号、つまり電力を増幅することだが、当初は、そのデバイスとして真空管しか選択肢がなかった。

真空管は電力を増幅できるという画期的な発明で、コンピューターなどさまざまな分野に利用されてきたが、サイズが大きい、消費電力や発熱が大きい、球切れのように信頼性に問題があるなど、課題も多くあった。

その欠点を補うべく発明されたのが、トランジスタだ。これにより、オーディオに限らずコンピューターや家電製品を大きく進歩させた。

もちろん、現在も、真空管アンプならではの音や雰囲気に魅せられた愛好家は多く、合理性で片づけられないのもオーディオの魅力といえる。

真空管アンプは、その見た目や音質に魅力を感じる人も多い。写真は、トライオード・TRV-88XR。

■解説/鴻池賢三(AV評論家)

※情報は記事作成時のものです。
※この記事は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)に掲載されています。

[別記事:【アンプのトレンド】アナログを介さずに増幅する「フルデジタルアンプ」が話題!→]

スポンサーリンク
家電・AV
シェアする
特選街web編集部

1979年創刊の老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とするWebマガジン「特選街web」( https://tokusengai.com/ )編集部。2023年6月よりブティック社運営。日常に役立つ知識、商品選びのコツから、お得な購入方法、上手な使いこなし方まで、読者の皆様の快適な暮らしをサポートする記事を作っています。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【偏差値40からの医学部合格】吉田沙保里が受験の不安にタックル! 『京都医塾』が整体、ジムまでサポートする理由【PR】
受験は不安と緊張、この勉強方法で良いのかという疑念との闘い。中でも狭き門の医学部受験を、偏差値40の段階から独自メソッドで合格に導いてきたのが医学部専門予備校「京都医塾」です。完全オーダーメイドのカリキュラムに加え、食事、整体、運動面まで受...

PRニュース

【アート】フランス国家功労賞騎士の称号を持つ「ホム・グエン」、待望の日本初個展を南青山のアートビルで開催。フランク・ミュラーとのコラボウォッチも展示
常に外見を超えた"人間像"を世界に示す独特の作風が特徴で、フランス国家功労賞騎士の受賞やフランク・ミュラーとのコラボ作品で話題の具象画/肖像画アーティスト、ホム・グエン。その待望の初来日の個展『Hom Nguyen exhibition "...

PRニュース