コンポ選びには「テーマ性」が大切だ。ソース機器、アンプ、スピーカーの3点セットで、いかに自分の求める夢の世界を表現するか。限られた予算の中で目標を高く掲げよう。あなたの「テーマ性」にフィットしたシステムに、ぜひ出会ってほしい。

本稿は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

今回のセレクトテーマ

①25万円でCDとFMラジオを聴こう!

②小さくても音はハイエンド。魅惑の北欧系ブランドを聴く

③生ジャズの熱気と現代的なサウンドをJBLで味わい尽くす

④人気急上昇のカナダハイエンドブランドに没入する

⑤オールジャパンで魂のサウンドを聴け!

⑥真空管アンプで愉悦のレコード再生を堪能する

「魅惑のコンポ」林正儀の推奨セット

コンポ選びには「テーマ性」が大切。目標を掲げ、それにフィットしたシステムに出会ってほしい

私事だが、10年ぶりにスピーカーを新調した。カナダブランドのパラダイム・Persona Bという、価格も音もデザインも〝尖った〟スピーカーだ。トールボーイ型は所有しているので、ブックシェルフ型が無性に欲しかった。そこで、自分なりに掲げたテーマが「コンパクトハイエンドで夢を見よう」である。

いつもいっていることだが、コンポ選びには「テーマ性」が大切だ。ソース機器、アンプ、スピーカーの3点セットで、いかに自分の求める夢の世界を表現するか。限られた予算の中で目標を高く掲げよう。

上のテーマリストを見てほしい。エアチェック世代には懐かしい「FMラジオ」や、人気再燃の「レコード再生」、「小さくても音はハイエンド」など、今のトレンドが反映されたチョイスに共感してもらえるはずだ。

テーマ①のラジオリスニングは、ネットやスマホ利用が増えている中、あえて電波をとらえて聴くというスタイルがカッコいい。昔なら専用チューナーだったが、今は、CDプレーヤーと一体化したコンパクトモデルも登場している。

また、テーマ②は、宝石のようなマイクロハイエンドシステムを主役にした。北欧メーカーを中心に、透明感のある音のスピーカーやプレーヤーを選んでみたが、実際に聴いてみても、キラキラとした質感の美しさにほれぼれする。

このように、まず主役となるコンポを決めたのち、その魅力を引き出してくれる(と思われる)製品のチョイスにかかるのが林流である。スピーカーがいちばん音の支配力が強い(たぶん70%以上)のを承知のうえで、アンプや音源機器にも広く入念な目配りをしたいものだ。

このほか、「アナログ」や「オールジャパン」など、毎度のテーマセレクトとなっているが、新たな組み合わせに、いつもワクワクする。例えば、テーマ⑥で紹介するアナログプレーヤーと管球アンプは、意外にも新しい世代の音作りなのだ。鮮度が高く、ノラ・ジョーンズの都会的でスモーキーなボーカルに浸ることができた。

あなたの「テーマ性」にフィットしたシステムに、ぜひ出会ってほしい。

■解説/林正儀(AV評論家)

※情報は記事作成時のものです。
※この記事は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)に掲載されています。



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