【林正儀セレクト】魅惑のコンポ(5)オールジャパンで魂のサウンドを聴け!

家電・AV

日本国内で音づくりの感性を磨き続ける頼もしいブランド、クリプトンとデノン、マランツがオールジャパンでタッグを組んだシステムだ。いずれも2022年に登場した気鋭の選手たちである。まっすぐで妥協のないサウンドに感動する。音場のS/Nや生々しいニュアンス表現は世界に通用するレベル。いや、それ以上と見た。

本稿は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

[別記事:【林正儀推奨】おすすめコンポ6セットはコレ!テーマ性を大切に目標を掲げよう→]

スピーカー クリプトン「KX-3SX」

日本
実売価格例:43万7800円(ペア)
●幅224mm×高さ380mm×奥行き319mm
●10.8kg(1本)

クリプトンのエースモデルKX3シリーズの6世代目。ワンダーローズ仕上げが美しい、最新の170ミリウーハー搭載の2ウェイスピーカーだ。

CDプレーヤー マランツ「CD60」

日本
実売価格例:10万4500円
●幅442mm×高さ129mm×奥行き396mm
●8.0kg

あえて機能をそぎ落とし、CD専用に特化した新時代のプレーヤーだ。オーディオ専用のドライブメカや、高速のHDAM-SA2モジュールを採用。

プリメインアンプ デノン「PMA-1700NE」

日本
実売価格例:20万7900円
●幅434mm×高さ135mm×奥行き410mm
●17.6kg

PMA-A110直系のUSB DAC搭載プリメインアンプだ。Advanced UHC-MOSなどの高音質回路を惜しみなく投入している。

組み合わせ価格:75万200円

オールジャパンで魂のサウンドを聴け!

専門メーカーが数えるほどしかない昨今の国内オーディオ事情。だが、音づくりの感性を磨き続ける頼もしいブランドがある。

その代表であるクリプトンとデノン、マランツが”オールジャパン”でタッグを組んだシステムだ。いずれも、2022年の春〜秋にかけて登場した気鋭の選手たちである。

クリプトンのKX-3SXは、エースモデル、KX-3シリーズの第6弾。クリプトンの3つのコアテクノロジーを生かした高音質設計というわけで、磁気回路は「アルニコマグネット」、エンクロージャーは「密閉型」、ウーハーはドイツ「クルトミュラーのパルプコーン」を贅沢にも搭載。

35ヘルツのボトムから50kヘルツまで伸びた超広帯域設計だが、いちばん驚くのはつやつやと輝くビューティフルな木目だろう。今回は、高級ワンダーローズの突き板で、盛り上がるほど厚めに貼り付けてある。

この仕上げの影響は予想以上で、ハイレゾを優にカバーするワイドレンジと、豊潤な中音域が魅力的。全体につやがあって、生き生きとした音楽の躍動感とみごとに両立させている。

ドライブ役は、デノンのPMA-1700NEがまさに適役だ。A110直系のUSB DAC搭載プリメインアンプで、数々の高音質回路を惜しみなく搭載。アドバイスとしては、デジタル回路をオフにしてピュアなサウンドにする「アナログモード」でぜひ聴いてほしい。

CDプレーヤーは、はやりのネットやSACD再生機能さえ外してしまったマランツ・CD60の潔さを買おう。

この組み合わせは、侍ジャパンらしい魂の音だ。まっすぐで妥協のないサウンドに感動する。音場のS/Nや生々しいニュアンス表現は世界に通用するレベル。いや、それ以上と見た。

ダイアナ・クラールのささやくような声に温もりを感じ、ピアノは繊細そのもの。ふわっとステージが広がって、キラキラしたストリングスに包囲された感触だ。ジャズは密閉型らしいタイトで、もたつきのない音。力強く鮮やかな鳴りっぷりだ。マーラー「復活」では、壮大な音のキャンバスに聴きほれてしまった。ブックシェルフ型であることを忘れそうだ。

■解説/林正儀(AV評論家)

※情報は記事作成時のものです。
※この記事は『極上 大人のオーディオ大百科 2023』(マキノ出版)に掲載されています。

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