【100均の車載用スマホホルダーのおすすめ】いろいろ試して最終的にこの2つ!なぜ私が2台を使い分けるのか

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フォトグラファーライターという職業上避けられないのですが、筆者はあまりクルマの運転が得意ではないのに、先日も4泊5日で約1,400km真冬の北海道を走ってきました。そんな筆者にとって必須のカーアクセサリーが「スマホホルダー」です。大好きな100均で新しいものをみかける度に、試しに購入しては、気に入った物に更新してきた結果、現在のダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」&セリア「車載スマホホルダー クリップ式」に2台体制になっています。その理由や使い分けの理由などもご紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

カーナビ機能は絶対的にスマホ派

雪道での運転では知っているルートでもカーナビを使う理由

カーナビで、次やその次のカーブがどのくらい、どのように曲がっているか、わかるだけで雪道の運転はけっこう楽になります。

北海道に住んで約10年、いまでは運転しない日は、ほとんどないほどクルマ生活になじんだ筆者ですが、実は30代後半まで完全なペーパードライバーでした。そのため、いまだにクルマの運転には自信がありません。特に北海道では問題になる冬の雪道は、慣れてきても注意して走らないと危険なわけです。

そんなときに運転の上手な知人から受けたアドバイスが「カーナビを使いなよ」でした。それまでルート案内としか思っていなかったカーナビですが、知人が言うには「カーナビの地図を確認すれば、次のカーブがどの程度、どんな風に曲がっているのか、それに対して次の次のカーブはどういう形なのか? といった情報が道が見える前に確認できるから、どんな速度で、どんなポジションで、どういうルートで走ればいいかを想定できるよ」というのです。

確かに言われるとおりで、雪道だけでなく、山道や普段の走行にもこれらの情報はとても役立ちます。以来、よっぽど慣れた道以外は、どこかに行くときは必ずカーナビを使うのが習慣になっています。

AppleのCarPlayなどにカーナビが対応していると、スマホホルダーを使う必要がなく、便利なのですが……。

筆者はコンパクトSUVとキャンピングカー、これに母の軽自動車、さらに自動車関連の仕事をする知人の会社のクルマなどに乗ることが多いのですが、だいたいすべてのクルマにカーナビは着いているものの、それぞれ操作方が違ったり、地図データが更新されていなかったりと使い勝手が悪いわけです。

しかも、実際にカーナビ機能を使って走行すると、同じように「まもなく左折」というアナウンスが行われても、実際に曲がるべきタイミングが違うなど、それぞれのクルマに搭載されたカーナビとあうんの呼吸といえるレベルになるのは、ほぼ不可能といえるでしょう。

そこで筆者は、普段から操作に慣れていて、必ず持ち歩いているスマホをカーナビとして使っています。するとクルマがAppleのCarPlayといった機能に対応していない限り、だいたいスマホホルダーが必須となります。筆者の場合、コンパクトSUVはCarPlayに対応しているので、メインでスマホホルダーを使うのはキャンピングカー、車種はトヨタのひとつ前のカムロードです。このカムロードで使いやすく、ほかのクルマにも汎用性が高く、忘れてきても、笑って済ませられるくらいの低価格であることが、筆者がいつも探しているスマホホルダーの第一条件といえるでしょうか。

スマホホルダーに求める筆者の条件

安いだけでなく、くり返しの脱着に強く、持ち歩きにも便利なものを

さまざまな条件をクリアしていたため、実際に購入したセリア「車載スマホホルダー クリップ式」のパッケージ。

ダイソーやセリア、キャンドゥなど、主要な100均だけでも、かなりの数のスマホホルダーがラインアップされています。そして、かなり頻繁に新製品が投入されるので、いくら筆者が100均好きでもすべての製品を購入して試すのは不可能でしょう。そこで筆者は購入してみるスマホホルダーにいくつかの条件を設定しています。

1つはスマホホルダーをクルマに固定する際に両面テープや粘着式の吸盤のようなものを使うタイプは買わないこと。別に両面テープや粘着式の吸盤などが悪いわけではないのですが、筆者の場合、移動した先でクルマを乗り換えて、クルマからクルマにスマホホルダーを移動することが結構あります。この際に両面テープや粘着式の吸盤などを使用するタイプは移設が困難なものが多いので候補から除外しているのです。

2つめにiPhone Plusサイズの大きさでもホールドできること。普段からカーナビの代わりに使うにはある程度の画面サイズがほしいのと、筆者がiPhone Plusユーザーなので、最低このクラスがホールドできるスマホホルダーが必要であるためです。

これらの条件を満たしながら、実際に使っても簡単に外れて落ちたり、使い勝手が悪かったりしないものを厳選してきた結果、筆者がキャンピングカー(旧型カムロード)で愛用しているスマホホルダーはダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」&セリア「車載スマホホルダー クリップ式」となっています。

ダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」100円

シンプルなクーラー吹き出し口差し込み式が予想以上に便利

クーラーの吹き出し口に差し込んで使うタイプのスタンダードなスマホホルダーです。スマホを固定する部分が大きいのがポイントになっています。

クーラーの吹き出し口に差し込むタイプのスマホホルダーを使っている人は多いのではないでしょうか? しかし、写真のダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」のようにスマホのホールド部分が複雑なものではなく、もっとシンプルなバー状になっており、バネの力でスマホをホールドするもののほうがメジャーでしょう。実は筆者もそのタイプのシンプルなクーラーの吹き出し口差し込み式のスマホホルダーも持っています。しかし、そのシンプルなタイプの場合、キャンピングカーのカムロードのようなトラックタイプのクーラーの吹き出し口にセットすると、だいたい下向きに大きく傾いてスマホが固定されてしまい、視認性が大きく損なわれます。そこで筆者はスマホをホールドする部分の面積が大きいダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」をクーラーの吹き出し口の下側に差し込んで固定することで、吹き出し口やスマホの画面が大きく下に傾かないようにしています。これはとても便利です。

実際にクーラーの吹き出し口に差し込んで固定するときに、スマホを固定する部分のパーツが大きいので、この部分で吹き出し口が傾かないように固定しています。

筆者はキャンピングカーで冬の北海道の雪道を1日に10時間近くも走ることがあるので、かなり振動も多く、それまでも100均で購入した多くのスマホホルダーが振動などに耐えきれず、ホルダーごと外れたり、スマホが落ちてしまったりしました。しかしダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」の差し込み部分は十字の切れ込み部分の隙間の幅が縦横で異なり、回転も可能。筆者の場合、厚い横のスリット部分に隙間の幅が広いほう、薄い縦のスリットに幅の薄いほうを差し込むことで、よりしっかりとクーラーの吹き出し口とスマホホルダーを固定しています。この結果、先日も雪道を7時間ほど走行しましたが、スマホやスマホホルダーの落下はありませんでした。これで100円なのですから、とても優秀です。

そんなダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」にも不安がないわけではありません。意外な弱点ですが、ちょっと見づらいのです。クーラーの吹き出し口の下側に固定しなくてはいけないので、取り付け位置が制限されます。そのため普段からドライバーからみるとハンドルの影になって少し見づらいのに加え、ダッシュボードのほとんど奥行きのないトラックでは天気のよい日には直射日光などが当たり、視認性が低下することがあるのです。そこで追加で購入したのがセリア「車載スマホホルダー クリップ式」です。

セリア「車載スマホホルダー クリップ式」100円

ダッシュボードからは簡単に外れ落ちたが、サンバイザーで使用が便利!

写真上部のバネ式クリップ部分でスマホを挟んで固定、下の部分のプラスチック製のクリップ部分でダッシュボードなどを挟んでクルマに固定する構造です。

パッケージの写真のように運転席のスピードメーターの上、ダッシュボードにクリップで挟みこんで取り付けると位置的に非常に見やすいのではないかと購入したセリア「車載スマホホルダー クリップ式」100円。購入価格が100円なので、別に怒りなどは感じませんが、筆者のカムロードの場合、北海道の雪道をしばらく走ったら、簡単に脱落しました。運転席の足元にスマホとスマホホルダーが落ちるのは運転中などはとても危険なので「もう使わない」と思ったのですが、もう1つの取りつけ場所としてサンバイザーが解説されていたのです。

重みでサンバイザーが動いたり、脱落したりすると危険だと思ったのですが、サンバイザーの位置に取り付けると昼間でもダッシュボードのように直射日光が当たる心配がないので、視認性がよくなります。それだけでも確認しようとサンバイザーに装着してみると、確かに見やすい、しかもダッシュボードに装着していたときように脱落もありませんでした。

筆者のキャンピングカーの場合、ダッシュボードへの取り付けはあまりうまくいきませんでしたが、サンバイザーにはしっかりと固定できました。

ある意味普段はダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」で十分なのですが、視認性に不満を感じるときや天気がよすぎて明るすぎてスマホの画面が確認しづらいときなどはセリア「車載スマホホルダー クリップ式」にスマホを固定するといった使い分けを行っています。

またセリア「車載スマホホルダー クリップ式」はその構造からテーブルのような板にもスマホを固定できるのですが、これを利用して息子といっしょにキャンピングカーで出掛けるけときは後部座席のチャイルドシートに乗っている息子の前にテーブルにスマホを固定するのにもセリア「車載スマホホルダー クリップ式」を使っています。これは購入時にはまったく考えていなかった使い道ですが、とても便利です。

キャンピングカーの後部座席にあるキャビン部分のテーブルにも固定できるので、チャイルドシートに座っている息子の前にスマホを固定するのにも使えます。

まとめ

コストパフォーマンスの高い100均スマホホルダーは2台使いでより便利

残念ながら、筆者は1台のスマホホルダーですべて満足といった状態ではありませんが、2台使うことで不満はかなり少ない状況です。

なくしたり、壊したり、試してみて使い勝手が悪かったりしても、あまりの腹の立たない100均のスマホホルダーは気になるものはドンドン試してみる主義です。意外なものが思う以上に実用的だったり、すごくいろいろ考慮されていそうなのに実際に使うと実用的でなかったり、と案外楽しいものです。これが1つ数千円だと笑い事ではありませんが、100円なら失敗しても笑い事で済むのがいいところでしょう。

そうやって、いくつものスマホホルダーを試してきた結果、現在筆者はキャンピングカー(カムロード)用としてはダイソー「車用スマートフォンホルダー 差し込み式」とセリア「車載スマホホルダー クリップ式」の2台体制使いわけというスタイルにたどり着きました。今後も、さらによさげなものがあれば、ドンドン試しますが、現在はかなり満足している状態でもあります。現在のスマホホルダーに不満のある方はどうせ100円なので、ぜひ試してみてください。

最後に気を付けていただきたいのが、スマホホルダーの場合、車種や取り付け位置、使い方などによっては道路交通法などに抵触することがありますので、そのあたりはご自身の車種などで問題がないか? といった点をしっかりと確認してから使ってみてください。当たり前ですが、運転中のスマホの操作などは絶対に行ってはいけません。安全で快適な運転環境をぜひ目指してみてください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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