【2023年】ChatGPTとCopilot(旧 BingAI)の違いは?両者の違いを徹底解説

生成AI

「ChatGPTとCopilot(旧 BingAI)は何が違うの?」「2つの違いが知りたい!」

これらの疑問を解決します。

日常生活やビジネスにおいて、さまざまな場面でAIが使われるようになりました。AIと言えば、真っ先にChatGPTを思い浮かべる人が多いと思いますが、Copilotというのもあります。ChatGPTもCopilotも生成AI(人工知能を使ってデータを生成する技術)なので、どちらを使えばよいか迷う人もいるかもれしれません。
そこで今回は、ChatGPTとCopilotの違いについて解説します。本記事を読めば、「ChatGPTとCopilot、どっちを使えばいいの?」という迷いがなくなるはずなので、ぜひ参考にしてください。
なお、ビジネス向けの「Copilot for Microsoft 365」もありますが、ここでは一般ユーザー向けのCopilotについて説明します。

※2023年11月15日に「BingAI」が「Copilot」にブランド名変更になりました。

ChatGPTとCopilotの違い5つ

ChatGPTとCopilotの違いは下記のとおりです。

  • 特長
  • 利用料金
  • 情報の鮮度
  • プラグイン
  • メッセージ回数

それでは順番に解説しましょう。

特長

ChatGPTとCopilotは、特長に違いがあります。

ChatGPTは、アメリカの企業OpenAIが開発したAI技術です。会話の対応能力が高く、コミュニケーションにおける強みを発揮します。聞きたいことや調べたいことがあったときに、まるで人間と会話しているかのように返してくれるのが特徴です。

一方、CopilotはExcelやWordでおなじみのマイクロソフト社が開発したAI技術です。検索エンジン「Bing」を利用し、Web上にあるサイトから最新情報を収集して回答してくれます。そして、どのサイトを元にした情報であるかもわかるようになっています。

試しに、「ChatGPTとは」と聞いてみましょう。

ChatGPTで「ChatGPTとは」を聞いてみると、文章で答えてくれます。

Copilotで「ChatGPTとは」を聞いてみると、Web上のサイトから情報を収集して回答します。下部には参考サイトのリンクが表示されています。(※旧 BingAI上の画面です。以下同)

また、Copilotには画像生成機能もあります。たとえば、「白い猫の絵を生成して」と入力すると、次のような画像を用意してくれます。ただし、利用するにはブラウザの「Edge」で、マイクロソフトアカウントでのログインが必要です。

なお、最新のChatGPTのGPT-4では「DALL-E」というツールを使うことで画像生成が可能です。

利用料金

2つ目の違いは利用料金です。ChatGPTには、自然言語処理モデルの「GPT-3.5」または「GPT-4」が搭載されています。「GPT-4」は「ChatGPT Plus」という有料プランとなり、月額20ドルが必要です。

一方、Copilotには「GPT-4」が搭載されています。そのため「GPT-4を使いたいけど、課金はしたくない」という方は、Copilotがおすすめです。Copilotなら無料で使うことができます。

情報の鮮度

ChatGPTとCopilotは、情報の新しさが異なります。ChatGPTの場合は、「GPT-3.5」が2022年1月まで、「GPT-4」が2023年4月までのデータがもとになっているので、最新の情報を得られない場合があります。
Copilotは検索エンジンで情報を収集するため、最新情報を取得できる確率が高いです。

たとえば、2023年7月にリリースされたSNS「Threads」について調べたい場合は、ChatGPTでは回答してくれないのでCopilotを利用します。


ChatGPTはSNSの「Threads」について答えられない


Copilotは参考サイトを元に答えてくれる

プラグイン

ChatGPTとCopilotは、プラグインの観点で大きな違いがあります。プラグインとは、足りない機能を補うために使うプログラムのことです。ChatGPTの有料版では、各自がサードパーティ製のプラグインを追加して使うことができます。たとえば、ChatGPTの回答の質を上げる「Prompt Perfect」やレストラン予約の「OpenTable」などです。
それに対してCopilotは、プラグインが組み込まれており、ChatGPTのようにインストールできないため汎用性が低いです。

目的や用途に応じてAI機能を充実させたい場合は、プラグインが使えるChatGPTをおすすめします。

メッセージ回数

ChatGPTとCopilotは、1件あたりのメッセージ回数に違いがあります。
ChatGPTのGPT-3.5は、無制限です。ただし、アクセスが集中すると使用できない場合があります。有料のChatGPTのGPT4の場合は、3時間ごとに50回までのやり取りが可能です。
一方Copilotは、1件のチャットで30回のやり取りが可能です。30回を超える場合は、新しいチャットを作成することになります。ただし、ログインしないで使う場合は10回までです。

ひとつの会話で30回以上のメッセージを送るケースは少ないので、メッセージ回数はあまり気にする必要はないですが、回数を気にせずに無料で使いたい場合は、ChatGPTのGPT-3.5の利用をおすすめします。

ここまでChatGPTとCopilotの違いについて解説しましたが、実際にそれぞれがどのような人におすすめかを紹介しましょう。

ChatGPTはこんな方におすすめ


ChatGPTは、下記に該当する方におすすめです。

  • コーチングやアイデアの壁打ちがしたい
  • ブログ記事やシナリオなどの創作物に生成AIを利用したい
  • プラグインを重視している

ChatGPTは人間らしい会話が可能で、コミュニケーションにおいて強みのある生成AIです。そのため、コーチングやアイデアの壁打ちなどに適しているでしょう。特にブログ記事やシナリオなどの制作に適したAIです。人間らしい会話や創作物を求めている方は、ChatGPTがおすすめです。

Copilotはこんな方におすすめ


Copilotは、以下に該当する方におすすめです。

  • GPT-4を無料で利用したい
  • 最新情報を取得したい
  • 情報源を明確にしたい

ChatGPTと違って検索エンジンの機能を利用しているので、最新の情報を取得できます。また、回答の「詳細情報」欄に情報元のリンクが表示されるので、簡単に情報源をたどれます。

上記の強みを考慮すると、情報収集が目的であればCopilotがおすすめです。

まとめ

ChatGPTとCopilotを比較してきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
最後に、両者の違いを表にまとめたので参考にしてください。2つの違いを理解したうえで使い分ければ、求めている情報を迅速に入手でき、仕事の効率を大幅に向上させることができます。

※表中の「BingAI」は「Copilot」です。

今後もAI技術は進化し続けますが、まずは本記事の内容を参考にして、ChatGPTとCopilotの両方を使ってみてください。

執筆:東島優太  編集:桑名由美

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