この秋タイガーから登場した新型トースターは、トーストや惣菜の温め直し、オーブン調理はもちろん、パンのリベイクも上手にできる器用な一台。発表会の試食では、感動の味も体験できました。その実力と特徴をレポートします!
タイガーは魔法瓶だけじゃない!トースター「やきたて」ブランドの歴史
タイガーのトースターは歴史が長く、「やきたて」ブランドは今年で45周年になります。その間に培った技術やノウハウを集約したのが、今年10月に発売した最上位モデル『KAV-A130』(37.7×38.5×24.5(cm)/税込 29,800円/10月発売)。トーストや惣菜の温め直しのほか、冷凍状態からのリベイクも得意な製品となっています。では、ポイントをみていきましょう。
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簡単にリベイクできる自動メニューを搭載
リベイクに注力した本品は、「クロワッサン」「そうざいパン」「フライ」の3つの自動メニューを搭載しています。それぞれに適した焼き上がり温度と時間をプログラムすることにより、ボタンを選ぶだけで理想的な状態にリベイク。簡単操作で、焼きたて・作りたてのようなおいしさが自宅で味わえます。
しかも冷凍の状態からも上手にリベイクができるのが嬉しいポイントです。一般的に冷凍パンをリベイクするには、一度レンジで温めてからトースターを使ったり、トースターで加熱して余熱で数分温めるなどひと手間必要ですが、本品は「常温/冷凍」のボタンを選べば1発でOK。電車の乗り換えなしに目的地へ直行するような気持ちよさで、スムーズに仕上げられます。
食べ比べてわかるトースターの実力
デモンストレーションでは、従来品のトースターを使ったリベイクパンの味比べがありました。
写真の①は14年前のトースターでリベイクしたクロワッサン、②は新製品の「クロワッサン(冷凍)」コースでリベイクした冷凍保存クロワッサン、③は「クロワッサン」コースで温めた常温保存のクロワッサンです。
食べてみたところ、①は表面がパサパサと焦げっぽく中は冷たいままでしたが、②と③は真ん中がもっちりで外側はサクッと香ばしく、バターの香りも楽しめました。 特に②は、冷凍からこんなに上手にリベイクできるのがビックリです。同行したパン好き編集者Tさんもかなり気に入った様子。「クロワッサンのリベイクは中が水っぽくなるけど、新製品でリベイクしたパンは外がサクサクして中はもちふわジュワッとしてて、本当に感動しました。特に冷凍保存の②は水分が多く含むせいか、より芳醇に感じました。バターの風味も最高潮な状態で味わえたと思います」と、アツい感想を聞かせてくれました。
続いて、14年前のトースターと新製品の「そうざいパン」メニュー、それぞれで温めたソーセージパンの試食も行われました。
①の従来品で温めたものは全体的にシナッとして元気がありませんでしたが、②の新製品で温めたものは熱々でパンが香ばしく膨らみ、ソーセージの皮もパリッとした歯触りに。「パン自体はわかるんですけど、中のソーセージのパリンって歯応えも蘇らせるんだっていうのがびっくりしました。熱々のでき立てパンみたいでおいしかったです」(パン好きのTさん)。
今回はベーカリーショップのパンでしたが、コンビニで売っているお手頃なソーセージパンをリベイクしてもグンとおいしくなるそうです。
加熱の鍵を握っているのが、熱風コンベクションと遠赤外線ヒーターです。熱風コンベクションは、油を使わずに揚げ物が作れるノンフライヤーにも使われている機能。高温の熱風で食材の表面を素早く焼いて中に水分を閉じ込め、表面をサクッ&中はしっとりと仕上げます。遠赤外線ヒーターが中までしっかり加熱するので、惣菜パンの具材などもしっかり温められるんですね。
この加熱方法はトーストにも有効で、外側がサクサク&中はもっちりと焼き上げることができます。4枚焼きで一度にたくさんトーストできるから、ファミリーの朝食にも活躍。
焼き色5段階調節機能で最大40通り(トーストメニュー選択時)の焼き方をができるので、パンの種類や好みに合わせた焼き方ができますよ。また、温度機能とタイマーを利用すればコンベクションオーブンとしても利用可能。庫内が狭いので予熱の必要がなく、クッキーやスポンジケーキも気軽に作れます。
いつでも焼きたてのようなパンが自宅で食べられる夢のようなトースター
よく使うボタンが前面に並んでいて、わかりやすくて使いやすい『KAV-A130』。リベイクが失敗なく簡単にできるから、年配の方も安心して操作ができそうです。トースターに水をセットしなくても美味しく仕上がる仕様なので、ズボラな人にもぴったり。自宅で手軽に美味しいパンが食べたいという人は、一度チェックしてみてくださいね。
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