ヘッドホンが相変わらずの人気で、昨今はワイヤレスタイプも盛り上がりを見せている。ここでは、今どきのヘッドホン選びのポイントを、簡単にまとめてみた。

❶今や「ブルートゥース」が主流! 「aptX HD」「LDAC」対応ならハイレゾ相当!

iPhoneがヘッドホン端子を撤廃したことで、ワイヤレスタイプのヘッドホンがぐっと注目を高めている。

ワイヤレス伝送規格のブルートゥースは、スマホやノートパソコンでは幅広く採用されており、さまざまな機器と接続できることが大きなメリットだ。

ブルートゥース対応のワイヤレスヘッドホンやイヤホンは以前からあったが、音声信号をSBCという圧縮方式(コーデック)で伝送するため、音質劣化を気にする人からは敬遠される傾向にあった。

しかし、近年はSBCよりも音質のいいコーデックであるAACやaptXを採用する機種が増加。しかも最近では、ハイレゾ音源に迫る高音質を実現したaptX HDやLDACといったコーデックも登場。ワイヤレスでの高音質化がますます進んでいる。

ブルートゥースの主なコーデック

画像: ブルートゥースの主なコーデック

こうした動きと合わせて、ヘッドホンメーカーも、ワイヤレスで音のいいモデルを発売するようになり、以前と比べると、ワイヤレスでもかなり高音質になってきている。

コンパクトなイヤホンタイプでは、左右のイヤホンさえも分離した完全ワイヤレス型も登場するなど、タイプもさまざまで、使い方に合わせて選べる。屋外で軽快に使えるのはもちろんだが、屋内でもなかなか快適に使えるので、この機会に試してみることをおすすめする。

ラディウス
HP-BTL01K
実売価格例:1万6170円

LDACを採用しているラディウスの首掛け式タイプ。

オーディオテクニカ
ATH-DSR9BT
実売価格例:6万3590円

aptX HDに対応したオーディオテクニカのオーバーヘッドバンド型。

❷ドライバー、ハウジング、フィット感などをしっかりチェック!

ヘッドホン選びで重要になるのは、まず、音を出すドライバーユニット。

ダイナミック型やバランスド・アーマチュア(BA)型などの方式の違いがあり、同じ方式の中でもかなり差があるので、じっくりと吟味したい。

ダイナミック型は、大口径ほど低音の再現が有利となるが、あまり数値にこだわりすぎず、自分の耳で確認することが重要。

BA型は、帯域ごとに複数のドライバーを使うことが多いが、数が増えると価格も高くなるので、音のよさと価格のバランスを見極めたいところだ。

次に、ハウジング。使用する素材や形状などに気をつけよう。

例えば、剛性の高い金属性素材のものは、音質的にも優位で見た目の質感にも優れている。半面、重くなるという弱点もある。

なお、サイズやデザインなどは、見た目にもかかわる部分なので、音質だけでなく、質感や形状などもよく吟味して、好みに合わせて選ぶといいだろう。

例えば、ソニーのMDR-Z1Rでは、ハウジングに音響レジスターを加えて不要な共鳴を排除。開放感のある音を実現している。

忘れてはいけないのが、装着感だ。長時間使用を前提に、装着したときのフィット感を確かめたい。

オーバーヘッドバンド型ではしっかりと頭部に固定でき、重さを感じにくいモデルが快適に使える。

イヤホン型では、外れにくさや耳穴への収まり具合をチェックしよう。いずれも、実際に試聴してみるのが大切だ。

❸ケーブルタイプならケーブル交換がもはや常識。音質向上を目指して「リケーブル」がおすすめ!

イヤホンやヘッドホンで着脱式のケーブルを採用しているのは、もともとはケーブルの断線など、故障に対応しやすくするためのものだった。

しかし、今は、音質のいい交換用ケーブルが数多く登場し、音質向上のためにリケーブル(ケーブルの交換)をする人も増えている。

リケーブルで注意すべきなのは、接続端子の形状だ。

オーバーヘッド型はステレオミニ端子のタイプが、イヤホン型はMMCX端子が主流だが、独自の端子を採用するものも多い。この場合は、専用のケーブルが必要で、端子が異なると接続はできないので、購入前にしっかりと確認しよう。

また、リケーブルでは、バランス出力を持つ機器と接続できるケーブルや、iPhoneのLightning端子と接続するタイプもある。

バランス接続はさらなる高音質化を期待できるし、Lightning接続はiPhoneと手軽に接続できるほか、音声操作に対応するなど使い勝手も向上している。

とにかく、ケーブルを替えるだけで音質はびっくりするほど変わるので、対応ヘッドホンを使っているならば、ぜひとも検討してみよう。

画像: イヤホン型でもMMCX端子を採用するモデルなら、豊富な交換ケーブルから好みのものを選ぶことができる。

イヤホン型でもMMCX端子を採用するモデルなら、豊富な交換ケーブルから好みのものを選ぶことができる。

解説/鳥居一豊(AVライター)

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